ブラックベリー・ジャムを食べたら…
ネコの額ほどのウチの庭に、ブラックベリーの実がなりました。
ブラックベリーは、家の前の道路との間にあるフェンスに沿って生えています。↓
何年も前に、お隣の園芸好きのご主人に苗を分けてもらい、それが毎年この時期になると実をつけます。
以前は、フェンスいっぱいに茂っていたときもありましたが、他の植物に日が当たらなくなるため、だいぶ縮小してしまいました。
桑の実のような実がなります。(多くの人は桑の実を知らないか…)
左が若い実で、熟すと右のような赤黒い色になります。
何年かぶりに、奥が収穫してジャムをつくりました。↓
早速、パンにつけて味見をしてみました。↓
(お皿の柄は、ネコのサコンくんです)
以前、舌がんになる前に食べた記憶では、程よい酸味と独特の香りが美味しかったですが、小さな種がブツブツと舌に触り、それが嫌いでした。
苗をもらった隣の家の奥様は、できたジャムをガーゼなどで濾して、種を取り除いて食べるそうですが、かなり面倒です。
舌がんサバイバーの自分は、本来の舌は表面部分をすべて切除して、舌の根元部分しか残っていません。
切除した部分には、お腹の筋肉(=皮弁)を移植してあり、その部分には触覚や味覚がまったくありません。
なので、ジャムを食べてみると、歯で噛んだ時に種の存在を少し感じるだけで、以前のように舌の上に残る種を感じないため、不快に思うことがなかったのは驚きでした。
舌がんの治療の副作用で味覚障害に悩まされていますが、酸味と甘味はそれなりに感じるため、種を感じないことによって、より美味しく食べることができました。
舌(皮弁)に触覚がないというのは、魚を食べるときに骨の存在が分からないなどデメリットしかなかったですが、今回、感じないことにメリットがあった初めての体験でした。
しかし、ブラックベリーのジャムなんて、めったに食べないから、やはりデメリットの方が大変です。
きょうは、この後、頸部リンパ節肥大の経過観察のため通院で~す!