クラブ職人の徒然草~2 -522ページ目

一日人間ドック

昨日は朝8:30からカミさんと二人で国保の一日人間ドック。

生まれて初めて胃カメラを経験しました。


食道を通っていくと血管が浮き出たような真っ赤な縦の筋が数本。

逆流性食道炎だそうです。


やっぱり普段から気ぃ使うて気ぃ使うて生きてる証拠やな・・・


異常が見つかったら生検で組織取りますに同意してましたが

「胃の中は綺麗ですね。ただ、この底の方の赤斑はピロリ菌ですよ」だと。

とりあえず切られずに済みました。



うわさには聞いてましたがツライもんですなぁ。

嘔吐反応がキツイほうなので鼻腔から細いタイプを入れましたが、それでも喉を通る時のつらいこと。

これで検査受けるの嫌いになりますわな・・・



ドラマに出てきそうな小柄で若い美人女医さんでしたが文字通り腹の中さぐられるっちゅうのはなんとも胃炎・・・なんちゃって。

実はね・・・の名品をご紹介

軟鉄鍛造にこだわってきた三浦技研がPP-9005という複合素材構造のヘッドを発売し

しかも最近の流行に合わせたストロングロフト(7番=30度)。


これが三浦技研製という信頼感も後押しして大人気になっています。

今月末までは生産態勢が受注に追い付かないとのことで受注停止中。

当工房でも1セット納品待ちになっています。



軟鉄鍛造ボディ+高反発系鋼材フェイスという構造のヘッドはエポン社にもありますが、まだあまり知られていない(じわじわと認知度上昇中のようです)コンポーネントパーツブランドをご紹介します。

ロイヤルコレクション社が展開している「ソナテック」というブランドのSS701というモデルです。


S20C軟鉄鍛造ボディ+高強度特殊バネ鋼フェイス構造。

7番=31度のストロングロフトです。


こういう設計・構造のアイアンの利点を多くの方は「少しでも短い番手で打てることにより正確性が増す」とお考えだと思いますが、僕はもっと他に多くの利点があると思っています。

実際のところ、ナショナルブランドのアイアンでもそうですが、例えば7番は従来の6番相当のロフトで

長さも実はほぼ6番相当なんです。

これでは7番に6と刻印しただけのことで「短い番手で打てる」ことにはなりません。


鉄の塊のマッスルバックアイアンや標準的な軟鉄キャビティアイアンにこういうストロングアイアンが無く、ステンレス製や複合構造のソール幅の広いポケットキャビティにのみある、というのには理由があります。

それはポケットキャビティや中空構造にすることによってヘッドの重心深度(フェイスからどれだけ後方に重心があるか)を深くし同時に低重心にできる、そのため遠心力によってインパクト時のロフトが静止時のロフトより大きくなることができるから、です。


インパクトロフトと長さ(=ヘッドの周速)とスピン量と弾道高さ、飛距離という要素は有機的に関連し合っているもので、長い番手はロフトが立っているという理由だけで距離が出るわけではありません。

その証拠にマッスルバックアイアンをストロングロフトにするとロフトが生み出せるスピン量に対して周速が不足し、そのロフトなりの距離は出ません。

アイアンを短く持って距離を抑えて打つのとおおよそ同じ理屈です。



では複合構造のストロングロフトアイアンの利点は?

僕は大きく三つあると思います。

1、重心深度が深くなりフェイス面の有効面積が大きくなる(スイートエリアが大きくなる)。

2、自ずとソール幅が広くなり接地時の上下左右のずれに対して許容量が大きくなる(抜けが良くなる)

3、素材独特の軽やかなインパクトフィーリングの心地よさがプレーイングメンタルを向上させる。

これらの「易しさ」が最大の利点だと考えています。

ロフトと長さの関係だけでいえば結局は標準的な軟鉄鍛造アイアンのスペック(=7番で34度くらい、ルール60度法で言う37インチ前後)と同じことに結局は落ち着く、と言えると思います。


芯を食った時の何とも言えない快感、硬派なブランドで上達を目指す喜びと所有感。

そういったものが軟鉄鍛造のブランドヘッドにはあると思います。
また、各ブランドはそういうブランドロイヤリティを勝ち得るだけのものを作っていると思います。


一方でプレーアビリティを高めてくれるアイアンの易しさと安心感。
そういったものが複合アイアンにはあると思います。


これは全く好みの問題でありゴルフとの付き合い方の人それぞれの違いですね。


各々のタイプにちゃんと「良いもの」があります。


僕の考える「良いもの」とは?


それは設計倒れ、謳い文句倒れではなく、その設計性能に応じたきちんとした作りのものであること。

アイアン「セット」として正しく組み上げられる正確なつくりであり、その品質管理が行き届いていること。

そうして初めてクラフトマンとしてお客様に安心して作り納品することができ、お客様にも安心と信頼を持っていただけるもの。


だからどうしても取り扱いブランドが絞られてきちゃうんです。

逆に言えば当工房で扱っているブランドの製品は店主の目で確かめて吟味した物ばかりで、お客様の信頼に対して絶対裏切らないという矜持の表現でもあるんです。

SPEEDER EVOLUTION Ⅱ 試打

昨日の定例コンペで「オレンジスピーダー」
スピーダー・エヴォリューションⅡのDWと3Wを使ってみました。

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DWは661-Sです。

白のモトーレスピーダー、青のエヴォリューションに比べて全体的な弾き感、走り感、スピード感があり、初代のスピーダーに近づいた感じがします。

仕様は45.0”、D-3.0、ヘッド:460cc、リアルロフト10.3、振動数260cpm
です。

初代がしなっているのを感じる暇がないくらいしなり戻りのスピードが速かったのに対してオレンジはそれにもう少し「間」を持たした感じ。
切り返しから一元的にスパッとしなって走ります。

気を抜いてヘッドの戻りが遅れるとつかまりませんが、逆にドローで叩く方には少々振っても「巻く」という球筋が出にくく、左を気にせず安心して振っていけるシャフトではないかと思います。

661-Sで規格重量69gというのもゴルフピット的には好ましいところです。




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3Wは70-Sです。

44.0”で77gという規格値ですので46”換算ですと80g。661-Sとのセッティングとしてはちょっと重いかもしれません。

60-Sが44”で67.5gですので3Wには60-Sで良いかも。


ヘッドはウインバードの新製品「at-FW」#3(15度)。

フェイスにマレージング鋼を使用したヘッドですが弾き飛ばす力はチタン製に負けないものがあると思います。

投影フォルムが頃合いの大きさでフェイスの厚みとのバランスが良く、上級者好みの「顔」だと思います。


シャフトのしなりのフィーリングは上手くDW用を踏襲できていると思います。

フェイスの遅れや返り過ぎというバラツキの不安がなく、シャフトのしなりを一気に生かして叩ける感じがDWとの流れも良く、安心してセットできると思います。



スピーダーはFW用としては白しかなく、もう少し腰の強いしっかりした感じで安心感が欲しいという声もありましたが、シャフトのしなり性質・重量規格、ともにクラブセットを構築しやすい良いシャフトが出たのではないかと思います。