今回はラッセルで作ってチャンピオンで作らなかったもの
を紹介したいと思います。
それはこちら
そう、ラグランスリーブの7分丈のTシャツ。
こちらの特徴はバインダーネックがナイロンフライスになっていること。
そして、ボディーの素材は下の写真を見てもらうとわかりますが
白のボディーは毛玉ができちゃうコットン70%ポリ30%で袖だけコットン100%
という変則の素材で組み合わせていること。
タグは1977年?~1982年の金タグ後期。
(ラッセルタグの年代は下記参照)
このラグラン7部丈はラッセルの歴史でも屈指の人気のあった商品でした。
では、こちらの対抗馬をチャンピオンで言えば
皆さんもご存じ
このベースボールTと呼ばれるもの。
ボディー全体の素材はリブに使われるフライス生地と言われる
横に伸びる素材を使ったもの。
古着での出現率からすると
どちらも亀甲していたように思いますが
ちょっとチャンピオンのほうが上だったかと思います。
ラッセルのラグラン7部丈はおそらく10年くらいは
生産されたロングヒット商品でしたが
そんな競合他社の人気商品を
なぜチャンピオンは作らなかったのか?
ここからは邪推にしかなりませんが
このラッセルの商品の販売は
ラッセルサウザンタグものも存在するので
おそらく70~71年からだったと思います。
また、チャンピオンのベースボールTシャツの販売は
バータグの中期から。
年代でいうと71年~73年のどこか。
つまり、ラッセルのほうが先にこの商品を販売したから。
チャンピオンとしては業界№1として
2番手のメーカーの製品を真似することは
決して有り得なかったのだと思います。
なのでその対抗馬としてベースボールTを
発売したのだと思います。
真相は判りませんがそう考えるのが
理に適っていると思ってます。
今回はそんなところで。
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