Ubuntu から遅れること数が月、ようやく2年ぶりの Linux Mint 21 がリリースされました。これはいつも極楽はぜの四大マシンの一つになっているディストリビューションですので、早速、ニューバージョンと入れ替えてみました。さて、使い勝手はどんな具合でしょう。簡単メモにしてみました。メモ

Linux Mint とは何ですか ?
「Linux Mint は、デスクトップおよびラップトップ コンピューター用のオペレーティング システムです。「箱から出して」直ぐに動作するように設計されており、ほとんどの人が必要とするアプリが完全に装備されています」。

 

これ一つあれば Win11 なぞは不要と言いたいようです。それには極楽はぜも同意します。
 

 

インストールしたマシンはこれです。十年前の古いネットブックのアトム君なので、10万馬力を出し切るのはとても無理で、せいぜい軽自動車の50馬力程度しか出ません。

ASUS  Eee PC 1001PXD 
・2011年 発売
・画面サイズ:10.1インチ
・CPU:Atom N455/1.66GHz/1コア 
・メモリ容量:2GB

 

 

インストール用の USB は、極楽はぜのマシンの片隅には必ず入っている antiX で焼いています。これは dd コマンドで焼いているらしく、安全安心です。

 

 

真夏の暑いときですが、準備ができ次第こんなことをやります。

 

1.  インストール

2.  アップデート

3.  日本語入力

4.  ようこそ画面の設定

5.  メモリテスト

いよいよ、本題へ入ります。

1.  インストール
焼き上がった USB を使用して、早速インストールを開始します。

a.  ようこそ

最初はロケール設定です。一番下にある日本語を選択しています。




b.  キーボードレイアウト

何も考えずに一番上のデフォルトにしています。


  
c.  マルチメディアコーデック
マルチメディアコーデックを入れなさいと指示がありましたが、無視して入れませんでした。

 

 
d.  インストールの種類
一番下の「それ以外」を選択し、マルチブート一択です。



  
e.  インストール準備 
表示されているパーテーション一覧からインストール先を選択し、ダブルクリック、または「変更」をクリックし、内容を自分の環境へ合わせて編集します。

・利用方法 : ext4
・初期化 : する
・マウント : /



 
f.  タイムゾーン
自分のタイムゾーンを選択します。
 


g.  情報入力
パスフレーズ等を入力し、下側にある「自動ログイン」にチェックを入れます。


 
h. Linux Mint へようこそ
インストール中です。少し待ちます。


i.  完了
インストールが完了しましたので、今すぐ再起動します。
 


j.  完成
完成しました。



次へ進みます。

2.  アップデート

アップデートです。


a.  アップデートへようこそ

ツールバーにアップデート情報が通知されていますので、いつものようにアップデートから始めていきます。

 

 

b.  ミラー変更

ミラー変更をするか問われましたので、最速の日本リポジトリへ変更しています。



c.  アップデート開始
日本ミラーへ変更が終わりましたので、早速アップデート開始です。

 

ここまでで、基本的なインストールが終わりましたので再起動しておきます。

 

3.  日本語入力

日本語入力設定へ進みます。

 

a.  ibus-mozc 

次は一番大事な日本語入力の設定です。ですが、日本語入力は再起動をするだけで、すでに定番の ibus-mozc がインストールされており、すぐに使用できる状態になっていました。
 

ただ、少しコツが必要です。「JA」アイコンを左クリックし、「mozc」を選択することです。まあ、イジっているうちにいつの間にか入力できるようになっていました。

 


b.  mozc 設定
設定 / mozc から、かな入力に設定変更しています。

 

c.  不足言語パッケージ追加

後処理のため、「設定」の「言語」から不足パッケージを追加します。

 

 

その後、不要ロケールを削除し日本語だけにしています。

 

 

d.  fcitx5-mozc へ変更

せっかく日本語入力が出来るようになったのですが、極楽はぜは、ibus-mozc から fcitx5-mozc へ変更してしまいました。使い慣れたものが一番安心だからです。パッケージマネージャから fcitx5-mozc をインストールし、ibus と ibus-mozc を削除しています。

