そう言えば、以前はメインマシンにしていたこともあったこの Sparky Linux ですが、最近のメインは素の Debian にしています。そんな中、気づくといつの間にかアップデート版が出ていましたので、久しぶりに Sparky Linux に手を出してみることにしました。超軽量で好印象だった旧友の Sparky はどうなっているのでしょう。インストールの経緯を簡単メモにしてみました。メモ


ホームサイトにこんなことが書かれていました。


「一般に、Sparky は Linux の初心者を対象としておらず、Linux の知識がある程度あるユーザーを対象としています。いずれにせよ、Linux の初心者も大歓迎です」


 
使用した ISO ファイルは、stable edition の LXQt 版 です。選択した理由は、ただ単に軽そうだったからです。

 

 

今回は、ダウンロードした ISO ファイルをメインマシンにインストールしてある、MXLinux の USB-Maker で焼いてみました。MX ツールの中には便利なツールが取り揃えてあり、やりたいことは何でも出来そうです。

 

 

お試しにインストールしてみたのは、こんなオールドマシンです。少々重いのですが、いつも持って歩いているバッグへすっぽり収まりますので重宝しています。10年以上前のマシンでも現役で働いてもらっています。


NEC  PC-GL12LB6AL


・発売 : 2010年 9月
・画面サイズ:13.3型

・ CPU:Celeron SU2300/1.2GHz/2コア 

・メモリ容量:2GB

・ 重量:1.61kg

 


今回やる予定の一覧です。

1.  インストール
2.  アップグレード

3.  日本語化
4.  カスタマイズ
5.  メモリテスト


それではソロソロと始めます。
 

1.  インストール
それでは焼けた USB を使用して、インストール作業を開始していきます。起動画面から日本語を選択してインストール開始です。

a.  ライブ版

最近、ほとんどの ISO ファイルはライブ版になっていますので、インストール前に Wi-Fi 設定等簡単な動作確認をしています。



b.  ようこそ

インストーラーは分かりやすい Calamares インストーラです。



c.  タイムゾーン

システム言語、数値・日付のロケールはデフォルトで日本になっています。




d.  キーボード選択

一番下のデフォルトのままです。



e.  インストール先選択

マルチブート作成のために、「手動パーテーション」を選択して自分でパーテーションを設定しています。




f.  パーテーション設定

インストール先パーティションを環境に合わせ編集します。

・内容 : フォーマット
・ファイルシステム : ext4
・マウントポイント : / 



 
g.  個人情報

パスフレーズ等を入力し、自動ログインに設定しています。「管理者アカウントと同じパスワードを使用する」にもチェックを入れました。



h.  要約

インストール先を再確認し、万が一の大失敗を回避します。

 


i.  インストール

インストール中です。質素なテキストベースの短いスライドショーが表示され、超軽量感を演出しています。不思議と軽そうかなと感じてしまいます。




j.  完了

すへて完了しました。



k.  完成

完成しました。


再起動しますと、すぐに Welcome 画面が立ち上がりますが、これについては後ほどイジることにします。
 


2.  アップグレード
程なくアップグレード通知が上がってきます。
 

 

ハイと答えてしばらく待ちますと、最新状態になりました。

 



3.  日本語化
とにかく極楽はぜはこれをやらないと前へ進めませんので、日本語化へ突入します。

a.  APTUS APPCENTER

システム / APTUS APPCENTER を起動します。

 

 

b.  APTUS

一番下の「Install Language Packages」を起動します。
 


c.言語選択
言語選択欄から Japanese を選択し、不足している言語パッケージをインストールします。

 

d.  インストール

すぐに不足している言語パッケージをインストールしてくれます。インストールされるのは定番の fcitx5-mozc です。追加インストールが終わったらすぐに再起動します。



e.  fcitx5
ツールバーにキーボードアイコンが見当たらず、日本語入力が起動できませんので、設定 / fcitx5 設定から起動します。

 

fcitx5-mozc が起動し、ツールバーにキーボードアイコンが出現しました。

 

