2024/2/7 WESTEXPRESS乗り鉄。 | Gomarz Blog Life

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盆栽を育むような、楽しみ。(^^

今日は2週間前と同じ工程で、日帰り帰省。
実家近くの病院で先月末に母が足膝の手術を行い、今は入院中。
入院中している病院はコロナ対策のため面会をすることができないらしいので、

退院までの約1カ月の間は電話での会話以外知ることができない。
ガラケー世代の両親は、とうとうスマホを理解できずに今は私が管理している

「ガラホ」を実家に置き利用している。
その「ガラホ」から昨夜、術後の経過は良く元気にしている、と、明らかに

]入院中でいつもより寂しそうな声の母親の声を聞いた。
父親は気丈なのでひとりでなんとかやり繰りできるものと思っているが、

まぁそんなところの様子見も兼ね、WESTEXPRESS銀河の指定席が

取れた日に休暇シフトを取って帰省している。

南紀WESTEXPRESS銀河が今シーズン運行されて私は今日で3回目・・・

だったか?(^^; の、乗り鉄。
いずれも、朝1番の南行きローカルに乗り、実家近くの紀伊佐野駅で下車し

徒歩で実家に立ち寄り、両親の様子を見て昼過ぎの田辺行きローカルに乗車、
紀伊勝浦から後続のWESTEXPRESS銀河に御坊まで乗車というパターン。
今日もおそらく、乗車する列車は同じコース。
御坊駅発、朝7:05発の紀伊田辺駅に乗車しなければならないのだが、

特に目覚まし時計を使わずに起きて時計を見たら、もう6:25。
慌てて支度・・・ではなく、愛犬を寝床から降ろしてリードを装着し、朝の

自宅まわりを散歩。
20分くらいのコースを、いつもより少し焦りながら速足気味で周回し、

そして帰宅後に彼等の朝ごはんの用意。
ペットフードを40gずつ測って容器に入れて水とともにあげる。
そうこうしながらも、時計の針は6:50に近づいてきている。
まだ熟睡中の相方に、行ってくるとだけ声をかけ、カバンにいつもの

旅アイテムを詰め慌てて車に乗って御坊駅に向かった。
御坊駅には7時ちょうどくらいに到着。
いつもは、紀伊佐野駅までの往復乗車券をみどりの券売機で購入するのだが、

今日はもう、自身が慌ててしまっているため「とりあえず」ということで

ICOCAで改札を入場した。
紀伊佐野駅で下車の際に忘れず清算しなければならない。。。
・・・で、そんなバタバタしながらも、私はいつも乗る朝の田辺行きローカルに

無事乗車することができた。
私はまだ片手で数えられるくらいしか乗車していないが、それでも、そんなとき

いつも御坊駅で座席が空く2両目中ほど山側のシートに座ると、なんだかいつも

見かける顔ぶれがそこにある。
彼等、彼女等にとってはそれが日々の出来事なんだろうけれど、時々、平日の

この列車に乗って、そして前回同様の光景が見られることに、妙な嬉しさすら感じられる。
着座し、まずは声掛けだけしていた相方にLINEで無事列車に乗れたことと、

愛犬の朝の世話はやっていることを告げ、そのあとは前回の帰省時に持ってくるのを

忘れ、今日まで読むこともやめていた喜多嶋隆の新書を手に取り、
紀伊田辺で乗り換えて周参見駅あたりまで読みふけった。
いつものように、徐々に数が減っていった乗客。今日は白浜駅出発後の

2両目乗客は私を含め4名。
車両中ほどで居る青年2人は、もしかしたら外国人観光客の方なのかもしれない。
二人とも、ずっとヘッドホンをして乗車している。
そのうち一人は、白浜で乗車してからずっと、閑散とした車内の、途中駅では

開かない乗降扉のところに立って、ずっと外を眺めている。
白浜の次の停車駅、紀伊富田駅で交換する特急列車を待ち合わせて停車している間に

私はノートパソコンをカバンから取り出して、今日の、起床からの行動を書き留めはじめた。
今日は、いつもの旅行アイテムを忘れずカバンに詰め込んできたと自負してきた

のだが、どっこい、今日はパソコンで音楽を聴くためのヘッドホンを忘れてしまった!
よって今日は、耳は列車の走行音とレールのジョイント音を聞きながらの

タイピングである。(^^;
田並駅にもうすぐ到着するあたりで、ここまでのタイピングを終えた。
周参見~串本間は先日、2月1日に全面区間運休を実施し、沿線の倒木を

伐採する作業を行ったと報じていた。
今ちょうどその区間を列車は走っている。
確かに、沿線の伐採されたところが綺麗になっているところが確認できたが、

それでも駅周辺などでは周辺から伸びる草木が列車に音を立てて当たるシーンに

よく気付かされる。
昔のように、列車の窓を開けて景色を楽しむ、ようなことができない列車の

構造になったとはいえ、列車に無数の線状のキズが流れている姿を見ていると

少し辛くなってしまう。
さて、そうしているうちにもうすぐ串本駅到着。パソコンを一旦、カバンに仕舞おう。

串本駅に到着。そばに乗っていた青年2人のうち、乗降扉脇にずっと立っていた

1人がここで下車していった。
1両目からも数名の下車客がいて、皆、跨線橋の階段をのぼって改札口へと急いでいた。
特急列車の交換待ちで数分間の停車の間に、2・3名の乗客が乗ってきたが、

