祝画と捧げ文です(´▽`) | 君がために奏でる詩

君がために奏でる詩

妄想とねつ造の二次創作サイトです( ´ー`人´ー` )



まずは、、、だいぶ遅くなりましたが・・・!


さくらちゃんと龍の誕生日の前日が誕生日のアメンバーさんがいました(ノ´▽`)ノ


え・・・。どんだけ遅いんだ? てか文面が分かりにくい?


ごめんなさい(((゜д゜;)))



なうでは先に捧げておいたんですよ・・・?(;´▽`A``


だってほら。誕生日からリア友とかにバレた人がいたので。


一応。ねぇ・・・?((えっ



そんなわけで、あーなさん、


おめでとうございます(*´▽`*)




あーな


イラストもですが、小説も素敵なんですよ(*´▽`*)b


キュンキュンだったり、ドキドキだったり、微笑ましかったり♡


そしてブログの文面は爆笑しまs((殴



あーなさんのブログを見たかたは、ぜひ相合傘もクリックしてくださいね♡


→ 『 まったり 』。 おススメです(*´▽`*)b






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続きまして、えれんさん から頂いた捧げ文です(ノ´▽`)ノ



連載ものの捧げ文という斬新なスタイルでいただいていたんですけど、


ちょっと春休み中は忙しかった身で(;´▽`A``


コメントも中々できないので、一話完結で書いてもらいました。


本当にすいません;つД`)






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12月31日
「ねー、陵?」
「なんですか?未来さん」
「今日って神社手伝うでしょ?あたしもやっちゃ「ダメです。 」
「なんでよー!あたし邪魔しないし、ちゃんとやるから!」
「ダメです。寒いので未来さんは家の中に居て下さいね?」
「あたし、暑がりだから、大丈夫!」
「ダメです。」
「えー。お願いっ。少しでも長く陵と居たいの…。」
「うっ。じゃあ、こうしましょう。手伝いをするなら、明日1日僕の言う事を聞いてくれますか?」ニッコリ
陵の笑顔コワイよ…。でも、しょうがない!
「いいよ…。」
「なら、一緒に神社のお手伝いしましょう!あ、僕から離れないでくださいね?」
「勿論!」
「陵ー、未来ちゃーん、そろそろお手伝いいいかしら?」
「「はーい。」」
「未来ちゃんが手伝ってくれるなんて嬉しいわぁ。」
「いつでも手伝いますよっ!」
「ありがとう。」
「未来さん!こっちに来てください?」
「は、はーい。」
うー。寒い…。暑がりとか言っても寒いもんは寒いよー。
ぱさっ
「え?」
「未来さん、僕のコート来ててください。」
「いいよ!陵寒いでしょ?」
「だって、和服でコートはきれませんから。持っていてください。」
「う、うん。」
クシュンッ
「陵、寒いんじゃん…。」
「風が冷たいですねぇ…」
「ほら、陵、手だして?」
「?はい。」
ギュッ
「繋いでれば少しは寒くないでしょ?///」
「はいっ!」



『新年まで後5秒!4!3!2!1!ハッピーニューイヤー!!』
「あけましておめでとう御座います未来さん」
「あけましておめでとう陵。後Happy Birthday!」
「ありがとうございます。未来さんこそおめでとうございます。」
「ありがとう」
「陵、未来ちゃん、二人はもうおしまいでいいわよ。」
「でも…。」
「若い子達が遠慮しないの!」
「では、お言葉に甘えて…。未来さん、行きましょうか。」
「うん!」

「はぁー。あったかい!もう疲れちゃたぁ。りょー、おやすみー。」
「未来さん、今日一日僕の言う事を聞くんですよね?」
「え?あー、うん。」
「じゃあ、今日は寝かせませんよっ󾠓」
「イヤァァァァァァ!」


チュンチュンッチュンチュンッ
「未来さーん。起きてくださーい?」
「ん…?おはよー。」
「おはようございます。動けますか?」
「んー?あ…。無理…。」
「じゃあ、今日は僕がお世話しますねっ󾠓」
「……」
ヤダァァ(泣)

-END-





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オリジナル小説の方をよく書いているので、


あやかし緋扇の小説は久しぶりだったらしいですw



誤解・・・でもないですが(えっ)、ひなさん=えろ系らしいです(笑)


ワタクシ普通に純愛系も読みますよ?(;・∀・)



前に、、、アメブロを退会した人ですよ?


