最後の、117系電車を追って。(2) | Gomarz Blog Life

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盆栽を育むような、楽しみ。(^^

7月3日
ひさしぶりに乗るスクーターのエンジンがかかりづらく、自宅から駅までの移動はクルマかな

と思っていたのだが、今朝になってエンジンがかかってくれた。
貧乏くさいハナシだが、駅前駐車場に2日間駐車するにあたり、クルマだと1000円、

スクーターであれば300円。この差はおおきい。(^^;
今日勤務の相方と同時刻に自宅を出発し、私は御坊駅へ向かう。
駅前駐車場にスクーターを預ける。駐輪場に停めてあるたくさんのスクーター群、市内から

少し離れた高専への通学生が停めているものが多く、このあと和歌山方面からやってくる

ローカル列車に乗ってここに来て、学校に向かう。
駅に到着し、イコカにチャージしたあと、自宅を出るときに、昨夜から冷やしていた

カフェラテを持ち出し忘れたことに気づき、駅の自販機で購入した。
7:53に御坊駅を出発する特急くろしおは、289系。

以前は北陸本線を走っていた特急型電車である。
指定された3号車10Dの、海側座席に座り、早速、前座席のテーブルを出して

持ってきたノートパソコンを置き起動。

 


ヘッドホンをつけて河合奈保子の楽曲を聞きながら、今回の岡山行きプロローグから

ここまでのことを綴った。
列車はもう、海南駅を出発しもうすぐ紀三井寺駅を通過する。

外は、まだ高いところにある薄い雲が気持ちいい晴天である。
列車が、和歌山駅に到着。
乗客が少し入れ替わったが、乗車率はほぼかわらず。
新大阪までは、パソコンを閉じ、持ってきた喜多嶋隆の新書を読んでいこうと思います。。。

阪和線、和歌山から天王寺までの間は、愛読書を読む。
外はたぶん蒸し暑いのだろうが、車内は乗客が少ないこともあるのか、

冷房が効きすぎて半袖姿の私には少し肌寒かった。
環状線に入り、新幹線への乗り換え準備。自身、特急列車で新大阪まで

移動するのはひさしぶりである。
そして、新たに開業した大阪駅ホームに停車。
地下駅なので、見た感想というものもなかったが、駅設備は凝ったものもあるらしい。

機会があればまたぜひ立ち寄ってみたいと感じた。
程なく、新大阪駅到着。列車の遅れが4分ほどあったらしいのだが、

青春18きっぷを使った旅とは違い、乗り継ぎには余裕があるので問題はなし。



乗ってきた特急くろしおを、停車ホームの隣まで移動して編成写真を撮ったりしたあと、

新幹線ホームへ移動する。
在来線から新幹線への乗り換えの自動改札。

ここまで乗ってきた切符と、これから乗車する列車切符の4枚を投入するのだが、

この経験が私自身はじめてに近い、田舎者。(^^;
入口で4枚投入し移動、先で新幹線切符2枚が出てきて事なきを得たが、

こういう経験も自身もう少なくなってしまうだろう。
目的の、博多行き「こだま」が出発するのは20番ホーム。
先発する九州新幹線「さくら」が停車していた。

 


胸元に持つコンデジで撮影を楽しみながら、出発を見届け、次にやってくる

500系こだまの入線を、デジイチを構え待つ。

 


入線を撮影し、指定号車の乗客の列に並び、しばらく車内清掃を待ってから車内へ。
117系電車の乗車と撮りが目的だった今回の岡山行きだが、500系編成の

6号車指定席に乗車することもまた、大きな目的のひとつだった。
グリーン車が無いこだま編成だが、500系編成の6号車は、16両編成で

のぞみなどで活躍していた時代のグリーン車を流用している。
車内設備は、グリーン車時代のまま。

 


深みのあるシートに着座し、またパソコンを取り出してテキスト打ちをはじめた。
ここまで書いて、列車はもう、相生駅を発車している。

次はもう岡山駅、こだまとはいえ新幹線、速い!
下車するのは岡山の次の新倉敷だが、ファイルを上書き保存し、そろそろ

パソコンをカバンに仕舞うことにする。

次にパソコンの電源をつけたのは、里庄という駅をおりて10分ほど徒歩で下った、沿線。
新幹線を新倉敷駅で下車した私は、新幹線ホーム反対側に急ぎ、乗ってきた列車が

3分間停車する時間で500系こだま編成の写真を撮る。

 

 


撮り終えたあとは、一旦、改札を出て、4年前にお世話になった、

新倉敷駅前の風景を少しだけ懐かしんだ。
夕方に糸崎へ下る、117系編成によるローカル列車は撮影することにしているのだが、

それまでにはまだ時間がある。
だけども、もうこれといって他に予定を組んでいるわけでもなかったので、早々に

撮影場所に行き、目的の列車を撮影するまでゆっくりと滞在するのもよいかと考えた。
そして私は、三原方面の山陽本線下り列車に乗るべく、改札でイコカをかざし、

ローカル列車に乗り込んだ。
昼下がりのローカル列車は4両編成だったが、学生を中心に混んでおり、

着座することはできなかった。
昨年10月にこちらを訪問した際に撮影に臨んだ、里庄駅西側の沿線を再度目指し歩く。
目的地に到着し、20~30分毎にやってくるローカル電車を流し撮りしながら、

