そういえば、ミズノの世界戦略的ドライバー? ST200Xドライバー試打しました。低スピンで飛ばせますね。ぶっちゃけ、今までのMPシリーズのドライバー、GXドライバーから大きく進化しかといえば、見た目的にはあまり変化がありません。
ですが、グローバルモデルということで、構えたときのヘッドクラウン部分の形状とうか、ビジュアル面的には、海外メーカーっぽい雰囲気がありました。日本っぽくないというか、キャロウェイっぽい雰囲気もあるし、テーラーメイドの異形ヘッドとか彷彿させてくれます。といっても、ST200Xが異形ヘッドだという訳ではありません。
装着シャフトは、MFUSION Dカーボン、Tour AD XC5を打ちました。
MFUSION D カーボンシャフト
ミズノゴルフのオリジナルシャフトです。万人向けのシャフトです。45.75インチと長目の設定、やや軽めでソフトスペックな感じだったので、私には合いませんでした。ヘッドスピードが遅い人(38m/sくらいまでの人)は、こちらのシャフトが合うかと思います。
Tour AD XC5カーボンシャフト
こちらのシャフトの方が、程よく重くて、程よいトルクで、打ちやすいです。ある程度の重さがあった方が振りやすいですし、インパクトが強くなる印象があります。このシャフトを装着すると、バランスはC9くらいとなります。クラブ総重量は、約303グラムとなります。総重量は、300グラム超えてきますが、バランスC9なので無駄な重さを感じませんので、とても振りやすいです。むしろ、軽く感じるほどです。
β(ベータ)チタンを使用
ただ、フェース面に使用されてるチタン合金を高反発モデルに使用していた高剛性のチタン合金(βチタン)を使用しており、フェースの弾きが良くなってるとのことです。ルール適合範囲内で、反発力を高めてるそうです。それに比例してボールスピードが速くなってます。
ドライバーのネーミング ST が、SPEED TECHNOLOGY の頭文字をとってます。つまるところ、ボールスピードを速くするための技術を詰め込んでるということでしょうか。
バックスピン量が少なくて飛ばせる
弾きはあまり感じませんでしたが、かなりバックスピンが少なくて、ボールが前に伸びる感覚がありました。スピン量が少なすぎて、ボールが上がり難いというゴルファーが増えそうな予感もします。ミズノ オリジナルのMFUSIONというシャフトの場合、トルクが大きいので、スピン量が増えてしまう可能性があります。どちらかといえば、Tour AD XC5 の方がトルクが少なくて、ヘッドの無駄な挙動を抑えられるので、かなり低スピンで打てます。
だけど低スピン過ぎてボール上がらないかも
ロフト角10.5度でも、ボールが上がり難いと感じました。しっかりと、アッパーブローで打てないと、ボールが上がらない人が増えそうな気がしました。もともと、ミズノのドライバーは本当に低スピンなので、ボールが上がり難い傾向が強いです。後は、シャフトの運動(撓り)を活かして、高いボールが打てるようにフィッティングすることが必要かと思いました。
ボールが捕まる・ドローバイヤス
あと、構えるとフックフェース気味となってるので、左にいきやすいです。左にいかせたくないので自分で少しフェースを開いて打とうとします。すると、ややフェードでバックスピン量が増えますので、低スピンドライバーの意味が無くなってしまうという矛盾を感じました。というか、結局のところ今と同じな感じです。自分がもっとインサイドから打てるスイングにすれば修正できるのだろうと思いますが。
スライスが多い人に向いてる
ミズノ ST200X ドライバーは、ボールを捕まえて、低スピンで打てるドライバーです。なので、フェース開いてインパクトして、バックスピン量が多くて、バナナスライスが多い人に向いてるというか、スライス減らせるかと思います。スライスに悩んでる人は、ST200Xドライバーである程度のスライスは減らせるかと思います。
スピーダーとかカスタムシャフトを装着すると、長さ45.25インチとなって、けっこう振りやすくなります。
最近のミズノゴルフは、かなり頑張ってる感じがします。
ミズノ ST200X ドライバー 評価
ぶっちゃけ、真新しい飛び性能技術はありませんが、重心バランスがとても良いのと、軽量ヘッドで振りやすい印象でした。そして、かなりの低スピンが打てますので、それだけで飛距離アップできます。あとは、シャフトとの相性で性格が変わってきますので、色々と試打されると良いかと思います。
ボール初速が速くなる
フェース面の素材が高反発モデルに使われていたベータチタンを使用してることによる影響からなのか、ボールスピードが少しだけ速くなった気がします。2~3m/sくらいの微妙なレベルなのですが、併せてバックスピン量が減るので、今までよりは飛距離アップできる感じがします。
なので超ぶっ飛びという感じのドライバーではありません。飛距離ロスの原因となるバックスピン量を如何に減らすか?飛距離アップにつながる初速アップができるかが考えられたドライバーだと感じました。
ドローバイヤスでスライス減らせる
また、ST200Xドライバーは、ややフックフェースで、ドローバイヤスが入ってます。ボールが捕まるようになってます。フェース面で滑って、擦り球になると、フェースの反発力が活かせないからです。スライスが多い人にもオススメできます。
バックスピン量が減らせる
むしろ、スライスが多い人はフェースが開いてることが殆どなので、バックスピン量が増えやすくなります。ST200Xドライバーを使えば、スライス減らせるし、バックスピン量も減らせるので、飛距離アップしやすくなるはずです。
ST200Xドライバー 試打レンタル
ミズノゴルフのサイトでは、試打レンタルの申し込みができます。ただし、カスタムシャフトではなくて、M FUSION シャフト装着ドライバーしかありません。カスタムシャフトが装着されたドライバーを試打したい場合は、試打会に出向く必要があります。または、ミズノゴルフ(養老)に出向いてフィッティングする(有料)というのもありです。
ST200ドライバーを試打した記事 ミズノ ST200 ドライバー 試打 こちらも読んでみて下さい。
ミズノ ST200X ドライバーは、各カスタムシャフトが装着されたモデルがあります。標準シャフト(M FUSION)よりは、他カスタムシャフトの方がお勧めできます。個人的には、Tour AD XC5です。
ミズノ ST200X ドライバー 中古
装着シャフト、ロフト角などに注意してください。
カスタムシャフトが装着された中古です。
Tour AD XC5 装着の中古も増えてきましたので、オススメです。