聴くチカラプロジェクトは、
検定と聴き上手ママのWEB講座を二本立てで準備中です。
9級の技法は繰り返し。
復唱は、要点の共有でもあり、鏡のようなフィードバックでもある。
おうむ返し、という言葉が技術者の間で嫌われることがあるんだけど
おうむは言葉をただなぞっているだけで、
理解も感情もそこにはないからね。
たかが、と侮るなかれ。
相手の言葉をそのまま受け取って丁寧に繰り返すには、
記憶力や集中力もいりますよ。
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【聴くチカラ検定9級】”繰り返し”
話を聴きながら「深める」スキルの一歩め。それが繰り返しです。
営業職やコンサルタントの方で、
ヒアリングスキルが高い人の聴き方を観察すると分かりますが、
聴き上手さんは話の重要な部分をしっかりと繰り返して、
話している方と要点を共有することができます。
要点を繰り返されると、
話している側は、「あ、伝わっているんだな」「この人はわかってくれる、信頼できる」
という気持ちになり、安心できますし
自分が言った言葉が鏡のように繰り返されると、
少し客観視ができ意味が明確になるので、
糸を手繰るようにもっと内側を見つめていくことができます。
「考え」を繰り返されると考えが整理され、
「感情」を繰り返されると心が整理され、
さらに本当の気持ちを見つめる作用があるのです。
以上より、
繰り返しもなんでもかんでも繰り返せばいいというわけではなく、
本題や、本心に近づく「要点」をとらえて繰り返さないと、
話があらぬ方向に逸れてしまうことにもつながります。
シンプルに、話し手さんにとって大事な言葉を繰り返すだけなのですが
本質をつかまえるセンスは、この段階から必要になってきますね!
検定情報シリーズは、読んでいるだけで
「聴くセンス」が向上します。次回もお楽しみに♪
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