リブだけナイロンのフットボールT | チャンピオンマニアの視点

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チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

今日紹介したいのはこちら

そう、7分丈のフットボールTシャツ。久々のフットボールTの紹介。

 

ワイオミング大学カラーの茶と黄色をベースにしたもの。

プリントはラバーです。ボールマークは中期タイプの仕様。この年代ではちょっと珍しいです。

 

(ボールマークの仕様についてはTシャツのプリントのフットボールマークの変遷について参照)

 

 

また、ボディーカラーの茶は標準のカラーバリエーションにないので特注になってます。

 

タグはこちら

ネックリブにタグです。

 

そして、フットボールTならではの裾のタグはこちら

タグに100%cotton表示入りタイプになるのでTシャツでいうバータグ後期になります。

 

よく見てもらうとこの年代特有の袖は5分丈くらいの短いやつです。

 

 

特筆すべきはこちら

ネックリブだけ2トーンになっていること。

 

ボディーはコットン100%なのにネックリブはナイロン100%なんです。

 

なので着倒していくうちにコットンのほうだけが色抜けして2トーンに見えてくるんです。

 

では、なぜネックリブだけこのような仕様にしたのか?

 

私の知る限りこのリブだけナイロンのフットボールTは

 

ハーバードとダートマスで確認してます。

 

もちろんまだ、他もありそうですが意外とこの仕様は少ないです。

 

共通しているのはフットボールTを特注カラーで発注していたこと。

 

その時の仕様でネックをコットンかナイロンで選択できたのだと思います。

 

これはネックが着ていくうちに伸びてしまう、ネックリブが擦り切れてきてしまう。

 

このような問題に対応するために変更できたのだと思いますが

 

長年チャンピオンに発注してたからこそ、そうした方がよかろうと思った

 

大学側の意向がここから分かります。なので名門大学にこの仕様が多いのでは。

 

と思ってます。

 

 

それとこのバータグ後期のフットボールTでは通常エルボーパッチは省略されてしまうのですが

 

こちらは付いている。ここも特注ならではの仕様だったのか。謎です。

 

それでは最後にチャンピオンのカタログから。

 

この年代なので袖はロングですね。