民主党の横峯良郎参院議員(50)が、三女でプロゴルファーの横峯さくら(25)が出場する大会に行った際の交通費や宿泊費計約69万円を、横峯氏が代表を務める政党支部から支出していたことが14日、2009年の政治資金収支報告書で分かった。横峯氏の事務所は「娘の応援に行ったのではなく、支援者に会うのが目的。政治活動だ」と説明している。
07年7月の当選以来、何度かスキャンダルが報じられてきた「さくらパパ」に、新たな疑惑が浮上した。娘が出場する試合会場に良郎氏が行く時にかかる交通費や宿泊費を、政治資金から計上していた。
良郎氏が代表を務める政党支部は「民主党参議院比例区第57総支部」。収支報告書や横峯氏の事務所によると、昨年3~11月、国内で開かれた女子ゴルフツアーのうち、北海道や新潟、高知、福岡などで開催され、横峯さくらが出場した17試合の試合会場に訪れるための横峯氏の航空券代や宿泊費が計69万円分、支出されている。民主党の政党交付金から使われている支部の収入は、約1000万円に上る。
この件について、良郎氏の事務所は「娘の応援に行ったのではない。支援者は全国にいる。ゴルフ場や、地元で開かれる会合に出席して支援者に会うのが目的で、政治活動だ。これを叩かれたら、明日からどう活動をしていけばいいか分からない」と説明した。
良郎氏は日本女子プロゴルフ協会で、さくらのコーチとして登録されており、ゴルフ場ではさくらの練習ラウンドを支援者と一緒に見て回るなどしたという。事務所側は「こんな記事が出ることも含めて『さくらパパ』。横峯からゴルフは外せないが、支出を精査し、不適格なものがあれば訂正する」としている。
なお、良郎氏が17試合を見届けた09年のさくらは、年間6勝を挙げる活躍を見せ、ツアー史上最高の獲得賞金1億7501万6384円を稼ぎ出し、初の賞金女王の座に就いている。
◆横峯議員の過去のトラブル
▼不倫&賭けゴルフ報道 当選直後の07年8月、週刊新潮が不倫と賭けゴルフ疑惑を報道。不倫相手とする女性が、横峯氏の暴力なども告白した。党は10日間の自宅謹慎処分に。横峯氏は報道を名誉毀損(きそん)として女性や新潮社などに損害賠償などを求め東京地裁に提訴したが、後に請求は棄却。
▼恐喝に関与? 09年2月、週刊文春と週刊新潮が恐喝事件への関与を報道。横峯氏が関係する飲食店で金銭問題が発生し、仲介役となった横峯氏が紹介したプロレスラーらが店に居座り、現金約30万円を奪ったと伝えた。
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