東北周遊バイク旅 3日目 | 舌がんサバイバーのなんでもありあり

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アラカンのオヤジです。退職して自由になりました。
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今のところ、退職後の生活、自分がなった舌がん、そのための障害者申請・年金申請、趣味のバイクやスキー、ウチにいるネコのことなどがテーマです。

 

3日目は東日本大震災の爪痕に遭遇

 

東北周遊の旅、3日目です。

 

きょうは、昨晩宿泊した福島県須賀川市の拠点を出発して、石巻の拠点に向かいます。

 

※ 拠点という言い方は、ADDressという定額全国住み放題のサブスクの呼び方です。この方式については、10月22日のブログに説明してあります。

 

須賀川市の拠点を、出発の時に撮影しました。↓

 

1階がパン屋さんで、その2階と3階が家守さんの家になっていて、そこに宿泊しました。

 

最初に訪れたのは、福島県三春町にある「さくら湖」です。

 

立派なダム↓がありました。

 

湖には、春田大橋↓があり、そこを通りました。

 

その後、県道50号↓を太平洋岸に向かって東に進み、道の駅「なみえ」(福島県浪江町)を目指しました。

 

ところが、浪江町に入るところで、検問のようになっていて、原子力なんとかの担当者に止められました。

 

なんと、乗用車は通過できるのですが、バイク、自転車、歩行者は通行止めなのでした。↓

 

2011年の東日本大震災の爪痕で、この先は放射能の除染が進んでいないため、被曝量が多くなるからということです。

 

担当者に聞いてみたところ、自動車なら身体が覆われていて被曝量が少ないから通行可能だが、バイクや自転車、歩行者は身体が露出しているからだめだということでした。

 

迂回路を教えてもらったところ、20km程度も後戻りして、しかも遠回りになる道でした。

 

思わず「何で事前のポイントに案内がないのですか?」と言ってしまいました。

 

前回のツーリングで、通湖止めには懲りていたので、今回はネットで各県の通行止め情報を一応確認してきたのですが、そのような情報は見ていませんでした。

 

担当者は20歳台ぐらいの若い方で、その質問に対する応答が的を得ず、よくわからないものでした。

 

しかし、その人を責めてもどうにかなるものではないので「ご苦労さまです」と言って、そこから引き返しましたが、事前にもっと親切な案内があってもいいのではと思ってしまいました。

 

引き返す部分は、道幅が狭くカーブが多いかなりの険道です。↓

 

バイクならまだしも自転車や歩行者が引き返すとなると、距離もあるので、とても大変だと思いました。

 

引き返しポイントの近くに、葛尾村役場↓があったので、寄り道しました。

 

※ ツーリングの途中で市役所や町村役場を訪ねる理由は、4月27日のブログに書いてあります。

 

このポイントに係員を配置すれば、今回の悲劇は防げたのではと思いました。

 

迂回路になるR399を通り、再び太平洋岸を目指します。

 

葛尾村からR399を南下して(遠回りになる)、田村市内からR288に入り東(太平洋岸)に向かいました。

 

このR288より北側が放射能の除染が進んでいないようで、道沿いの北側にある家は立入禁止区域になっていて、廃墟のようになっていました。

 

その光景は、あまりにも悲惨で、被災者の方々のことを思うと写真を撮ることができませんでした。

 

結局、予定より1時間以上ものタイムロスになってしまいましたが、R6まで進み、当初の目的地の道の駅「なみえ」↓にやっと到着しました。

 

もっと北にある宮城県名取市の「かわまちてらす閖上」という震災復興の拠点で海鮮系のランチを食べる予定でしたが、あまりにも遅くなってしまうので、この場所で有名な「なみえ焼きそば↓」を食べました。

 

麺が太くて、もちもちしていて、ソースがびちょびちょになっているのが特徴でした。

 

舌がんのサバイバー(※)で、食べることが大変な自分には、お肉を噛んで飲み込むのが大変でしたが、最近味覚障害が回復してきたこともあり、とても美味しくいただくことができました。

 

※ 舌がんの闘病記、手術後の後遺症による障害などについては、舌がんがテーマのブログに詳しく書いてあります。

 

その後R6を北上し、途中から海沿いの県道74号↓に入りました。

 

本来ならば右手に太平洋が見えるのでしょうが、堤防があって見えませんでした。

 

川があるとことで、やっと遠くにある太平洋が見えました。

 

その後、R6に戻って、道の駅「そうま」でトイレ休憩にしました。

 

 

本来はここに寄る予定はなかったのですが、この先トイレに行けるチャンスがなさそうなので寄りました。

 

そのため計画が狂ってしまい、グーグル先生(グーグルマップのナビ機能)の融通が利かないこともあり、この日2回目の悲劇が起こってしまいました。

 

道の駅「そうま」から、松川浦(太平洋とつながっている湖?)と太平洋岸の間にある道路を北上する予定でした。

 

道路のすぐ脇が海と湖で、まるで北海道の野付半島のような地形なのです。

 

しかし、予定通り、その先にある「鵜ノ尾埼灯台」を目的地に設定してしまったため、その道を通らずに内陸の道をショートカットしてしまったのです。

 

結局、先に灯台に行ってしまい、その後逆行(南下)したため、左側が太平洋、右側が松川浦になってしまいました。

 

これで、またタイムロスになってしまいました。

 

予定よりかなり遅くなってしまったので、不本意ながら高速道路を利用することにしました。

 

それでも高速代をなるべくケチろうとして、R6が空いているうちは下道を走り、混雑してきた宮城県亘理(わたり)町のICから常磐自動車道を利用しました。

 

途中、仙台若林JCTから仙台東部道路、その先の利府JCTから三陸自動車道に入りました。

 

昔は、こんなに高速道路がなかったので訳がわかりませんでしたが、グーグル先生に導いてもらい、宿泊先最寄りの石巻河南ICで降りました。

 

どうにか予定到着時間に間に合うように、ADDress(※)の拠点(宿泊先)に到着しました。

 

※ ADDressという定額全国住み放題というサブスクについては、10月20日のブログに説明してあります。

 

本日の宿泊先は「ゲストハウスみらい」で、まるでペンションのようなステキな建物です。

 

この日の走行距離は288km(予定より50kmオーバー)、燃費(メーター表示)は27.7km/Lでした。