懐かしの知床へ…
9月27日、旅の18日目のブログです。
ところが、今は翌日の朝です。
昨日はハードスケジュールになってしまい、連泊しているADDressの拠点に戻るのがおそくなったのでブログの投稿をあきらめました。
きょうは町内観光程度のゆったりした予定のため、昨日のブログをきょうになって作成しています。
一昨日から、道東の斜里町(赤↑)に連泊しています。
今回の北海道の旅では、以前の旅で宿泊に利用していたADDressは、先日宿泊した小樽市の2泊と、ここ斜里町の3泊だけです。
北海道には車を駐車できる拠点(宿泊先)が非常に少なく、それゆえバイクでの旅をあきらめたのでした。
(それ以外の理由もありますが、そのあたりは出発目9月9日のブログに書きました。↓)
今月からADDressの契約を泊まり放題プラン(もうすぐ無くなってしまう)から、泊数に応じた値段になる新方式に変えました。
今月は、北海道の旅に合わせて5泊で19,800円というプランです。
1泊あたり3,960円ということになります。
かなりの日数を車中泊で過ごしてきたため、久しぶりにベットで寝て、昨日は快適に目覚めました。
多くのADDress拠点は他の会員や別の利用者と同宿になり、何かと気を使いますが、ここはアパートの一室なので人目を気にすることがなく、お風呂の後も裸のまま部屋に出られます。
昨日は、一昨日あきらめた知床岬に行くことにしました。
8時20分に出発しましたが、5kmぐらい進んだところで、スマホが無いことに気づきました。
慌ててUターンです。
いまやスマホがないとグーグル先生が使えないから、とても不便です。
(アト君には、純正のナビヲがありますが、とても使いづらいです。)
拠点の部屋を探しましたがなかなか見つからず、なぜか冷蔵庫の脇にありました。
そんなことをしていたら、20分ほどのタイムロスです。
一昨日の晩、飲みすぎたようで、ぼーっとしていたのが原因のようです。
再び、知床を目指してR334を疾走しました。
最初に、オシンコシンの滝に行きました。↓
平日の朝早い時間にもかかわらず、そこそこの観光客がいました。
他の有名観光スポットもそうですが、8月のハイシーズンに来たら、駐車場が長蛇の列になるのではと思いました。
そして、知床半島の付け根にある道の駅「うとろ・シリエトク」↓に寄りました。
ここは、知床のことを紹介するコーナーが充実していました。
知床は、結婚してすぐに奥と一緒に訪れています。
そのときに宿泊したホテルは、すっかりリニューアルしていました。
ウトロ港のすぐ近くにはエアーズロックのような大きな岩↓があり、当時は上まで登った記憶があります。
今は、細い階段を上がるのはとても怖くて、上まで行く気になりません。
やはり、高所恐怖症は歳をとると悪化するのでしょうか。
その後、「知床自然センター」に行きした。↓
ここは拠点のご主人が、「おススメです」と教えてくれたところでした。
いろいろな情報が得られるし、知床の自然についての映画を巨大スクリーンで鑑賞できます。
どんなスクリーンかと思って勝手に入場したら、ちょうど前の時間の放映が終わるところでエンドロールが上映されていました。
確かに迫力の映像でしたが、本編は見られませんでした。
外に出てみて気づいたのですが、事前に入場チケットを購入する必要があったのです。
ノーチェックだったので、全然気づきませんでした。
次の上映時間まで30分あったので、結局、本編を見ないままこの場を後にしました。
次に目指したのは、半島西側で車で行ける限界近くにある「カムイワッカの滝」です。
先ほどのセンターや道路の脇の看板に「カムイワッカ湯の滝へ上るのは事前予約制になりました」と書いてあり、ネットで調べてみたら、湯の滝と湯がつかない滝と両方あることがわかりました。
なら、湯の滝でない方を見られればいいし、とにかく限界まで行ってみようと、知床五湖に向かう道から分岐している道に入りました。
そしたら、なんと未舗装で砂利道でした。↓