周辺を少し歩きまわっていい撮影場所が無いか探求したり。

 


当初候補としていた、前回来た場所から少し西側に歩いたところのカーブ区間で、

いい流し撮りができそうな場所を発見、立ち位置も主要道路から川を挟んだ

歩道らしき舗装道路だったので、ここで目的の撮影まで「居座ろう」と考え、

草刈をしてくれていた道路際に腰を下ろした。

 


列車が走れば流し撮りを楽しんで、そしてその合間は、パソコンに向かい、

新倉敷駅到着からここまでの行動を思い出しながらキーボードを叩いた。
時折、後ろを自転車で走る学生やアルバイトの人たちの視線も気になるが、

挨拶も交わしてくれたりして気持ちいい。

 


午後3時前後になって、列車本数が少なくなってしまった。
飲料などほしいところだが、生憎周辺にコンビニやお店、ましてや自販機の姿さえ見えない。
天気は雲が低く立ち込める、この時期にしてはそう暑くない気候なので、

目的の撮影を終え駅に戻るまで我慢することにする。
定期列車のほかにも、時折、貨物列車が走るのは、大動脈路線のいいところ。

 


旅客ダイヤの間を縫って、EF210がけん引するコンテナ貨物列車の超大編成が走ってくれたりする。
目的の列車が来るまでもう少し時間があるが、このへんでまた、パソコンを閉じることにする。

さて、パソコンを閉じたあとも私はこの場所に居座り、一時間に上下数本ずつやってくる

黄色い113・115系電車と、たまにやってくる元瀬戸内線用だった213系(?)電車、

そして時々やってくるEF210牽引の貨物列車を流し撮りして時間をつぶした。

 


 

 

そして、時刻ももう午後5時を過ぎ、私は撮影目的である117系電車で運転される

岡山発糸崎行き、1751Mを待つ。
昼間、雲が支配していた雲は夕方になって消え、少しキツめの日差しが差し込んできた。
流し撮りには好適地だが、編成写真を撮るには少し窮屈になってしまう曲線区間。
光線状態が良く、目的の117系編成をカチっと止めて撮影しようか、

はたまた初志貫徹、流し撮りにしようか通過直前まで迷った。
が、やっぱり初志貫徹、後悔したくないという気持ちが先立ち、流し撮りをすることに。
シャッタースピード優先、ss1/15、ホワイトバランスは日光。
撮影位置に立ち、列車がやってくるのを耳を澄ませながらカメラを右に向け待つ。
竹藪の向こうから、目的の117系、R9編成の先頭部が見える。
慎重にその先頭部を追いかけながら、列車が架線柱を越えてすぐから、シャッターを切る。
連写は、5枚。そして編成後端部分でも2枚、シャッターを切った。

 

 

撮影後、確認してみると、緊張もあったせいか、ブレブレになってしまったものがほとんど。
そんな中、2枚目のカットが、どうにかヘッドライトが精悍に光るサマを写し止めてくれていた。
なんとか、流し撮り成功である。
気持ちよく撮影を終え、駅に帰ろうとしたのだが、駅で次の列車に乗るまでは

まだ2時間ほど時間がある。
太陽光があることで被写体も栄えだしたので、日差しがあるうちもうしばらく沿線に残り、

撮影を楽しむことにした。

 

 

 

日差しが出てきたことで、再び水分補給の欲求が増してしまったが、

持ってきた飴で我慢しながら、撮影を楽しむ。
19時すぎに乗る、目的の列車に乗るため、18:30前まで現地で撮影したあと、中庄駅に戻った。
駅の自販機で、イコカで飲料を買い、一口で飲み干す。
そのあとはすぐに駅ホームに入ってベンチでしばらくボーっとする。
ちょうど、太陽が山影に隠れる頃になって、岡山行き列車がやってきた。


 

これは、先ほど撮影した117系電車が糸崎駅で折り返してやってきた列車。
撮影のあとは、乗りテツの時間、である。
列車に乗ると、2扉の中に並ぶ2列シートにほぼ1人ずつが座るほとの、乗客。
私は乗車後しばらくは、運転席前の景色を楽しむべく先頭部後ろのドア付近で立っていたが、

新倉敷駅到着前にシートが空いたので着座。

 


 

岡山駅までは夕刻の、暗くなりきっていない外の景色をボーっと眺めていた。

 


岡山駅到着後、列車は回送列車としてすぐに出発してしまった。

 