2両目への乗車は1名のみで、結局、白浜を出発してからここまで、

2両目の乗客数は4名と、変わっていない。
古座駅から下里駅の間は、沿線屈指の、海岸線の景色がいいところ。
私が座る2両目後部の座席には乗客の姿は無く、正面にある大きな列車の

ガラス窓を通してこの風景を楽しむことができる。

 

 

かつて、ここを走っていた105系電車にかわって、この227系1000番台

車両が投入されることがわかったときに、この車窓を楽しめるということを

真っ先に感じていたことで、そんな風景を、今日もコンデジとスマホを交互に記録して

いき、スマホで撮影したものはすぐにインスタグラムにアップしたりもしていった。

 


下里駅に到着し、海岸線の風景が一段落したところで、またパソコンを

取り出してここまでの動きを綴っていった。

列車は、紀伊勝浦駅に到着。
ここでは2両目の扉も開くため、新宮方面に向かう乗客も乗り込んでくる。
下車する紀伊佐野駅までは、もうすぐ。こんもあたりでまたパソコンをしまって、

列車を降りる準備をしていこう。

紀伊佐野駅で下車。
下車の際、列車先頭にあるICOCA読み取り機にカードをかざす。

無事、通過することができた。
母の見舞いをすることは叶わないし、父はゴルフ練習に夢中。

私は実家に戻り、スクーターを借りて周辺を散策。
父が練習に行っている場所に赴き、父の様子を伺う。
話をすると、慣れないひとり生活に少し困惑をしているようだが、

まぁ仕方ない、頑張るよという返事。
練習も欠かさず行っているようで、こちらは安心していいだろう。
母が入院する病院の近くを、心の中で元気でとつぶやきながら通りすぎる。
そのあと、三輪崎駅に行って、列車の撮影を楽しむ。

 


 

朝に新大阪を出発した特急くろしおと、同じく朝に名古屋を出発した

特急南紀がこの時間、こぞってこのあたりの駅を通過する。

 


ひととおり撮影を楽しんだあとは、三輪崎漁港市場に併設された足湯に足をおとす。

少しぬるめの湯だったが、体重がキツく負担がかかるわが身の両足には、

20分ほどの足湯がとても心地よかった。

 


今日は、朝に急いで自宅を出発したため朝食をとっていない。

昼食をこの近くで、と思っていたのだが、昼過ぎの時間帯になってしまい、

13時には紀伊佐野駅に行かなければならない私には時間が窮屈になってきた。
帰りのWESTEXPRESS銀河で何か食べることができるよう、近くの

ショッピングセンターに行き、食材を探す。
自宅で待つ相方と愛犬のためのお土産と、車内で食べるための巻きずしと鯖寿司を購入。
レジで会計を済ませると、時間はもう12:40を過ぎてしまっていた。
慌てて自宅に戻り、スクーターを返し、実家で昼食の食器洗いをしていた

父親に戻る旨を伝え駅に徒歩で向かう。
 

今日は帰りの切符を持っていない。
駅の切符販売機では乗車区間である御坊までの乗車券は扱っておらず、

とりあえず紀伊勝浦までの乗車券、200円分を購入し、ローカル列車に乗った。

 


紀伊勝浦で下車し、一旦改札を出てから、駅の「みどりの券売機」で御坊までの

乗車券を購入し再度改札を通った。
WESTEXPRESS銀河に乗車し、今日の指定席へ向かう。
予約サイトで残っていた座席を取ったため、今日の指定席は山側の窓側席。
隣り合わせの席にはすでに新宮駅から乗った先客の方が座っていた。
少しカラダが不自由そうだったことと、昼食を食べたかったこともあり、

少し挨拶だけして私は4号車のフリースペースへ行くとに。

 


テーブル付きの座席が空いていたので、そちらに腰をおろし、かばんから

さっき購入してきた巻き寿司と鯖寿司、そしてペットボトルのお茶を

テーブルに出し、風景を楽しみながらおなかを満たしていった。
結局、串本駅まではフリースペースの座席の一角を陣取ってしまった。
串本駅で約30分の停車時間は、いつものように列車撮影タイム。
今日も青空冴えわたるいい天気で、綺麗にお化粧直しされた列車が

明るい日差しによく映えてくれた。

 


串本駅出発からは自分の指定座席に座りなおし、パソコンを取り出し

今日の往路下車シーンから、記憶をたどりながらここまで書き綴った。
周参見駅の停車では反対側ホームに行き、デジイチのタイマー機能を使って

自身と銀河編成の「並び」を撮影。
いいオッサンが、銀河を横目にニヤニヤ顔で画角に入っているシーンを

カメラのモニタで見て満足気。(笑)

 

と、ここまで書いたあとは列車内でパソコンをしまい、あとは愛読書を読んで

御坊駅までの乗り鉄を楽しんだ。

 

あと何度、こんな乗り鉄を楽しむことができるかわからないが、

続けられるかぎり楽しみたいと思っている。