―― 後編・下肢 ――
正直に言うと、
下肢に関する症状についても、
脳梗塞を経験するまで聞きなれない言葉もいくつかありました。
「反張膝(はんちょうひざ)」
「内反(ないはん)」「外反(がいはん)」
「足背屈(そくはいくつ)」
どれも、健常だった頃の自分には縁のない言葉だったと思います。
(ただ単に、私が無知だったのもありますが😅)
これらは、
脳からの指令がうまく伝わらなくなったことで、
脚の動きや姿勢のコントロールに影響が出た状態を表す言葉です。
※下肢の医療用語をやさしく訳すと
-
反張膝(はんちょうひざ)
→ 立った時、膝がまっすぐを通り越して後ろに反ってしまう状態 -
内反・外反(ないはん・がいはん)
→ 足首や足が内側/外側に傾いてしまうこと -
尖足(せんそく)
→ かかとが着きにくく、つま先立ち気味になる -
足背屈制限(そくはいくつせいげん)
→ つま先を上に持ち上げにくい状態(=つま先が上がらない) -
感覚障害(深部感覚障害)
→ 足裏の感覚や、足の位置が分かりにくくなる
みたいな感じでしょうか![]()
下肢に起きている、実際の感覚
私自身の下肢の症状を挙げると、
-
左右のバランスがとれない
-
歩く速度がかなりゆっくりになる
-
転倒防止のため、一歩一歩確認しながら歩く
-
足裏の感覚が薄く、地面を捉えにくい
-
左に体重をかけると、膝が「カックン」と崩れそうになる
-
つま先が思うように上がらない
-
しゃがむ・かがむ動作がとても難しい(と言うか顔面から転倒しそうで怖いっス)
-
坂道や階段、段差や障害物のある悪路では、足の運びに強い不安を感じ、歩くのがとても辛く、怖くなる

等々といったことがあります。
平らな道であっても、決して「何も考えずに歩ける」わけではありません。![]()
歩行は「反射」ではなく「作業」
歩行は、反射的な動作ではなく、
『集中力を使う“作業”』になりました。
足の位置、重心の移動、次の一歩。また次の一歩。
右、左、右、左、
それらを常に意識しながら、
頭の中で確認し続けています。![]()
ふらつきと、見られ方への不安
足の問題だけでなく、
歩行中にふわっと目眩がするような感覚を伴うこともあります。
(この目眩(めまい)も脳梗塞の影響だと思いますが)
その瞬間、体の軸が定まらず、
進路が左右にぶれてふらついてしまうことがあります。
傍から見たら、
「酔っ払いの千鳥足?」のように見えているのではないか…?![]()
そんな不安や疑念が頭をよぎることもあります。
もちろん、
酔っているわけでも、ふざけているわけでもありません。
必死にバランスを取り直している最中なのですが、
その事情は外からは分かりません。
走れないこと、横断歩道での焦り
ゆっくりであれば、歩くことはできます。
ですが、走ることはできません。![]()
横断歩道を渡っているとき、
青信号が点滅し始めると、
それだけで一気に焦りが出ます😅
他にも、梅雨の時期などに突然のゲリラ豪雨に遭い、
屋内に急いで避難したいと思っても、
どうしても間に合わないことがあります。
急ごうとすればするほど、
足の動きが追いつかず、
かえってバランスを崩しそうになるからです。
「急げば何とかなる」という選択肢がなくなり、
常に自分のペースを守るしかない。
それも、下肢に残った後遺症のひとつです。
見えにくいけれど、確かにある困難
外から見れば、
「歩けている」ように見えるかもしれません。
ですが実際には、
歩くことそのものが高度な調整作業であり、
身体的にも、精神的にも負荷がかかっています。![]()
あ、あと、追記として下肢装具を装着してる人あるある?ですが、
靴の左右のサイズが違ってたりします(笑)
これけっこう負担なんですよね~![]()
これが、
脳梗塞後の下肢に残る、見えにくい後遺症の一部です。
大体そんな状態で日々の日常生活を送っています。
(※脳卒中患者によって個人差はあると思います)
最後まで読んでいただきありがとうございました。![]()
(※追加更新)
衆院選の投票に行ってきました…
全国のニュースで報道されてるように今日は極寒の悪天候日(>_<)
積雪による路面凍結などもあり正直投票に行くのを迷ってましたが
せっかくの権利を無駄にしたくはない!と、気持ちを切り替え現地へ向かうことに…
滑らないように、転倒などしないように、恐る恐る足元を注意しながら歩いていきました。
投票会場まで片道徒歩30分かけての道のりでしたが想像以上に寒くて…
ああああ・・やっぱ辛い~足が強張って上手く歩けないいいい~![]()
こんなことなら期限前投票にすればよかったわー![]()
後悔先に立たず(笑)