恐怖&宇宙&歴史を感じた旅
3日目となるきょう(8月19日)は、岐阜県高山市(赤の↑)の拠点に連泊です。
宿泊しているADDressの拠点には、オシャレな中庭があります。
家守(ADDressでは拠点の管理人をこのように呼ぶ)さんは、年配の女性の方です。
朝、いろいろお話したところ、リタイア後に拠点となるシェアハウスを始めたそうです。
ADDressの仕事の他に、シェアハウスに下宿している高校生のお世話をしたり、一ヶ月に数回子ども食堂を開いたり、近所のシニアの方を集めてお茶会を開いたり、それはそれは精力的に活動されている方で、うらやましい限りでした。
きょうは8時半に高山市の拠点を出発して、隣の飛騨市の郊外にある道の駅「宙(スカイ)ドーム・神岡」を目指しました。
明日通る予定の国道(R41)を使えば50分ほどで行きますが、違う道を通ろうと思いました。
愛用の地図帳(JAF全日本ルートマップ)を見ながらグーグル先生(グーグルマップのナビ機能)と相談した結果、県道を89号を通ることにして、途中にある丹生川(にゅうかわ)ダムを経由地にセットして出発しました。
念のためアト君(軽バンのダイハツ・アトレー)の車載ナビには、道の駅を目的地にセットしましたが、国道を通るルートしか表示されませんでした。
グーグル先生の到着予想は70分後で、何も気にせずに県道89号線を東にどんどん進んで行きました。
県道は、田畑の中を走る快適な道路でした。↓
経由地の丹生川ダムに到着。↓
その後、トヤ峠に向かって山を登っていきましたが、車載ナビは峠を迂回するルート(引き返すルート)を示し続けます。(ルートがループ状になっています↓)
やがて県道89号線は立派な険道になり、幅幅は狭く舗装はひび割れていて、路面はダート状態になりました。↓
やがて、スマホは圏外になってしまいしたが、グーグル先生は何事もないように、これから進むヘヤピンカーブを案内します。↓
以前の経験では、このようなときは道路が通行止めになっていたことがあったので、少し不安になって来ました。
道路はどんどん荒れてきて↓、20km/h程度のスピードしか出せません。
バイクで来なくて、よかった思いました。
ガードレールなどは無く、路肩の脇は断崖です。↓
高所恐怖症の身としては、手に汗握る運転になりました。
相変わらず車載ナビは、引き返すルートを表示し続けました。
対向車との衝突を避けるため、ライトをハイビームで点灯し、少しでも早く気づいてもらえるようにして走りました。
このような道ではお馴染みの落石注意の表示↓がありましたが、これを見ても何をどのように注意すればよいのか悩みます。
注意のしようがないまま少し進むと、道路の端に大きな岩が転がっていました。
通過できる余地があって、よかったです。
その後、対向車と遭遇したので通行止めではないことがわかり、車載ナビは引き返すことをあきらめて先に進む表示となり、ホッとしました。
車載ナビは危ない道を避ける傾向があるようですが、グーグル先生は時として試練を与えてくれます。
その後、やっと安全な道のR471に出て、グーグル先生の予想時間より25分くらい遅れて目的の道の駅に到着しました。
以前にも、グーグル先生の案内で怖い思いや困った経験をしたことは何度もあり、いまさらびっくりしませんでしたが、安全のことを考えると、還暦をすぎた一人旅で通るルートではなかったと反省しました。(←以前にも同じことをブログに書いているから、実は反省できていないのでは?)
