聴くチカラ検定9級【共有する】繰り返し | 毎日が実験。人の気持ちがわかる人になるブログ

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人の気持ちがわかるようになりたい人に教えています。
趣味はビールを飲むことと、和服を着ることと、自分の子を観察すること。
聴くチカラ検定の開発担当。

聴くチカラプロジェクトは、

検定と聴き上手ママのWEB講座を二本立てで準備中です。

 

 

9級の技法は繰り返し。

復唱は、要点の共有でもあり、鏡のようなフィードバックでもある。

おうむ返し、という言葉が技術者の間で嫌われることがあるんだけど

おうむは言葉をただなぞっているだけで、

理解も感情もそこにはないからね。

 

たかが、と侮るなかれ。

相手の言葉をそのまま受け取って丁寧に繰り返すには、

記憶力や集中力もいりますよ。

 

 

【聴くチカラ検定9級】”繰り返し”

話を聴きながら「深める」スキルの一歩め。それが繰り返しです。

 

営業職やコンサルタントの方で、

ヒアリングスキルが高い人の聴き方を観察すると分かりますが、

聴き上手さんは話の重要な部分をしっかりと繰り返して、

話している方と要点を共有することができます。

 

要点を繰り返されると、

話している側は、「あ、伝わっているんだな」「この人はわかってくれる、信頼できる」

という気持ちになり、安心できますし

自分が言った言葉が鏡のように繰り返されると、

少し客観視ができ意味が明確になるので、

糸を手繰るようにもっと内側を見つめていくことができます。

 

「考え」を繰り返されると考えが整理され、

「感情」を繰り返されると心が整理され、

さらに本当の気持ちを見つめる作用があるのです。

 

以上より、

繰り返しもなんでもかんでも繰り返せばいいというわけではなく、

本題や、本心に近づく「要点」をとらえて繰り返さないと、

話があらぬ方向に逸れてしまうことにもつながります。

 

シンプルに、話し手さんにとって大事な言葉を繰り返すだけなのですが

本質をつかまえるセンスは、この段階から必要になってきますね!

 

検定情報シリーズは、読んでいるだけで

「聴くセンス」が向上します。次回もお楽しみに♪

 

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