最近、軽量リナックスワールドでなかなかの評判の OS を、しばらくぶりにインストールしてみました。ものづくりの国、ドイツ製の Q4OS です。以前インストールしたときも軽快に動作してくれていましたので、今回も結果が楽しみです。途中経緯を簡単メモにしましたので、暇なときに見てやってください。メモ

 


 Q4OS のサイトにこんな説明がありました。


「Trinity デスクトップ は、軽量、高速、効率的で、多くの点で競合製品を上回っています。私たちの意見では、非常に過小評価されているデスクトップです。主流の Linux ディストリビューションは Trinity をまったくサポートしていませんが、私たちは Trinity をとても気に入っているため、デフォルトの Plasma デスクトップの直後に専用のダウンロード オプションさえあります」。
 
軽量、高速、効率的に動作すると保証してくれています。安心ですね。



 
今回のインストールに使用したのは、Windows7 が入っていたとは信じられない低スペックのネットブックです。ジャンク品をハードオフで3千円で購入したものです。

mouse computer  LuvBook LB-M120B


・画面サイズ:10.1型
・CPU:Atom N475/1.83GHz/1コア 
・メモリ容量:2GB
・重量:1.03kg
 


USB 焼きツールには、「インストール USB 作成ツール」、 Ventoy を使用しました。これはコピーするだけで利用できますし、不要であれば削除するだけの簡単メンテナンスがウリとなっています。

 

 

それではコピーして作成した USB からインストール作業を進めますが、意外と重複した作業が出てきますが、メゲズに進めていきます。

 
1.  事前準備
2.  インストール

3.  日本語入力
4.  簡単カスタマイズ
5. メモリテスト


まずは事前準備から始めます。

1.  事前準備
先程の USB を起動しますと、Scaling Factor、WiFi 設定、ランゲージ選択等の設定が次々と現れますので、適宜設定していきます。これは後でも出てきます。

事前準備がすぐに終わりましたので、ここからインストール作業に入ります。

2.  インストール
それでは進めていきます。

a.  ライブ版
この ISO ファイルはライブ版になっていますので、インストール作業前に LAN 等の設定を済ませておきます。




b.  ようこそ
分かりやすいカラマラス・インストーラです。これが一番スムーズに進められますね。




c.  タイムゾーン
タイムゾーンを設定します。


 
d.  キーボード
デフォルトのままで変更はしていません。




e.  ソフトウェア
ソフトウェアの選択画面です。ここではレギュラーユーザーにお勧めの、一番上の「Q4OS デスクトップ」を選択しています。これにはブラウザ、オフィスか含まれています。



f.  インストール先選択
マルチブート環境作成のため「それ以外」を選択しています。



g.  パーテーション設定
自分の環境に合わせて、インストール先パーティションを編集しています。BIOS の設定です。

・内容 : フォーマット
・ファイルシステム : ext4
・マウントポイント : / 



 
h.  個人情報
下側にある自動ログインにチェックを入れ、パスフレーズ等を入力しています。


 
i.  確認
最終確認の時間になりました。
 

 
j.  インストール
インストール中です。結構時間がかかりました。



k.  完了

すべて完了しました。再起動かそのまま使用するか選択しますが、スクリーンショットなどが保存してある場合は要注意です。



k.  完成

完成しました。



次へ進んでいきます。

3.  日本語入力
何とか基本インストール作業が終わりましたので、ようやく日本語入力設定に移れます。

 

a.  mozc

パッケージマネージャで mozc を確認しますと、関係パッケージはインストール済みでした。事前準備工程で入ったようです。

 

 

b.  Fcitx の設定

ところが mozc が起動せず日本語入力ができません。そこで、ほんの少し追加設定をしてやります。最初にメニュー・設定・Fcitx の設定からキーボードを設定します。


 

英語キーボードから日本語キーボードへ変更し、一番上へ配置します。

 

 

上記設定でキーボードアイコンが出現し、日本語入力は出来るようになりました。しかし「かな入力」が出来ない場合、メニュー・設定・入力メソッドの設定から、起動方法を明示的に設定する必要が求められる場合があります。

 

 

c.  完成

完成しました。「」アイコンが出てきました。

 


次へ進めていきます。

4.  簡単カスタマイズ

簡単すぎるカスタマイズへ進みます。難しいことは出来ませんのでイージーに行きます。

 

a.  ようこそ画面

起動すると最初に出てくる画面です。

 

 

ここでは「アプリケーション」でブラウザを Chrome に変更し、メニューが見づらいので「スタートメニュー」で「クラシック・カテゴリー」へ変更しています。

 


b.  コントロールパネル
ここにも便利ツールがありましたが、本家のKDE Plasma に比べるとややこぶりな作りになっています。



オールドマシンには不要なウインドウの挙動の設定等ができます。不慣れのせいで、設定に戸惑う項目が多いのがツライです。シンプルなデスクトップにどっぷり浸かっている極楽はぜは、今にも泣きそうです。




c.  GRUB-Customizer
安心安全のため、復旧ツールの「GRUB-Customizer」をインストールしておきました。メニューが何か変と感じたときに走らせれば、簡単に復旧できます。



d.  Bleachbit
これはゴミ掃除ツールです。毎日のお掃除に使うものではありませんが、インストール直後の膨大なゴミの後始末には絶大な威力を発揮します。意外と空っぽん出来ないゴミ箱の掃除にも重宝します。



次へ進みます。

5. メモリテスト

最後はいつもの「メモリサイズ調査」です。起動してみますと、軽量版の LXDE 版とほぼ同等のスペックです。Trinity デスクトップの面目躍如です。嬉しいことにオールドマシンでも楽々動作です。

#free -h


アチコチで、軽量リナックスの中ではこれをお勧めしますとの声が聞こえる Q4OS ですが、結果は噂に違わずなかなかのものでした。が、LXDE のシンプルさにどっぷり浸かりすぎた極楽はぜは、設定作業に苦心惨憺、未だに設定作業を完結させられずにいます。まあ、デフォルトのままでも結構イケています。



近所のりんごの木は、最後の葉取りや玉回しをしているようでした。

 

ネットの最新ニュースです。


「地元のダンス&ボーカルユニット『りんご娘』のメンバーだった王林さん。ローソン新テレビCM『秋はお得に ハピろー!』篇が放送スタートとなります。そのインタビューの中で、

 

――好きな果物は何ですか?!

全部好きですけど、本当のことを言うと、一番はシャインマスカットです。

――第2位は?
第2位は桃です。

――りんごは何位でしょうか?
りんごはちょうどギリギリ5位です」。

 

りんごが芸名の王林さん、本音が出ちゃいましたね。




最近の極楽はぜは、「治験」という名の新薬の人体実験に参加し、前立腺ガンの抗ガン剤治療を受けていますが、終了時期が近づいて来ているせいか副作用が蓄積してきています。その中でなんとかして欲しいのが味覚障害です。症状はいつも味が変に感じ、何を食べても不味く感じてしまうのです。特に味付けが濃いとその傾向が強まります。では、また。
 

旨いのに安い早いでトリニティ