コミットメントとは目標達成に対する自分との約束、決意です。
一連の目標達成活動について意思決定を行うことの必要性を自覚する、という意味があります。つまりなぜ、この目標を立てるのか、自分にとっての本来の目的をきちんと踏まえるということです。
なぜ、というと哲学的な理由を考えてしまうかもしれませんが、そう難しいことではありません。
ただ「自分の本来の価値観とずれた目標を立ててしまう」ことにより、途中で壁にぶつかって目標達成できなくなったり、頑張って達成しても幸せになれないという結果につながることは避けなければなりません。
つまりこのステップでは、目的に沿った目標を立てているか、自分の心からのニーズに合っているかを確認する作業を行うということです。
たとえば、短絡的に年収1000万円という目標を立てたとしましょう。
目標に沿って計画・実行する過程で、寝る時間や家族と過ごす時間が犠牲になったとします。
目標達成するころには、健康や家族とのつながりの面で危機的状況に陥っている。
経済的な豊かさを求める心の本当の目的は、健やかに楽しく家族と満ち足りた時間を過ごすことだったのに、本末転倒になり、結果としてかけがえのないものを失ってしまうのです。
この場合、年収1000万円は目的そのものではなかったことがおわかりいただけるかと思います。
前回の「未来を考える」のワークで、将来どのようにありたいか、ビジョンを描いていただきましたね。
これを目標という形に落とし込んだ場合は、大きくずれることはないはずです。
ただ前項の最後に書きましたが、修正は起こりえます。目標達成活動の全体を通して、途中で目標に違和感が生じたり、後から不一致に気づくこともあるでしょう。人生経験を積むことで価値観は変化するのです。
常に“いま”の自分の心や状況に敏感でいた上で、きちんとコミットメントしていることが、目標達成活動の根底部分の支えになります。
つづきます。
