今回紹介したいのはこちら
杢グレーに緑のラバープリントが美しい1枚。
新体操もののプリントはこの手のリバースものでは珍しいです。
プリント1段目の乾燥機での歪みで横にウェーブ
そして、2段目のプリントはインクの擦れ具合が秀逸です。
パッと見は1段目のプリントがアメリカンアーチなので
80sのトリコタグ期かなって思いますが
タグはというと
おっと!チャンピオンじゃないんです!!
おそらく80~90sくらいのサンドニット!!!
古着好きでサンドニットというと50sのウールニットって
思っちゃいますがこんなのもあったんですね。
タグに王冠のマークを付けるだけあって
リバースウィーブに負けないモノ作りを
目指していたんじゃないかと思われ
それを随所に感じます。
まずは生地。
その素材、質感は非常にいいです。
このタグには実は2枚目もあってこんな感じ。
当時のリバースよりもCottonは多めなので
ゴワっとした質感ですがその感じは
ポリ単色と酷似しています。
そんな生地を80~90sに使っていたので
かなり高価な生地だったんじゃないかと思います。
もちろん各所の作りは
本家のリバースウィーブとほぼ同じ。
ほぼ同じでもサイドガゼットの縫製は
本家はタタキ以降はフラットシーム、
しかし、こちらは2本針。
つまり、ALL2本針なので縫製も強固な仕上がり。
唯一、気になった点があります。
この腕辺りの縫製なんですが本家と比較すると
左がチャンピオンで右がサンドニット。
いかがでしょうか。縫製がちょっとガタガタなんです。
こいうところを見ちゃうと
やっぱりチャンピオンが上かなって
思っちゃいますが
チャンピオンマニアとは言え
前提としてヘビーデューティー好きなんで
「モノ作りのいいもの」
そして、このプリントの色使いに
触手が反応しちゃいます。
こういうご時世になってリバースタイプにも
目が行くようになりました。
そして、チャンピオンではなくても
ヘビーデューティーでいいもの作りをされたものは
手を伸ばし、皆様に紹介していけたらと思います。
それでは最後にリバースのある風景を
リバース着用者が4人います。一番右のコーチはハーフスナップ!
今回はこんなところで。