モバイルパソコンのテキストファイルには、前回、列車で実家帰省したときに綴ったブログ用の記事が書かれたまま、ブログにはアップされずに残っている。
お盆をはさんで今日はひさしぶりの、列車移動帰省。
帰省、とはいえ、月イチの帰省なので、年老いた父親の様子を見るだけで、日帰り、実家滞在2時間程度の弾丸行である。
いつものとおり、朝いちばんの下り紀伊田辺行きローカル列車に乗る。
総乗客数は変わらないと感じているが、通勤客より通学の学生の割合が多くなった、そんな気がする。
田辺市界隈高校の事情は自身よくわからないのだが、南部駅、紀伊田辺駅、そして紀伊新庄駅と朝来駅での学生の乗降が多いので、この駅近くに学校が点在しているであろう。
書き綴った最後となる朝来駅で高校生の姿は無くなった。
空席が多くなったので2両目中央よりに座席を移動しする。
白浜駅での外国人観光客の姿は、すっかり少なくなったが、今日は2両目に20名ほどの乗客。
私以外はおそらく皆、観光客の方々である。
利用客が激減し、路線維持まで困難になりつつある地方ローカル路線にとっても、こういった乗客の利用についてはおおいに歓迎せねばなるまい。
紀伊富田駅での特急列車待ち合わせの時間に、ノートパソコンを取り出してまた今日の記事を書き綴りはじめた。
見慣れた景色を流しながら列車はひとつひとつ駅に停車しながら進んでいく。
ここまで書いたときにはもう、周参見駅に到着していた。
ノートパソコンの電源を、いったん切ることにする。
列車は、串本駅に到着。
ここでまた、新宮方面に行く乗客が乗り込み、車内は空席が半分程度になるまで埋まってきた。
交換する列車待ちの間、駅ホームにある飲料の自動販売機に観光客らしき若い女性。
右手にはカードケースのようなものを持っている。
どうやら、キャッシュレスで飲料を購入、しようとしていたよう。
カードを掲げる場所をしばらく探していたが見当たらず、諦めて列車内に戻ってしまった。
経費的な問題もあるのかもしれないが、このあたりの気遣いは観光路線としての設備として整えても良いのでは、と思い、カバンからノートパソコンを取り出しちょこっとだけ書き足しておく。
私の座席前のシートにも、親子3人客が座ったので、列車が紀伊姫駅に到着するあたりでまた、パソコンをしまった。
帰路、WESTEXPRESS銀河が串本駅を出発してから、ノートパソコンの電源をつける。
往路の続き・・・
そしてそのまま下車駅である紀伊佐野駅に到着。
それまで快適な車内にいたのだが、秋雨前線の南下に伴い湿った空気が寄せてきているようで、日差しジリジリ、蒸し暑い気候で、自宅までの徒歩は過酷であった。
日課のゴルフ練習に出かけて実家は留守。
当然、部屋のエアコンはかかっておらず。
部屋の窓を開けると、かろうじて風が舞い込んでくるので、私はなるべく動かず、畳の上に寝そべってスマホの画面を眺めていた。
程なくして親父が帰ってきて、すぐさま昼支度。
近所のお店で買ってきた総菜をメインに、昼食をとった。
もう、普段はひとりで生活する親父が、たまの帰省でも食卓を同じにし、他愛ない会話でいただきますとごちそうさままで過ごす時間は、お互いにとって何も言わないが、楽しくて有意義な時間に違いない。
近況とか、次回の帰省予定のこととかを話していると、時間はすぐに経過してしまい、帰路の電車の時間が迫ってきた。
駅までの車送迎をしてくれると言うのだが、もう、なるべく運転時間は減らしてもらいたい高齢であるため、それはやんわりと断り、来た道をまた歩いて紀伊佐野駅へ向かう。
帰りは、紀伊勝浦駅からWESTEXPRESS銀河に乗車し御坊に戻ることになっている。
昨年までは、同じ時間のローカル電車に乗り込み紀伊勝浦駅で下車すると、程なくしてWE銀河がやってきて、効率良く乗り換えができていたのだが、今シーズンは下り列車の新宮駅出発が1時間ほど遅くなってしまい、それによって途中駅での停車時間が短縮されることになった。
そして、私も紀伊勝浦駅で1時間ほどの空き時間ができてしまった。。。
今日はその時間に、知人への土産の購入と、昔通っていた模型店を見にいくといったことで時間を過ごした。
定時にやってきたWE銀河の、3号車に乗り込む。
1カ月前の指定席販売の前に、抽選応募で申し込んだ、今回の指定席。「窓側」という条件だけ付けての応募だったが、見事、山側の窓側席、3番D席を取ることができた。
もう、何度も乗車する列車であるので、風光明媚な車窓の海側座席へのこだわりは少ないのだが、通路側の座席で悶々と座っていることは耐えられなく。。。
私が、鉄道趣味というものに興味を持ち始めた頃、京阪神地区の新型新快速列車として颯爽とデビューを果たした、117系電車、その、最後の1編成がこのWESTEXPRESS銀河として生き残った。
そんな長い時間を活躍してきた名列車への、いわば「推し」という感じ?で、後年、きのくに線で活躍していた頃から夢中で追いかけ続けている。
乗り鉄を楽しむことができている今の自分は、なんというか果報者なのかなとも感じながら。。。
と、ここまで書いて、列車は周参見駅での長時間停車中、もうすぐ出発である。
ここまでの運転時間がだいぶん繰り下げられたことによって、新たな発見をすることもあって、今シーズン中の「撮影課題」を得た気分。
周参見からあとは、昨シーズンともほぼ変わらないダイヤの上を走ることになるので、車窓から見る景色はまたそれほど変わらないものとなるだろう。
周参見近辺の田んぼはもう、とっくに稲刈りが終わっている。
白浜までの区間は、トンネルも多い。
昭和の雰囲気が残る、車内の荷物置きや照明の色合いに魅入られながら、しばらくはコンデジでシャッターを切り記録をして時間をつぶした。
トンネルがなくなり、あたりが開けてくると、富田川を渡って列車は白浜駅に到着する。