今回、紹介したいのはこちら
タグはというと
C®hampionなのでトリコタグ中期のもの。
しかし、質感、袖リブの特徴からその中でも後半
おそらく86~88年くらいモノだと思います。
このプリントは「デザインが変わらないことの難しさ」で紹介したのと同じ。
長くIOWA STATE UNIVの陸上部に使われていたモチーフのリバース。
しかし、今回着目したのはこの年代の袖リブ。
このころのリバースを着用した方であればご存知かと思いますが
このタグ時代のものを袖を通すと袖リブが手首でかなりブカブカに感じませんか。
なので同じ表記サイズのものをタグ違いで比べてみました。
左が今回のトリコタグ中期(後半)。右が単色後期。全然リブの幅が違います。
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下の左が今回のトリコタグ中期(後半)。右がトリコタグ前期。
前期も緩めですがトリコタグ中期(後半)はそれよりまだ広いです。
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下の左が今回のトリコタグ中期(後半)。右が刺繍タグ。
90sでまたちょっと絞られたリブになります。
なのでこのころがリバース史上もっとも幅広の袖リブだったと思います。
ではなぜそうなったのか?
下の写真をご覧ください。80s中期ころのダートマスキャンパスでのリバース。
このころは今のように大きめを着るのが流行っていた時代。
手首のリブが絞られていると、このような着こなしは出来なくなってしまいます。
なので流行に合わせてリバースもその時代に合うように
マイナーチェンジをしていたのだと思います。
そうでなければ今日まで長きに渡りリバースはもてはやされていないでしょう。
どんなものでもそうですがその時代に合わせるって重要なんですね。
今回はそれをこのリバースの袖リブから教わった気がします。
最後はこちら。
今回のリバースと同じ年代での同じプリントを着用している一葉を。