発達障害について知らない人が多すぎて、当の本人や家族を取り巻く環境がとても不敏であることに、気づかされることが多い。

知らなくて当たり前なのかもしれない。

説明しようにも、個々に違いがあって具体的に話せないし、発達障害にはいろ色種類があって、LDとかAD/HDとか自閉症とかアスペルガーとかトゥレットとか吃音とか・・・
って説明すると長すぎてわかってもらうには長い時間を要する。

自分の子供が発達障害の疑いも無いならなおの事、発達障害の可能性があるとしても、認めない、まさかと思い信じない人がほとんどなんだって事はよくよくわかっている。

説明したって、理解してもらえない。
それぞれの家庭事情があって、それぞれの考え方がある。

「発達障害」という問題に直面しない限り、そのことについて触れようとも考えようともしない、それが当たり前なのかもしれない。

でも、わかってほしい。

発達障害で悩んでいるのは、苦しんでいるのは、周りを取り巻く人でも、教育者でも、両親でもなく、当の本人であること。

「あの子」が暴れるから、うちの子のクラスが荒れて、学力が落ちる、とか、「あの子」がとにかく泣きわめくから、みんなの活動に支障が出るとか。

「あの子」はね、好きで周りを乱してるわけではないんだよね。
本当はみんなと同じようにしたくて、頑張っているのに、脳がいうこと聞かなくて、だから体も思うように動いてくれないんだよね。

それを四方八方から責められてもどうする事も出来ない。

「誰かさん」が人参が嫌いなのと同じで、発達障害の子は、「同じ」が苦になるんだよね。


そして、発達障害は生まれ持った脳機能の障害であって、親のしつけとか、外傷後ストレス障害(PTSD)ではないって事もよくわかってほしい。

よく、自閉症の事を「親のしつけが悪かったせい」とか、「虐待したから自閉症になった」とか、そういう方がいるけれど、そうじゃない。

「自閉症」という文字を見ると、あたかも「自分で心を閉ざしてしまうような辛い思いをして育った」と、思いがちですが、そうではありません。

自閉症も注意欠陥多動性障害も学習障害も、生まれ持った「不得意」な「障害」を乗り越えるために努力して日々歩んでいる状態です。

どうかそれを解っていてくれる教育者が増えますように・・・。