10月3日(火)~6日(金)に四日市近郊の日永の追分から伊勢神宮まで続く 伊勢参宮道を歩いた旅の模様、三日目の旅のその2をお送りします。
この日の歩行ルートは↓。例によって細かい立ち寄りポイントはだいぶ省略していますが、記事を書き進めるにつれて少しずつ増えてきました。
この日の行程は松阪の中心街から、伊勢神宮の外宮(げくう)のおひざ元、伊勢市まで歩き、寄り道含めてざっと23~24㎞ほどの行程でした。
その1では、急激な幅員減少とクルマ通行料激増を嫌気して、小さな川の横で見つけた鳥居を辿ったら、神社が無かったと勘違いしてしまった(;゚Д゚)という結末に終わったところまでをご紹介しました(↓再掲)。
(実際はこの左奥に神社があった訳です)
とは言え、歩いている時点では「神社は無かった」になっているので気にせずに少し先の街道右側にある信楽寺にお参りします。
ここの売りは山門の前にある仏足石、こちらです(↓)。
仏足石というと、片足タイプ、両足タイプ色々ありますね。足の真ん中くらいにチャクラみたいな模様が描かれている感じのイメージが強いのですが、こういう「何となく足の形」的なものもあるんですね。
信楽寺の先は少し上り坂になっていました。クルマが入る写真はなるべく減らしたいので、ほどよい場所で3分近く粘ってようやく撮れた自動車フリーの写真がこちらです。
そのすぐ先の街道左側にある神戸(かんべ)神社にもお参りに行きます。参道入口が上の写真でちょっと見えてますね。
本殿。赤っぽい朝の太陽が曇りがちな空を通して夕方っぽい色合いになりました。
祭神は加具土命(かぐつちのみこと)で元は加具土神社と称したそうですが、明治の頃、現在の神戸神社に変わったそうです。祀ってある神様の名前をそのまま名前にした方が良さそうなものだと思いますが、何で改称したんでしょうね。
伊勢方面にある参道出口(入口)。どうやらこちらがメインの参道のようですね。
神社から出るとまたクルマ・クルマ。この四つ辻は横方向からも往来があるので小さな交差点ながら、なかなかスリリングでした(^^;)。
青面金剛(しょうめんこんごう:入力時はいつも"あおづらこんごう"から変換してます)を祀った庚申堂。
そこからしばらく徳和坂という坂道を下ってゆき、やがて金剛川に架かる金剛橋に出ます。
この辺りからしばらくはほぼ真っすぐな道が続き「徳和畷」と呼ばれていたそうで、沿道には白酒を扱う茶屋が数軒あったそうですが、今はクルマでこんな感じ↓。
初日から、クルマがめっちゃ多いところでも自転車が果敢に走っている光景をたびたび目にしていますが、ここも例外ではありませんでした。
クルマが邪魔にならない程度遠くなる瞬間を狙って激写して徳和畷。
この1秒後に大き目のクルマが右側を激走していきました。
クルマばかり気にしているのも何なので、花でも見て気持ちを和らげましょう!
こんな風に花をみるとやはり少し気持ちも和らぎますね。ありがと!
その先の街道右側に永代常夜燈があります。こちらは文政十二年(1829)に江戸の干鰯問屋が建立し、嘉永二年(1849)に修理されたそうです。
干鰯は良い肥料として需要が高かったそうです。
そこから少し進むと徳和畷は終わっていたようで、その先で街道を横切る用水路の脇に地蔵尊がある、とガイドブックにありますが、、
ありました!上の写真の左側に見えている草むらの奥にあった地蔵尊がこちら↓。
赤い前掛けが格子状の扉に架かってるんですかね、これ。供えられている花も新しいので、地元で大切にされているのでしょう。
やがて徳和の集落に入り、虫籠窓のある家などがちらほら見えてきます。
この手の建物に飢え始めていたので反対側からも撮っちゃおう!
その先でJR紀勢本線の踏切を渡ります。すぐ右側が徳和駅。
それらしい建物が少しずつ現れてきてちょっと楽しくなってきました(^^♪。
曇り空+朝の太陽で微妙な色合いになっていますが、悪くないですね。
太陽がペッカペカの晴天で明暗差が激しすぎるのも、建物を撮りたい時は良し悪しですしね。
その先の街道左側にどどーん!と立っているのが万人講常夜燈。天保二年(1831)の建立です。
「万人講」とは、「神社・仏閣に参詣したり、堂塔の建立修理などに寄進したりするために、多人数で作る講中」だそうです(コトバンク)。
さらにその斜向かいには、大日寺寺標が用水っぺりに立っていました。
字が刻まれている面が用水方面を向いちゃってるので、ちょっと激写しづらし!
地図を広げて調べてみると、街道から見て右方向の1km弱ほど先に「大日寺」というお寺があり、ガイドブックにも「紀勢本線を越えた先に大日寺がある」と書いてあったので、その寺標ですね。
確か天気予報のルールで「空の10%が青空だったら『晴天』」っていうルールがあったので、これもギリギリ晴天なのかなあ。
その先でしばらく建物がまばらになりますが、国道42号を超えるとまたちらほら建物が増えてきます。こちら(↓)は生垣で詳細があまり見えませんが、何やら良い感じの古民家
またここから楽しくなりそうな予感(*゚▽゚*)!
実際ここから先は、少なくとも私にはだいぶ楽しくなりましたが、この続きはその3でご紹介します。
つづく!