伊勢別街道で再び津を目指す1日旅 その1 | らんまるの街道歩き・暗渠散歩ブログ

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と、いうことで先日ようやく昨年10月初旬の伊勢参宮道の旅日記が終了した訳ですが、すっかり「伊勢づいて」しまった私は、どうにも伊勢参宮道に関連した道が歩きたくて、昨年12月に旧東海道の関宿で旧東海道から分岐して、津で伊勢参宮道に合流する「伊勢別街道」を歩いてきたので、しばしその旅の記録にお付き合い下さい。

 

当日歩いたコースは↓。

歩いた距離は寄り道含めて20kmちょっとくらいかと思います。

 

12月8日(金)、役職も無くなって身も心も軽くなった♪私は軽やかに午後半休を取って、午後の新幹線で前泊のため四日市まで異動します。名古屋からの近鉄は、昔から乗りたかった近鉄特急の二階建て車両、ビスタカー!

この日のために1ヶ月も前からネットで予約をしていたのでした。

 

座席から二階は表現しづらいので、四日市で列車を下りるときのカット。

ちゃんと二階建てでしょ?30分っきりでしたが快適な旅でした~(≧∇≦)。

 

四日市に到着したら、じゃらんで予約していた宿に泊まります。

 

翌朝は7時前のJRの列車で関に向かいます。これ(↓)はJR四日市駅に向かう途中で交差した旧東海道の京都・伊勢方面。

 

まだ絶賛夜明け中のJR四日市駅に到着。うーん、JRの地方大都市の駅なのにここまで周りに何も無いとは、、!(ビルなどは多少ありますがコンビニなどは皆無)

 

亀山行きの普通電車で30分ほど移動。

 

亀山でJR関西本線の列車に乗り換えします。

 

ほどなく、8時前に関に到着!はるか向こうに見えるのは旧東海道の京方面の山。

前回関に来たのは2015年の8月、暑かったけどまだ夏の出歩きが今ほど危険ではなかった頃でした。今、同じ季節に同じ事をしたら、往時の旅人よろしく行倒れですね(;・∀・)。

 

再び来るかどうかも定かではないので、関駅の駅名も激写しておきましょう。

 

駅の入口にある「東海道 関宿」の標柱。

それにつけても、寒い!山に近いところなので気温がだいぶ低いです。

 

今日の趣旨は伊勢別街道をゴールの津まで歩くことであって、関宿を隅から隅まで見ることではないので、宿場の真ん中辺りに出てから東に進み。伊勢別街道との分岐点に向かうことにします。

 

あれは、、関富士でしょうかね。標高243mの「我が町の富士」。

 

さて、旧東海道の関宿の真ん中あたりに到着です。

道の向こうに見えている、左側に見切れているのが問屋場跡、右に見切れているのが鶴屋脇本陣跡です。

 

鶴屋脇本陣は単独で!

 

こちらが京方向の景色ちょっと登りになってますね。

 

改めて四日市・江戸方向。この辺りは前回までご紹介していた、松阪~伊勢神宮エリアの幅広妻入り二階建て物件ではなく、袖壁+厨子二階の松阪以北によく見られた特長の建物が多いです。

 

この調子で建物を紹介しているときりが無いのですが、これは外せませんね。

 

あっ、この独特な窓も外せませんね。

 

二回目になりますが、何度見ても素晴らしいなあ。

 

でんわでんぽう」の看板はこれ自体がもう文化遺産と言って良いかと。

 

そして何よりもその無事を確認したかったのがこちら↓。鮮魚青果物商 遊快亭。

2015年の8月に来た時は昼間だったので営業中の姿が見られましたが、朝早いと閉まってるのはしょうがないですね。無事でよかった(*´∀`*)。

 

坂道で道の湾曲している街道の宿場って、「いかにも旧街道の宿場!」って感じで昔から好きですが、関宿の風景は全国の街道でもトップクラスでしょう。二回も来れて幸せ(≧∇≦)。

 

達筆過ぎて読むのに10秒くらいかかりましたが、こちらは長谷屋伊三郎。

元は木賃宿で戦後まで現役で宿屋を営んでいった老舗です。

 

こちらの袖壁二階建て物件+幕板は二階の色褪せた黒漆喰(たぶん)がシブいですね。

 

他にも素晴らしい物件がありましたが、端折りまくって関宿の東にある、伊勢別街道との追分に到着しました。

 

せっかくなので反対側からiPhoneのカメラを目いっぱい広角にして激写してみましょう。

正面方向が旧東海道の京方面、左斜めに下りながら進む道が伊勢別街道です。ここから津に向かって寄り道含めて20㎞前後の歩き旅スタートです!!

 

スタート地点に着いたところでいい長さになってしまったので、その2から本格スタートです。

 

つづく!