ドライブのお供に欠かせないもの ~おまけ編~ | いささかにものに書きつく

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愛犬と一緒に、アメリカの北の端と南の端を行ったり来たりする生活を送っています。
 
忙しくしていると記憶からこぼれ落ちてしまう
日々のあれこれを書き留めています。
 

前回テスラ車のドッグ・モード機能についてご紹介しました。

 

この記事への反響が意外と大きかったので、

今日は予定を変更して

ドッグ・モードが生まれた経緯についてお話しさせてください。

 

 

前回のおさらい。

 

ドッグモードというのは、駐車中に犬を車の中に残しておくことができる機能のことです。

具体的には下記の2つ。

  1 駐車中もエアコンをつけっぱなしにできる

  2 車のエアコンがついている事を外の人に知らせることができる

 

 

電気自動車であれば、どの車も大容量バッテリーを積んでいるので

1にあげた、駐車中のエアコン稼働は問題がないでしょう。

別にテスラが特別な訳ではないですよね。

 

 

この会社が素晴らしかったのは、2の

 『エアコンがついている事を外部の人に知らせる』 

機能を作ったこと。

 

 

これはね、テスラ車の一般ユーザーが

社長であるイーロン・マスク氏に直接お願いした事から生まれたそうです。

 

 

 

Twitter でのやりとりを見つけました。

https://twitter.com/nynex/status/1053111774608678912?lang=en

 

 

 

 

 

10/18/2018 に、社長の Elon Musk がアップした Model 3 販売開始を知らせる

ツイートに対して

一般ユーザが下記のコメントを書き込んだのです。

 

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Can you put a dog mode on the Tesla Model 3.  

Where the music plays and ac is on, with a display on screen saying "I'm fine my owner will be right back"?

 

モデル3にドッグ・モード機能をつけてくれませんか?

 

(駐車中)エアコンをつけっぱなしにし、音楽を流す、

そして画面上に

『ボクは大丈夫! 飼い主はもうすぐ戻ってくるよ』  という

メッセージを表示して欲しいんです。

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そうしたら、なんとその翌日には

イーロン・マスク本人から返事がシンプルにひとこと。

 

 

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Yes (了解)

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これがテスラのドッグ・モード機能が作られたきっかけだとか。

 

 

時価総額、140 ビリオンドル (15兆円くらい?) もの超大会社の社長自ら

一般ユーザーの希望に返答するなんて、すごいですね。

 

 

うちの車はモデル3でないので、導入はちょっと遅くなりましたが

後日ソフトウェアがアップデートされて

ドッグ・モードが使える様になりました。

 

購入後でも、ソフトウェア・アップデートが

OTA (Over the Air) で対応できちゃうなんて、コンピューターみたいです。

 

 

 

我が家の車でドッグモードを起動するとこんな状態になります。

 

17インチの液晶画面に表示されているので、車の外からでも

ちゃんとメッセージが読み取れるんですよ。