イチャイチャさせなきゃ面白くないっていうなら、


あんたの頭の中でだけイチャイチャさせてろ。


人に押し付けるな。


と言われたことがあって(;´▽`A``



そんな風に思われているんだなー、と。


捧げ文だから喜んでもらえるのが良いよね!と思うかもしれませんが、


私宛ての小説は、どんな内容でも、


例えあやかし緋扇でなくても、頂けたならそれだけで嬉しいです(`・ω・´)b



なので皆さんも、自由に自分の作品を書いて下さいね♡



とか言いつつ、こういう展開の小説は大好きでs((殴


えれんさん、ありがとうございました(ノ´▽`)ノ






*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆






そして、ひなからの捧げ文です(ノ´▽`)ノ


今日は節目の日なので。


誰宛てかは・・・、分かる人は分かると思います♡





【 絵本 】





二人の子供を寝かしつけて、


ようやく自由時間だやったー!な夜の時間。



ノートパソコンのキーボードをカタカタと鳴らしながら


資料なのかテスト問題なのか・・・、


家でまで仕事をしている夫の隣に座ると、その音が鳴り止んだ。



「今日はいつも以上に優が泣いていた気がしますが、何かありました?」


「あー。美羽に見せようかと思った絵本を、優がうっかり見ちゃってさ・・・」


「?? 絵本なのに見ただけで泣くんですか?」



泣くんですよ、それがまた。


優が泣き疲れて眠るほどにインパクトが強い絵本。



首を傾げる陵に、じゃーんと見せると「・・・・・あぁ」と一言かえってきて。


うん。これは大人でも怖いよね!


美羽は興味津々で見ていたけど!!



「地獄絵図の絵本なんてあるんですね・・・」


「しつけに効果テキメン! 悪いことしたら地獄に落ちるよ、


って言い聞かせられて、すごい人気があるらしいんだけど・・・」



これトラウマにならない・・・?


針地獄とか釜ゆで地獄とか、リアルに描いてあるのがまた怖くて。


陵もパラパラと見ながら、「リアルですねー・・・」と言うくらい。



「でも美羽は見ていたんですよね? 泣きませんでした?」


「ぜーんぜん! あたし良い子だから地獄は関係ないもーん、って」



でも美羽はよく優を泣かせてんじゃん・・・?


そりゃ良い子だけど、もうちょっとお姉ちゃんとしてさぁ、


思いやりとか色々とさ、持ってほしいわけデスヨ。



溜め息を洩らしながら相談すると、陵は納得した様子で絵本を閉じた。



「そうですね♡ 美羽も優も、未来さんも良い子なので地獄は関係ないですね!」



うん。相談する相手を間違えた!


それにあたしまで良い子の分類なの・・・?



「閻魔大王とかって本当にいるのかなぁ・・・?」



前世の記憶はあっても、その辺りの記憶はキレイさっぱり無くて。



未桜として人生を閉じた時、会ったんだよね?


でも転生するのに千年もかかった、ってことは・・・、あたし地獄にいってた??


いやいやいやいやいや。


そしたら善人の嶺羽まで地獄に落ちていたことになるし。



うーん、と考え込んでも、答えなんて出てこないし。


それに正解かどうかも分からないしね?



「そうですねー。人は死ねと、まず『極悪人』と『極善人』と『普通の人』に


分けられるみたいですよ・・・? その教えは仏教だった気がしますが」


「なにその分類・・・」


「ほとんどが『普通の人』で、死後49日間の冥土の旅で、


次に生まれるべき場所が決定するんですよ」



ほとんどが『普通の人』か。でもまぁ、そんな感じもするかな・・・?


でもそうするとさ、少数派の『極悪人』と『極善人』はどうなるんだろう。



その疑問は顔に出ていたのかな。


陵がクスクスと笑いながら、人差し指を上に向けながら答えてくれた。



「美羽や優や未来さんのような極善人は、死亡後に直接、天界…天国です♡」


「ふ、ふーん・・・? 極悪人は?」


「冥土の旅をしないで、直接、地獄界ですねー」



おおぅ。閻魔大王の裁きも受けられずに、地獄に真っ逆さまなんだ・・・。



「普通の人は、49日目に最後の裁きがあって、輪廻先に向かうんですけど、


それは六道と呼ばれていて、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道の


いずれかに行くみたいです・・・?」


「なんで疑問形?」


「僕も実際に見たわけではないので・・・。仏教の教義ですしねー」



そうだよね。実際に見たわけじゃないから、分かんないよね。


でもその六道の地獄道に行っちゃうと、この絵本のような地獄を味わうわけね。



うぅぅぅ。地獄はヤだなぁ。


痛そうだったり苦しそうだったり、見ただけでゾワゾワッと背筋が凍りつくよ。


ペラペラと絵本をまた見ていたけど、それを閉じて・・・・・・本棚に封印。


優じゃないけど、夢に出てきそうで怖いし。。。



そんなあたしの様子を見て、陵はクスクスと笑いながら、


根拠のない「大丈夫ですよ」と言ってきた。



「未来さんには無縁の場所ですから。あ、でも父さんは確実に叫喚地獄ですね♡」


「・・・・・・叫喚地獄ってなに」


「飲酒の罪を犯した人が堕ちるところで、金ばさみで口をこじ開けられて、
 

熱でドロドロに溶けた銅を流し込まれ「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!」



リアルに想像しちゃったじゃん!!


怖い怖い怖い怖いっっ!!



