小倉大賞典の展望 | 万馬券主義

万馬券主義

更新停止しました。

リトルアマポーラは愛知杯でGⅠ馬らしい姿を見せ付けた。昨秋の府中牝馬Sは久々のせいか決め手が甘く、エリザベス女王杯は3番手追走も持ち味の渋太さが見られずじまい。叩かれつつ良化するタイプではありますが、攻め気配アップの前走、牝馬限定戦とはいえ着差以上の危なげない勝ちっぷり。やっと本格化の兆しだ。脚質がコース的に合うのか、早々とこの鞍に照準を合わせての調整だし、牡馬混合でここは勝負を見込んで当然か。

シェーンヴァルトはクラシック路線は皐月賞4着が最高だが、常に一線級に伍しての戦い。そのキャリアは今回はメンバーでは上位の評価。前走の中山金杯では2角でペースが遅くなったところで折り合いが難しくなり早目に動いたが、着差はクビ、ハナ、ハナ、ハナという僅差。あと1F距離が短ければ結果も違っていただろう。ハンデは恐らく据え置きだし、いかにも中京が合いそうな脚質。一変も。

ドリームサンデーは中日新聞杯は札幌日経オープン以来でしたが、好仕上がりだった。速いラップを刻んでいたが、展開的には楽な逃げで終始後続に1馬身リードの形。勝ち馬に最後は屈したが2着は安泰だった。もともと地力のある馬だし、平坦小回りコースは得意の馬。ただ、好走のカギは展開。スンナリした形になるかどうかにかかる。

ナリタクリスタルは、修学院Sでミッキーパンプキンにクビ差2着でありましたが、逆瀬川Sでは離れた2番手の直後につけてひと追い毎に伸び持ち味を発揮した。とにかく早目に行けて器用。その自在性はコース的に魅力。決め手は十分、上位争い出来るものだし、軽量も見込めるだけに要注意の存在。

ミッキーパンプキンは中日新聞杯6着。3~4角でも手応えは上々ではありましたが、直線挟まれて進路がなく、前が開いたのが直線半ば。そこからいい脚で伸びているだけに惜しまれる内容。末脚は上がり3F34秒前後を連発しているように爆発的なものを秘めているし、ハンデも中日新聞杯で54㌔だけに恵まれたものになるはず。巻き返しの可能性は十分ある。

マイネルスターリーは札幌開催で力をつけ、東京のアイルランドトロフィーでは相手強化もなんのその。インコースから叩き出して接戦に競り勝った。これほどの末脚を秘めていたのは驚きだった。折り合いに進境が見られたからこそで著しい成長を感じさせる。久々でも鉄砲実績があるだけに、いきなりでも警戒は必要だろう。

オースミスパークが1000万、1600万特別を連勝して勢いに乗っている。展開的な利があったとはいえ、この2戦の走破時計は立派でオープン入りしても十分通用しそう。ただ1800㍍は少し長い。守備範囲は1400㍍~1600㍍。3走前に実績を残しているだけに、こなせなくもないが、この相手で展開的には同型との兼ね合いがカギになるだけに過大評価は危険だろう。

その他では、好調アーリーロブストはこの距離では折り合いがカギになり、3連勝中のモエレビクトリーは勢いはあるもののこの相手では同型との兼ね合いがポイントになりそう。

現時点での◎はリトルアマポーラか。愛知杯の内容からもこのコースは脚質に合う。相手もシェーンヴァルトか。中山金杯は5着でも見せ場十分。実績もあり、ハンデ的に魅力。