武器学校・土浦駐屯地開設記念行事2015 ① | どるにえ北多摩製造廠

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10月10日、茨城県は霞ヶ浦の湖畔に所在する、陸上自衛隊武器学校・
及び土浦駐屯地の開設63周年記念行事に行ってきました。



自分の過去のブログ記事でもある通り、本行事を見に行くのは
実に三年ぶりで、今回も横須賀の海自カレーフェスタと日程が被っていて
どちらにするかちょっと考えましたが、横須賀の方はコンセプトは面白かったものの
今年は観艦式直前という事で、また来週もあると思い、こちらを選びました。



さて、今回も当日は予告より30分早い8:30に開門。
しばらく時間があるので、とりあえず戦車試乗の整理券をもらったのち、
式典や装備アトラクションの行われるグラウンドでいい場所を探します。


最前列はやはりカメラおじさん達で埋まっており、視界が悪くなると思われる為
ほぼ全体が見渡せる後方の高台に布陣すると、記念式典が始まりました。



式典が終わると次はメインイベントの装備アトラクションに移ります。
まず74式~10式までの新旧MBTがグラウンド入り。



今回面白いなと思ったのが、10式戦車の性能を前面に出していく作りだった事。
この時は、3両による超信地旋回の速度競争なんて事も行われました。


さすがに結果は言うまでもありませんが、目を瞠るのが10式の旋回速度。
ほぼ90式の半分ほどの時間で1周してしまいました。44tあるとは思えぬ軽快さです。
この中に先々代の74式が加わっている事で、日本戦車の進化がよく分かるという寸法。


さらに武器学校のヒトマル推しは続きますw


今度は10式の姿勢制御がいかに常識破りなものかを説明するために、
砲身の先端付近の上にワイングラスを2つ乗せ、ワインを注ぎ始めました。






遠目で見づらいですが、武器学校校長が朝っぱらから衆目の中、所属車両の上に
ワインを注ぐという、なんとも珍しい光景が繰り広げられてます。





ほとんど粒にしか見えませんが、グラスが2つ並んでいますね。
ここから10式は砲の姿勢を維持したまま超信地旋回を行うという芸当を見せます。





車体は回りながらも砲塔と砲は微動だにせず。さらに前傾姿勢まで取っちゃうとか。





総火演の変態スラローム射撃からも分かる通り、照準制御にかけては他の追随を許さぬレベルですし、
10式にしてみればこの程度の芸はお茶の子さいさいなのかも知れません。


まだまだ世間一般に10式のぶっちぎり感は周知されていないと思いますので、
そういう意味でも上手いデモのやり方だなぁと思います。



あ、ちなみに残ったワインは、校長と町長がおいしく頂きましたw



続いて、自走砲や対空戦車、戦車回収車や各種装甲車両に誘導弾等が
続々とグラウンドに現れ、武器学校という組織ならではの多彩な機材を披露。

見せ場が終わった装備品は後方で射撃姿勢のまま待機。遠いながらも壮観です。





ただ一方、今年は模擬演習等は行われず、お隣の霞ヶ浦駐屯地からの応援も
アパッチ1機のみと、やや大人しめの印象がありました。テーマは「躍動」でしたが…(;^^
まあ、各種AFVやFH-70の空包射撃は例年通りだったので一安心といったところ。



今回は、装備品はアトラクション終了後も、引き続き射撃姿勢で展示しておき、
来場者はグラウンド中央に入って見学ができる、という方式になっていました。
このあたりも、次回いくつか紹介できれば。





とりあえず、ちょっと画像が少なめではありますが、キリがいい所で今回は終わります。
次回は過去に紹介していなかった展示品もピックアップしていきたいと思います。