 

f.  Mozc

Mozc プロパティを確認、かな入力へ変更しました。

 

 

手順通り進めることで、割とスムーズに日本語入力を完成することが出来ました。ややこしい超軽量版のある中では、素直な部類に入るのでしょう。




3.   カスタマイズ
 Sparky Linux には便利な「APTUS APPCENTET」があり、これを使えばアプリのインストール、カスタマイズがやり放題です。

APTUS APPCETER


a.  Applications
アプリの中からブラウザをインストールしてみました。この項目にはびっくりするくらいの多数のブラウザーがありましたので、その中から極楽はぜは Chrome を早速インストールしてやりました。

APTUS/APPCENTER/Internet/Web Wrowsers


結果、すんなりと最新版がインストール出来ています。



b.  APTus
APTus は、システムのパッケージの管理のための小さなスクリプトのコレクションです。パッケージリスト更新、システムアップグレード、不要パッケージ削除、ユーザーキャッシュのクリーンアップ、言語パッケージ追加等が簡単に出来ます。
 
APTus


c.  Desktops
Desktops には多くのデスクトップが取り揃えてあり、ワンクリックでデスクトップを入れ替えることができるようになっています。極楽はぜのように デフォルトから変更してみたいときには便利な項目です。


APTUS APPCENTER/Desktops


d.  USB 焼きツール
インストールマニアがよく使う USB クリエーターです。ISO ファイルを USB へ焼いたり、フォーマットしたりするときに便利なツールが満載です。

APTUS APPCENTER/Accessories/USB


e.  Kernel 
オールドマシン愛好家の極楽はぜには無縁な話ですが、高性能カーネルが簡単に利用できるようになっています。

APTUS APPCENTER/System/Kernel


不要カーネルの削除が簡単に出来ます。他の OS ではパッケージマネージャーでの二度手間になることが多いのですが、これならば一発勝負で削除できてしまいます。


Remove old system Kernel


5.  メモリテスト

今回も使用メモリサイズの状況を見てみました。タイトルの通りの超軽量版には一歩足りませんが、普通に軽量版の仲間に入っています。オールドマシンにも何の負担もなく、サクサク動いてくれています。


# free -h


やはり少し癖のある Sparky linux ですが、スムーズにインストールすることが出来ました。軽さや機能的にはごく一般的な OS なのですが、MX Linux や Linux Mint ほどにはなかなか人気が出てきません。地味な造りが足を引っ張っているのでしょうか。自慢の APTUS APPCETER も分かりづらいは、初心者向けではないと公言しているせいなのかもしれません。



近所のりんごの木は、果実の重さで地面に着きそうな枝もありますが、収穫はまだまだのようです。

 
最近の地元新聞にこんな情報がありました。

「8月の大雨で被災したリンゴ園地の復旧のため、地元の複数のライオンズクラブが中心となり、新たな支援団体を設立することが分かりました。特に被害の大きかった地域の他、近隣地域の農家も支援する方針です。発起人の一人で災害担当を務める K さんは「被災園地で元通りにリンゴの実がなるまで支援を続けていきたい」と語っていました」。

ボランティアでは出来ない、長い支援があれば安心ですね。



最近の極楽はぜは、何故か血圧が上がり気味のためアレヤコレヤと下げる方法を探っています。前回は NHK「ガッテン」で紹介されていた、「ニギニギ」ワザをやってみましたが、今度は「タオルグリップ」法です。
 
・親指と他の指がつかない太さにタオルを折りたたみ、2分間握ります
・片方の手で2分間握ったら、少し休憩
・もう片方の手で2分間、同じように握ります
・右手2分、左手2分を1セット。1日2セット、1日おきに行います

これもなかなか直ぐには効果が見えませんが、まだまだ続けて行きます。では、また。
 
何故だろう火花飛ばないスパークは