グーグル先生は、あの険道を50km/h程度の速度で走ることを想定していたようです。
一流のラリードライバーなら達成できたのかもしれませんが、まだまだ自分は運転が未熟なようです。
到着した道の駅「宙(スカイ)ドーム・神岡」には、「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」↓があり、この施設を見学するために訪れました。↓
この道の駅に近い山中に東京大学宇宙線研究所が運用する「スーパーカミオカンデ」という宇宙線の研究施設があり、そこは一般人は見学できないため、こちらの道の駅で研究内容を紹介しているとのことです。
入場は無料で、スーパーカミオカンデの研究を素人にもわかりすく紹介していました。
スーパーカミオカンデは、世界最大の地下ニュートリノ観測装置で、ニュートリノそのものの性質を調べるとともに、ニュートリノを使って宇宙の歴史を明らかにするための研究をしているそうです。
ニュートリノがスーパーカミオカンデ内に入ったときに発生するわずかな光をキャッチする「光電子増倍管」がたくさん装着された壁の実物が展示してありました。↓(写真撮影OKです)
また、スーパーカミオカンデの研究でノーベル物理学賞を受賞した梶田教授と一緒に写真を撮れるコーナーがありました。↓
梶田先生のサインも展示されていました。↓
梶田先生の謙虚なオコトバには、脱帽でした。
その他にも、いろいろな展示がありましたが、ニュートリノは難しすぎてよくわかりませんでした。
その後、R41を通って高山市内に戻りました。
途中、飛騨市役所を訪問。↓
そして、道の駅「アルプ飛騨古川」で昼食にしました。
この道の駅には、地元で創業100年以上になる老田屋製麺所がプロデュースしたラーメン屋「老田屋製麺所飛騨髙山店」↓があります。(事前にネットで調べました)
この店では「元祖飛騨中華そば」として高山ラーメンを提供しています。
この日もとても暑く、冷たいラーメンがあって迷いましたが、初志貫徹で「特製中華そば(並)」↓を汗をかきながら食べました。
高山ラーメンは、スープは鶏ガラベースのあっさり醤油、麺は極細ちぢれ麺が特徴だそうです。
舌がんサバイバーとして長年味覚障害に苦しんでいて、ラーメンは味がわかりにくい傾向があって敬遠していましたが、きょうは塩味を少し感じることができ、それが嬉しくてスープを全部飲んでしまいました。
炙りチャーシューが美味しかったですが、硬めで食べにくかった(飲み込みにくかった)のが残念でした。
その後、高山市内中心部に戻り、市内観光をしました。
まずは、宿泊地となった高山市の市役所を表敬訪問。↓
飛騨物産館内にある「さるぼぼ神社」にお参りに行きました。↓
さるぼぼ↓とは、飛騨の言葉で「猿の赤ん坊」という意味で、赤い顔が猿の赤ん坊に似ていることから、そう呼ばれるようになったそうです。
昔、飛騨地方では、母親が娘の縁結び・安産・夫婦円満を願い、また、子ども達が健やかに育つことを願い、このさるぼぼを作り与えたと言われているそうです。(ネット調べ)
その後、一度拠点に戻ってアト君を駐車してから、歩いて市内を散策しました。(駐車料金の節約です)
桜山八幡宮↓にお参りに行き、旅の安全と自身の健康(がんの寛解)をお願いしました。
ちょうど桜山風鈴まつりの時期で、境内ではたくさんの風鈴が風にそよいでいました。↓
近年、このような場所は「映えスポット」ということで、撮影中の人がたくさんいて、その人たちが入らない写真を撮るのに苦労しました。(←自分も同じことをしているのだからお互い様だろう)
街に戻っても各民家の軒先に、風鈴がありました。↓
古い街並が保存されている地区は、キレイな水が堀を流れていて、涼しげでした。↓
とはいえ、きょうはとても暑くて、日陰を求めながら歩きました。
土曜日ということもあって飲食店やお土産屋が並ぶメインの通りは、多くの観光客で賑わっていました。↓
入場無料の「飛騨高山まちの博物館」↓まで行き、飛騨髙山の歴史についての展示を見学しました。(こちらは展示物の撮影は禁止でした)
とても歴史がある地域だといういうことはわかりましたが、暑さにマイっていた自身には情報量が多すぎて知恵熱が出そうになったため、パパッと見学して早々と退散しました。
その後、拠点近くのスーパーまで戻り、夕食と朝食の食料や晩酌用のチューハイを購入してから、早めに拠点に帰りました。
本日のアト君の走行距離は95kmで、自分が歩いた歩数は10,267歩(スマホ表示)でした。
明日は北に向かい、福井県氷見市に宿泊します。
途中、合掌造りの集落が世界遺産として有名な「白川郷」に寄る予定です。
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