今回紹介したいのはこちら
タグはというと
単色後期になります。
単色後期でレーヨン混じりは77年くらいから81年くらいまで。
よって、4~5年くらいはこの配合で生産されたことになりますが
この年代が生地の質のバラツキが大きいと感じてます。
今回の個体は着用感はタグを見てもらえば分かりますがほとんどありません。
しかし、生地はリバース史上もっとも薄い。
イメージはラッセルの金タグのスウェットくらいの感じ。
ヘビーデューティーさは他のものと比較するとありません。
また、このポケットの部分
特にカンヌキの縫製ですが拡大すると
こちらが上
そして、こちらが下
かなり、ラフに縫われてます。
生地もそうですが縫製も気になる点です。
ではなんでこうなったのか。
ここからは想像でしかありませんが
前回のBlogALL ABOUT SWEAT SHIRTS スウェット読本 Vol.3で
全米の男性の半数がチャンピオンを着てきた70sっていう記述がありました。
そのなかでも75年~80年くらいはチャンピオンは最も忙しい時代だったと思ってます。
その理由はこのフットボールT
チャンピオンTシャツをいろいろ見てきている方であれば
お気づきの方もいると思いますが
これらのフットボールジャージのナンバーですが
76、77、78、79、80、81、82の番号のもの多くないですか。
この年代はこのフットボールジャージが学生の間では人気がありました。
また、この番号は卒業年度になるので80、81、82だとしても70年代に
作られている可能性が高いです。
それ以外にも数々のアイテムをCOOPに出荷していたので
相当忙しかったんだと思います。
そのシワ寄せが縫製に現れたり
生地の品質に少なからず影響してしまった。
と考えるのがスッキリします。
リバースに限らず、下のような88Tシャツも生地の編みが弱く
横へ引っ張るとかなり伸びるのもが存在します。
その違いはバータグ初期の88Tと比べるとその違いはよくわかります。
それもおそらく77年以降のこの時期に
生産されたものではないかと思っています。
それでは最後にリバースのある風景を
プリのインタビューで。こちらは74年頃なので単色初期です。