 

 

次にシステム / fcitx5 から入力メソッドを開始、設定 / fcitx5 設定から fcitx5 設定を変更します。どちらが先なのかよく分かりません。ゴチャゴチャやっています。

 

 

キーボード日本語と mozc が追加され、ツールバーにキーボードアイコンが出現し使用可能となります。

 

 

お馴染みの「」アイコンがツールバーへ出現しました。

 

 

このように日本語入力が出来ています。

 

 

4.  ようこそ画面の設定

日本語入力が割とスムーズに終わってしまいましたので、続いてセットアップをしていきます。やり方は最初に現れる「ようこそ画面」に表示されていますので、これを参考にしていきます。




a.  デスクトップの色
 デスクトップの色に赤色、デスクトップテーマにダークを選択しています。ダークテーマは最近の流れですね。


 

b.  システムスナップショット

ここのスナップショットは、復元ポイント機能を使用可能とするためのものです。万が一に備えて、2つの毎日のスナップショットと、ブート時のものを2つ保存することが推奨されています。



そんなことを言われても極楽はぜは、押し入れにある中古品で、マルチ PC、マルチ OS、クラウドにしていますのて、変な動作があればすぐに再インストールすることにしています。

 

そんなことなので、今の所バックアップは保存していません。


c.  ドライバマネージャ

ここでは必要なドライバがあるか確認をしますが、今回は特に追加インストールはありませんでした。



d.  マルチメディアコーデック

ここでは追加のマルチメディアコーデックがインストールされました。



e.  アップデートマネージャ
インストール直後にアップデートしていましたが、まだ足りないらしく通知がありました。システムトレイに「盾」アイコンがあり、赤ポインマーク表示でアップデートを教えてくれます。
 


f.  システム設定

これはいわゆる設定マネージャーで、ほとんどのことがここから出来るようになっています。時間を見つけてじっくりやりたいものです。そんな訳でパスしています。



 
g.  ソフトウェアマネージャ

ここからアプリケーションを追加インストールすることができます。とりあえずブラウザをデフォルトから使い慣れた Chromium へ変更しています。

 


h.  ファイアウォール

ファイアウォールがありましたので、すくに有効にしてやりました。プロファイルは自宅、ステイタスをオン、あとはデフォルトのままです。

 

 

ようやく基本設定が終わりましたので、さっさと次へ進めていきます。


5.  メモリテスト

最後は数字の羅列だけの「メモリテスト」結果を紹介します。Linux Mint は中量級とリリースノートにもあるとおりなのですが、チェックの結果はそのとおりの数値が出てきていました。これであれば十年前のオールド PC でもストレスなく動き、なんの心配もありません。箱から出さなくても、押し入れから出したもので十分です。


#free -h


何でもありの LinuxMint はアプリ好きの向きには堪えられないのでしょう。しかし、反対側にいる貧乏性の極楽はぜには、アップアップするくらいの量のアプリには少々押され気味で、消化不良になっています。そんな訳で、勿体ないですが、普段使わないものは直ぐに削除してしまう悪い癖が出てしまうディストリビューションです。そうすればサクサク・スイスイです。作者さん、御免なさぃ。



近所のりんごの木は、先程小雨が降りましたがすくすくと順調に育っています。

ローカルニュースにありました。

「県りんご対策協議会は、県産リンゴの魅力を国内外に発信する「第20代ミスりんご」に七海香穂さん(20)、成田葵葉さん(20)、柏崎凛さん(20)を選出しました。記者発表会が開かれ、新ミスは「生でも、料理してもおいしい県産リンゴを国内外に広めたい」と意気込みを語っていました」。

りんごもこちらも色っぽくて美味しそうですね。


 
最近の極楽はぜは、3年ぶりの夏祭りにも出かけず元気にしています。実は、最近、親指の付け根が痛いのです。家人曰く、「年のせい、パソコンのやり過ぎ」。とりあえず、なんとかしなくちゃとサポーターを買いに100均へ出かけました。まあ、あること、あること、サポーターが山と積まれていました。では、また。
 

この頃は画面の文字をよく見んと