転線して、次に乗る赤穂線の117系運用ローカル列車の隣に移動する。
私は目的の赤穂線列車の座席確保のため、ホームに並ぶ列のなかに。
回送列車とは別の117系4両編成がやってきて、列車は乗客を吞み込んで出発した。

 


私たちが乗った編成と、そして別のホームに転線した回送列車の117系編成が並ぶという、

その一瞬を撮影したいという気持ちも大きく、岡山駅出発前に下車してしまうという選択肢も

考えたのだが、やっぱりここは「乗り」の思い出作りを優先することに。
列車は定刻に岡山駅を出発した。
最初は混雑していた列車内も、駅に停車するたびに降車客でにぎわい、

東岡山を出発する頃には立ち客もいなくなった。
私はまた、カバンからノートパソコンを取り出し電源を投入。

 


今はどのあたりを走っているのかもよくわからない状態だが、確かに117系電車に乗って、

旅を楽しんでいるという実感を感じながらキーボードを打っている。
停車した駅は、伊部(いんべ)という駅のよう。
ふと、車窓に目を向けると、暗い夜の向こう側に、大きな月が丸く見える。
満月か、それに近い月齢なのだろう。
播州赤穂では、乗っているこの列車に再度乗車し、岡山駅に戻る予定。
またもパソコンの電源を切ることにした。

 



さて、現在は2日目、午後11時前。場所は伯備線、豪渓駅である。
長い間、パソコンを開いていなかったが、昨夜からさっきまでは比較的移動量が多く、

ゆっくりしている時間があまり無かったため。
そのあたりを、このあと思い出しながら書いていこう、と思う。

 


播州赤穂からの帰路も、同じ電車。

 


遅い時間の運転なので乗客数が少なく、ゆったりとした気持ちで座席を陣取る。
景色は、さっきまでの反転。特に書き加えることもなく。。。
昼間の活動の疲れもあってか、帰路も比較的ぼーっと乗車感を味わっていたという感じであった。
岡山駅に到着。
播州赤穂駅での列車折り返し時間が短く、列車撮影があまりできなかったので

岡山駅ではぜひ、と考えていたのだが、やっぱり列車はすでに回送表示を出して、

間もなく帰区してしまった。

 

 


今日の予定は終了、駅改札を出て駅内コンビニで今日の遅い夕食である

おにぎり3個と麦茶を買って、予約していたホテルに向かう。
駅前の大きな建物の6階と7階で構成されるホテルで、そんな中でも

「キャビンタイプ」という、いわば簡易宿泊所のようなシステムの宿を予約していた。
宿泊地の滞在時間が午後11時すぎから翌朝午前5時までと短時間となることから、

このような宿で十分だと思いネットの予約サイトで探して、見つけた。
なるほど、部屋入口には鍵が無くブラインドで開閉されるしくみなのだが、部屋「群」への

出入りはセキュリティカードが必要となり最低限のプライバシーは守られそうである。
部屋は、ベットと狭いスペースのみだが、「簡易宿泊」するには十分なスペースである。
周辺の部屋への配慮からか、室内での飲食は禁止されていたため、一旦、

受付ロビーに出てコンビニ夕食をいただいた。
睡眠をとって、出発までおよそ5時間。
その間にしなくてはならないこと、それが「充電」である。
サービスコンセントやWiFiはあるので、自宅から持ってきたアダプター一式をコンセントに差し、

コンデジ・スマホそしてノートパソコンへとそれぞれ接続。
デジイチは酷使したとしても二日間くらいであればバッテリー1個で大丈夫と考え

予備等は考えてなかった。
スマホやコンデジは昼間からよく使ったせいで、日が暮れる頃にはバッテリー残量の

警告を横目に使っていくという結果に陥ってしまった。
アダプターセットを持ってこなくてスマホやコンデジが使えなければ、

今日2日目は散々な目にあっていたかもしれない。
充電を開始したあと、別室でシャワーを浴びて部屋に戻りベッドに横になる。
スマホの目覚ましセットは、午前5時ちょうど。
今日はよく歩いた。足を酷使していたので疲れてよく眠れるだろう、と、

ベッドに横たわり部屋の照明を暗くした。
なるほど、羊の数なら片手くらいを数えるかどうかといった瞬時に睡魔に襲われたようだ。
1時間ほどしたとき、足に妙な感覚を覚え目が覚めた。
目が覚めたあと、足の筋がキューーーーっと縮むような感じと急激な痛み。
そう、足が吊ってしまっている。
しかも、両足ともに同じような感じで吊ってしまっている。
冷房の寒風を足に受けてしまっていたこともあったのかもしれない、が、痛みを感じて

すぐにベットから起き上がり、患部をもんだりしてみたが、一向に症状が良くならない。
少し良くなったと思ってまたベッドに横になると、すぐにまた足が吊って痛みが走る。
そんなことを何度も繰り返しながら、そしてようやく寝付いたと思ったらまた発症したり。
結局、睡眠時間の半分くらいの時間を、痛みに支配されてしまった。。。