法華懺法会 | 青年僧侶のシャカリキ奮闘記

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京都市にある日蓮宗・護国寺の僧侶です。
日々の活動を綴ってます!

昨日6月16日、大本山 妙顕寺 法華懺法会が執り行われましたビックリマーク

法華懺法(ほっけせんぼう)とは、法華経を読誦(どくじゅ)して、

日頃の悪い行い(罪障ざいしょう)を懺悔(さんげ)する法要のことで、

私たちは自分自身が持っている全ての感覚手

眼根(視覚)
耳根(聴覚)
鼻根(嗅覚)
舌根(味覚)
身根(触覚)
意根(意識)

で、様々な悪いことを行ってしまいますヽ(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!

そして、それらは結果として仏教を知らず知らずのうちに

謗ってしまうという重罪を犯してしまいます( ̄□ ̄;)!!

それを気づき、自覚することこそが

仏教徒として大事なことでもありますビックリマーク



この妙顕寺さまの法華懺法会は六百数十年の歴史があり、

時の天皇である、後醍醐天皇から委嘱されたのが始まりであると、

伝えられていますw( ̄△ ̄;)wおおっ!

故に、中央に後醍醐天皇の位牌が祀ってあります(。-人-。)
(ちなみに、この6月16日は後醍醐天皇のご命日)


さて、この法華懺法は、2時間半にわたる大変長い法要ですビックリマーク

法華経の結経である、『仏説観普賢菩薩行法経』に、

懺悔による修行法が説かれており、普賢菩薩が懺悔する人を、

お救い下さると説かれていることから、

普賢菩薩を懺悔教主として礼拝し、起居礼を繰り返して懺悔して参ります354354

(画像は、本堂入口にある象香炉と普賢菩薩絵像)


お香を薫じ、散華をし、懺悔文を唱え・・・



起って~

礼拝して~



伏拝~



これを2時間半繰り返します(。-人-。)

しかし、これだけ懺悔しても、したりないのが私たち…あせる

でもそれをひとつずつ、発露懺悔(ほっろさんげ)していき、自らを省みる。

この法要は人にとってとても大事な内観でもありますねチェック

参列された檀信徒の皆様も、一緒に懺法を修され、

六根清浄を祈った一日でありました(。-人-。)

今日は筋肉痛かな笑・!?2


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