今日は念願の久美子一座の公演を見ることが出来ました。
あぐり寺での初演の時は大雪のため行けず、
今回は熱烈リクエストによる再演!!
めちゃくちゃ嬉しい!!!
さて、久美子一座を見て一番感じたのは
「存在が演技を超える」ってこと。
その役どころに、演技者の人生があらわれるということです。
女性心理を鋭くえぐる不条理劇「スパゲティ」は
スパゲッティを食べたの食べないだのという言葉で展開するけれど、
その「スパゲッティを食べる」が心象風景の比喩になっていて
それぞれの女性の中に発現する想いが交錯します。
でも重要なのはプロットとか展開ではなく、
舞台上の「想い」が、役者の生き方にリンクしていて
いや、リンクどころじゃなくそのものがそこにあらわれてくることです。
例えばゆっきが演じた女性の渾身の叫びの中に
ゆっきが今まで生きていて味わってきた喜びとか悲しみとか、本当に沢山の深い想いが凝縮されて
ゆっきが自分の人生をそこで叫んでいる感じでした。
りかちゃんのパワフルで熱い肚の底から湧き上がるような想いと同時に
持ち合わせている女性性が香り立つみたいな感じとか、
えこちゃんが持ってるポテンシャルや自由な無邪気さ。
その純粋さゆえの怖くなる程の、突き抜ける力。
そしてモンゴル風の民のリリカルな世界
「悲しい蝋燭」では
のりちゃんの大きく包み込む慈愛と人生に対する強い決意。
無冥さんのそこに存在するだけで、まるごと抱きしめる愛。でも面白い。
(何もしなくても半端ない存在感)
そういうそれぞれの人生と言うか、存在そのものがそこにあらわれてくる芝居でした。
これって、演技を超えてる。
みんな真理を学んで来た仲間だからこそ、舞台に自分がそのままあらわれるのかも。
芝居が上手い役者さんは沢山いると思うけど、
こんなにも自分の人生をあらわすことが出来る人は少ないのではないかな。
(もしかしたら役者さんは自分のキャリアや演技力があるために
かえって「作る。演技する」になっちゃいやすいかもしれない。)
そしてそれを引きだした座長の久美ちゃんが本当に素晴らしい!!
その人のいのちの輝きを見てそれを引きだすことが出来るのだから。
これってすんごい才能。
天才だと思う。
メンバーが「練習はまるでセラピーを受けているようだった」と言ってたように
役作りをしながら、自分と向き合い、気づき、自分を表現していく行為だから。
久美ちゃんが見ている世界が役者を通して舞台に結実していく。
これからプロの役者さんの演出して、
その人の本当の人生といのちの輝きを引き出し
久美ちゃんにしか出来ない真理をあらわす舞台を
近い将来つくれるのではないかと思うな。
是非とも実現してほしい。
久美子一座、久美ちゃんも
出演者のみんなも、本当に素晴らしい舞台をありがとうございました!!!
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