自分の身体を抱きしめていると、その上から加わった温もり。


それに耳の近くで楽しそうに笑う声。


・・・・・抱きしめてくるのはいいけど、そのまま身体が傾いている気が。



そのまま一緒に畳の上にゴロンッと転がって、


あっという間にあたしの視界に映し出された天井。



今が昼間だったら。


部屋の中じゃなくて外だったら。


どこまでも高くて、どこまでも広がる青い空が見れたのに。



「・・・・・・天国も地獄道と同じく、何個も層があるらしいですよ」


「ふーん。空は無限に広がってるし・・・、天国は広いのかな?」


「下天と利天が地上と地続きの世界で、


夜摩天とかが須弥山の上の空間に浮かんでいるらしいですよー」



須弥山ってどこ・・・?


でもそっか。天国でも地上と続いている世界があるんだ。


それならあたしは、


        もし行けるのなら。


下天か利天にいつまでもいたいな。


そうすれば、いつでも逢えるから。


逢いに行けるから。



でも広すぎて、迷子になっちゃうのかな・・・?



「地獄絵図じゃなくて、天国絵図の絵本が出ればいいのにね?」



そしたら、あたしはここにいるよー、って。


ここで待ってるよー、って言えるのに。



でも・・・、そういえば天国絵図? 極楽絵図??


単品で描かれている絵図って見たことないような・・・?


地獄絵図とワンセットというか、一緒に描かれていることが多いよね?


何でだろう。



そう聞くと、返ってきたのはピントが少しずれた答え。



「無いのなら、未来さんが美羽と優の為に描いてあげれば良くないです?」



いや。そんな簡単に言われてもさ・・・。



「あたしの絵の才能、知らないでしょ・・・?」


「じゃあ美羽と優にクレヨン持たせて描いてもらって、未来さんが文を書けばいいですよ」



それは世界で一冊だけの絵本ですね。


そう微笑みながら言うから。


あたしも、それもいっかなー、なんて思えてきた。



美羽と優が思う天国ってどんな世界だろう。


子供って独特な世界観を持っているから、それを見てみたい気がするし。


うん! 明日、描かせてみようかな。



「二人とも、どんな絵を描くのかなー。ね、陵は天国ってどんな世界だと思う?」


「僕は未来さんがいれば、そこが天国です♡」


「・・・・・・・・・・・・あぁ、そ」


「むぅ。最近冷たくないですか? 反応が冷やかというか・・・」



や。いつまでも新婚のようにラブラブ・イチャイチャしているのも、どうかと思うんだ? 


そう言った瞬間、また不満気な声が聞こえてきた。


どんだけ、あたしのこと好きなの・・・・。



「いいですもーん。美羽と優が描いたあと、


こっそりと家族写真を張り付けておきますもん!


そこが僕たち家族の集合場所です! 決定です!」


「はいはい。もぉ宣言した時点でこっそりじゃないけどね」


「むぅぅ。そんなことばっかり言う口は塞いじゃますよ!」


「ちょっ・・・!?」



でも。


久しぶりの抱擁とキスは、


         優の雄たけびに近い夜泣き声で邪魔された。





さすがにちょっと可哀想だったから、、、


陵の代わりに家族写真を完成した絵本に貼ってあげようかな・・・?


どれがいいかなぁ、と写真を選別していると、


後から「「できたー♡」」と二人の子供の声。



選んだ写真を手に持ちながら二人の元へ行くと、


キラキラした笑顔でお絵描きした絵本を見せてくれた。



「おー。よく描けてるねー! じょうず・じょうず!」



見開きいっぱいに描かれた世界。


雲一つない青空。


たくさんの色とりどりの花達に埋め尽くされた地面。


そして、           中央に描かれた桜の木。



「なんで桜の木?」


「だって好きだから! 大きくてー、きれいでー、花びらヒラヒラでー」



とにかく好きー、って言いながら美羽がクレヨンを片付けようとしたけど、


まだ一本だけ優が握ったままで。



「それあたしのーっ!! 返してっ!!」


「もっとお花をおえかきした            あっ!?」


「こらっ美羽! むりやり取っちゃダメ!」


「あたしのだもん!!」



でもだからって、無理やり奪ったら・・・・



「う゛えぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええんっ!!!」


「優のなきむしー」


「まず謝りな!? 優はまだお絵描きしたかったのに、


美羽がクレヨンを取っちゃったから泣いているんだよ?」




美羽は「だってー」から始まって拗ねちゃうし。


優は泣きっぱなしだし・・・っ。


あぁもぉ。一日一回はこんなやり取りがあって。。。うん、意外と疲れる。



写真を絵本に挟んで、二人の背中を押しながら言う。



「本物の桜を見に、散歩してこようか?」



ついでにパパをお迎えに行こう。


そう言った途端、競争するように玄関まで走っていく二人。


それを追いかけるあたし。





あたし達が部屋を出ていってから、


少しだけ開いた窓からは、春の風が入り込み、


絵本のページをパラパラとめくっていた。



大きな桜の木の絵。


桜の木の下で撮った家族の写真。



目印は桜の木。


もしもいつか離ればなれになったとしても・・・。


逢えなくなった日が来たとしても・・・。



あなたが先に逝ったのなら、そこで待っていて?


あたしが先に逝ったのなら、そこで待っているね。




そよそよと...優しい風が


そのページに桜の花びらを付け加えてくれた