美味しいけど…
舌がんサバイバーで、味覚障害に悩んでいる自分が、感動の味に巡り会えたことを先日のブログに書きました。↓
コメダ珈琲で食べた「あんかけスパ」↓が、味をしっかりと感じることができて美味しかったのです。
その後、妻が仕事の関係で名古屋に行き、お土産に「あんかけスパ」ソースを2種類を買って来てくれました。↓
名古屋にある「ヨコイ」↓というお店が販売している、レトルトのソースです。
このお店は創業60年で、「あんかけスパ」の元祖だそうです。
左側が創業当時の味、右側が現在の味のソースで、現在の味のほうが辛いそうです。
きょうの昼食に、このソースを使った「あんかけスパゲッティ」を自分でつくって、妻と二人で食べてみました。
きょう選んだのは、創業当時の味の方です。↓
箱に書いてあるレシピでは、具としてウインナー、ハム、タマネギ、ピーマン、マッシュルームを使います。
ちなみに、実際のお店ではこれらの具とベーコンがトッピングされているものが「ミラカン」というメニューで、人気No.1だそうです。(公式HPより)
なぜ「ミラカン」と呼ぶのかは、謎です。
スパゲッティは、太麺(2.2mm)が指定されていました。
これまで食べたことがない太さの麺でしたが、あんかけスパを知る前に、妻がたまたま安かったからと買った太麺が家にありました。↓
なんと、茹で時間は16分もかかります。
レシピでは、二人前200gとありましたが、たくさん食べたいので250gぐらいを茹でました。
具材を適当な大きさに切りました。↓
自分は食べる(噛む)ことが不自由なので、少し小さめに切ってあります。
具材をフライパンで炒め、火が通ったら一度お皿に取り出します。↓
きょうのお皿は、ネコのkabamaru柄です。↓
そして、茹でた麺を油で炒めてから、お皿に取り出し、炒めた具材をのせて周囲に温めたソースをかけて出来上がりです。↓
少しでも映えるように、ブロッコリーものせてみました。
麺を炒める油はレシピでは「ラード」もしくは「サラダ油」でしたが、ラードがなかったので、オリーブ油とサラダ油を使いました。
普通のスパゲッティでは麺だけを油で炒めないだろうし、ナポリタンでは麺を炒めるときに味を着けながら炒めるのに、どちらでもなくソースを麺の周囲にかけるのが「謎」でした。
食べてみると、コメダ珈琲で食べたものより辛みと酸味が少しマイルドで刺激に欠けましたが、その分ソースの味の奥深さを感じることができて美味しかったです。
しかし、舌がんサバイバーの自分には、スパゲッティは難度が高い(食べにくい)食べ物で、半年ほど前までは敬遠していました。↓
それが太麺になると、より一層難度が増し、口の中で噛み砕いて飲み込むのに苦労し、完食までに40分ぐらいかかってしまいました。
今度は、パンチが効いた現在の味のソースを試してみたいと思いました。
そのときには、太麺にこだわらず、食べやすいようにもう少し細めの麺でつくろうと思いました。
食後に思ったのは、自分は舌がんの手術前にあんかけスパを食べた経験がなく、味覚がおかしいまま味わっているため、本当はどんな味かわかっていないということです。
きっとこんな味なんだろういう程度で、味の微妙なところまではわかっていないと思いますが、美味しく感じることができれば、それで良しとするしかないです。