ニュースを見ていて、殺人犯の顔が映った。
その顔を見て「こいつは自閉症の顔をしてる」と言う人がいた。
自閉症についての理解や知識を深く考えない人がこの世にはたくさんいる。
そういう人の発言はとてつも無く残酷だ。
その発言を聞いて、自閉症の人はどう思うだろうか、自閉症の人を支えて懸命にサポートする家族はどう思うだろうか。
もちろん、心が引き裂かれるような思いだろう。
わかってもらえない、知ってもらえない事がどれだけの苦痛だろう。
自閉症は、親のしつけや愛情不足で起こる病気ではない。
人とのコミュニケーションはとりづらいかもしれないけれど、お金欲しさに人を何人も殺したりしない。
暴れたり、叩いてしまったりする自閉症の子もいるけれど、それには、その子にとってはどうしても耐えられない苦しみがあって、そういう行動をしてしまう。
自閉症でない人にとっては、なんてない事でも、自閉症の人には苦痛になってしまう事がたくさんある。
しかし、自閉症でない人達には、その苦痛は、わからない。
だから、我儘とか協調性が無いとか暴力的に思われてしまう事もある。
そして、その延長線上に「殺人犯が自閉症みたいな顔」と平気で言う人が出てくる。
そして何よりも悲しいのは、その発言をしたのが私の家族であり、何度もたけさんの病気について話し合った相手であるという事実。
わかってもらえないという事は、苦痛で悲痛で孤独だ。
こんなに近しい人でさえ、平気でそんな事を言うのだ。
世間はもっと、もっと、風当たりが辛いだろう。
努力しても、理解を得られない、絶望感。
私は、今、ただただ、泣いている。
いつか、かわいいたけさんが、そんな誹謗中傷を言われるかもしれない、何も知らない人たちに。
私が守ってあげられない日が来る。
私は、今、ただただ、泣いている。