2026年のカナダメキシコアメリカ共同開催WCへのアジア2次予選。
日本はこれまで、Bグループで2戦2勝し勝ち点6で首位。
今日3月21日に日本(H)で、3月26日に北朝鮮(A)で、日本vs北朝鮮戦が行われ、
今年6月にミャンマー(A)とシリア(H)で6試合完了、順位が決定します。
現在グループ2位の北朝鮮のサッカーは愚直で剛く強いイメージですが、シリア戦で負けてしまったために日本戦は何が何でも1勝1分以上を狙ってくるのでしょうし、
別次元の日本人無観客や放映なしや安全面で26日のアウェイ戦も心配です。
北朝鮮の赤い大応援団の目立つ国立競技場。アウェイでは全面真っ赤なんでしょう。
先発メンバーは、
GK鈴木DF菅原板倉町田伊藤MF田中守田堂安南野前田FW上田
最近先発で出てないメンバーを混ぜた感じのスタメン。
守りとも攻めとも言えず、重要メンバーを怪我させない戦術かな。
先制は日本。
前半2分、左サイドで伊藤からの縦フィードに前田がDFと競って転びそうになりながらプレス、こぼれたボールを上田が左コーナー付近に持っていくと最後ヒールパス、これを田中が追いついて奥までセンタリング、堂安が頭で返し南野のシュートは空振り気味に、こぼれボールを堂安が折り返すと、ニオイで動いていた田中が右足で右上隅に蹴り込んだ。
1:0。
田中はやっぱり持っている。
あの上田のヒールや堂安のセンタリングへの位置取りはなかなか読めない。
その後も日本の動きが良く、それに合わせて相手DFの裏へパスが出てくる。
再三の攻撃で、シュートやCKが続く日本の安心できる試合。
80%以上の日本のポゼッションに、イラつきだした北朝鮮は、4-6人くらいで日本DF陣のパス回しにプレスをかけようとするがその手前でボールを出されて上手くいかない。
前半終了。
1:0。
ホームでの安心感と早い先制点、圧倒的なポゼッション。
しかし、それで1点のみ。
アジアカップで顕在化した日本の弱点の後半は気が抜けない。
後半は、メンバー交代なしでスタート。
いきなり後半2分に日本ピンチ。
GKのロングキックが、真ん中を抜けつながれ、シュートされた。
鈴木がわずかに触ってポストで跳ね返り、それを左足で蹴り込まれた。
しかし、そのシュート前に北朝鮮FWが後ろから伊藤を押し倒していて、ファールでセーフ。
1本目に反応したのは凄いが、無効シュートを簡単に決められたGK鈴木の能力には、依然疑問符だ。
笛を吹かれていようがシュートを決めさせてはいけない。
北朝鮮が勢いづく。
後半12分、守田→遠藤。
守田はサイド気味の位置でのつなぎ役や守備で強かったが、北朝鮮が真ん中から単純に攻めてくるので交代かな。
後半28分、堂安→浅野、南野→谷口、菅原→橋本。
堂安は攻めの中心になっていたがゴールが遠い、南野は代表での調子は上がっていない、菅原はやる気とプレーの質が悪い。
北朝鮮は前から足裏を見せてスライディングで削りに来る。
日本選手はその足は避けられるが、先に蹴れるだけでプレーの質は下がる。気合が下がる。
後半36分、上田→小川。
上田は前半は競り勝てていたが次第に競り負けていた。
能力で勝ち気合で負けていたのかもしれない。
それでも、浅野のスピードと橋岡の気合と谷口のラインコントロールが効いて、日本が攻めだす。
その後は、日本有利な時間帯もでき始め、何とか凌いで試合終了。
1:0。
追加点が取れなかったことで、弱点といわれる後半に北朝鮮に圧倒された試合でした。
もし後半の無効シュートを審判次第で有効とされていたら、追加点も取られ負けていただろう試合。
来週26日のアウェイ戦はこのメンバーで勝つのは厳しいのでしょう。