チャンピオン好きのラッセル考察 スウェット編 | チャンピオンマニアの視点

チャンピオンマニアの視点

チャンピオンTシャツ、リバースウィーブを中心にマニアの視点で50~90年代まで幅広いアイテムの細部を詳しく解説していきます!また、チャンピオンの魅力をIVYに始まる東海岸のカルチャー、70sの西海岸カルチャーの中から当時の写真を交えながら迫っていきたいと思います!

チャンピオンが好きだからといってチャンピオンしか着ないわけではない。

 

「ヘビーデューティーの本」から大いに影響を受け

 

”ヘビーデューティー”なものこそに真の美が宿る。

 

この言葉が自身のDNAに刻まれている。

 

なのでチャンピオンに限らず、タフなウェアであれば好んで着ます。

 

それもスポーツウェアかアウトドアものしかカジュアルウェアは着ませんが。

 

そこでチャンピオン以外でとなると真っ先に上がるブランドといえばラッセル。

 

チャンピオン好きのラッセル考察 Tシャツ編ではTシャツについて言及しましたが

 

今回はスウェット。70s好きであるので今回はラッセルの70sのスウェットでお話したいと思います。

 

そこで今回紹介したいのはこちら

 

前Vでもなければリブ長でもなく、2本針でも4本でもない。

 

古着屋さんではレギュラー扱いになるかならないかの瀬戸際のアイテム。ですがしっかり70s製。

 

ベタっとしたラバーですがカプセル№からすると73年製かと思います。

 

また、スクールカラーとマスコットからこちらの大学のもの。

 

タグをみても70s製であることがわかります。
 

また、裏地は見る人が見ればcotton100%でない事が容易に解ります。

 

     
では、タグ裏で素材配合を確認すると      
12.5%のポリ混になります。このころのリバースも10%のポリ混単色時代。
     
       
タフな素材が求められるスポーツウェアとしては      
     
 
このポリエステルを配合するのが当時のBESTな選択だったと思われますが
       
     
この微妙な12.5%のポリ配合にしたのはラッセル社としてもきっと意図があります。      
       
では何を意味するのか。      
       

個人的な見解ですがラッセルはこのくらいの年代から生地のオンスが低くなっていきます。

 

リバースと比較すると圧倒的に生地は薄いです。

 

生地を薄くしてもタフなウェアにする必要があったため化繊の配合を多めにしたかった。

 

しかし、着心地も悪くないようcottonの配合もできる限り多くしたい。

 

この鬩ぎあいから行き着いた配合だったと思ってます。

 

2本針なのはネックリブだけ。それ以外は内縫い

 

リブも短め

しかし、低オンスでもタフさ兼ね備え、考えぬかれた配合の

 

この頃のラッセルスウェットは意外と今くらいの初秋には重宝するアイテム。

 

こんな低オンススウェットはこの時期、ショーツでいきたいですね。

 

ジャスティンみたいに。こちらチャンピオンです!