アト君で走れないことはないですが、アト君は貨物車仕様で乗り心地が悪いから、この先11kmをゆっくり往復することを考えると、とても時間がかかると思って断念しました。
昔来たときは半島西側は五湖にまでしか行けなったように記憶していて、今回ルートマップを見たら道路があったから、その後道路が整備されたんだと勝手に思い込んでいたのです。
昔の旅はガイドブックを使っていろいろ調べたし、バイクの旅では事前にネットでいろいろ調べましたが、今回はほとんどその場での情報で動いているから、こういうことになってしまいます。
周囲にはこんな看板がたくさんありました。↓
下滝まで行って熊に合わずに済んだと思うことにします。
気を取り直して、知床五湖に向かいました。
駐車場で料金を支払うときに、係員のおじさんに「最近熊が出ているから一湖から先はいけませよ」と言われました。
もともと先まで行くつもりはありませんでした。
(確か先に行くには、有料のガイドさんと一緒に行く必要があったと思います。)
このような立派な「高架木道」を800mほど歩いて、一湖に向かいました。
昔来た時は、脇に柵がない木道で、もっと近道だったように思います。
柵の外側には、電気が流れている金属線が電気柵として張り巡らされていて、熊が木道に登らないようにしてあります。↓
途中から眺めた知床連山です。↓
残念ながら雲に覆われていました。
やっと、一湖に着きました。↓
水面に映り込む雲がキレイでした。
歩いてきた木道を戻り、知床峠に向かいました。
奥に、羅臼岳の頂上がわずかに見えます。↓
この道をバイクで走りたかったです。
そんなこともあり、アト君の後ろにバイクが近づいてくると、すぐに道を譲って先行してもらいます。
峠に着いたときは、羅臼岳は雲の中に隠れてしまいました。↓
もうちょっと早く着けば、頂上を拝めたのでしょう。
朝のスマホ紛失ロスタイムを呪いました。
峠を下り、半島の東側の付け根にある羅臼町に着きました。
役場を訪問した後、道の駅「知床・らうす」に行きました。
食堂で昼食をと思い、店の前に貼ってある写真付きメニューを見ると、海鮮丼、焼魚定食、昆布ラーメン、海の幸カレーなどなど、いろいろありましたが食欲がわきません。
一昨日の晩、車中泊でない安心感からか飲みすぎてしまい、胃の調子があまりよくないようです。
またまた困ったときのセコマということで、役場の方に戻り、入店しました。
いろいろ物色していたら、明太マヨのパンと、山わさびが入ったサンドイッチが目にとまりました。
舌がんサバイバーで味覚障害に悩まされていますが、明太子と山わさびは味がわかりやすく、最近ハマっている食べ物です。
山わさびはローストビーフなどにつけて食べるホースラディッシュのことで、これが入っている納豆をよく食べています。
次は半島東側の車で行ける限界が目的地なので、少し進んで、海を見ながら食事にしようと思いました。
そしたら500mも進まないうちに、羅臼港の上の丘にある小さな公園がありました。↓
これが、セコマで購入した昼食です。↓
中途半端に口内に残ってしまう固形物を流し込むために飲み物は必須です。
パンに合って、かつ、自分が美味しいと思える飲み物はヨーグルトドリンクです。
ベンチに座って港を眺めながら食べ始めたら、箸がないことに気づきました。
切除した舌のかわりに移植した皮弁では口内の食べ物をうまく移動させて噛むことができず、箸を口内に入れてヨセヨセする必要があります。
今回の旅では車内で食事をすることが多いため割り箸を何本も持参していたのですが、昨日から拠点泊のため、食べ物と一緒に車から降ろして拠点に置いてきてしまったのです。
苦肉の策で、ヨーグルトドリンクに付いていた太めのストローを使ってヨセヨセしながら食べました。
(この教訓をもとに、拠点に帰ってから携帯するバックに割り箸を入れておきました。)
明太子の味と山わさびの風味を感じることができ、美味しい昼食になりました。
(何故か、普通のわさびは辛味の感じ方が以前と違い、あまり美味しくないのです。)
長くなったので、昼食後の旅の様子はパート②にします。