森保ジャパンvsエクアドル戦 | 五吉のブログ

五吉のブログ

面白そうなことの発見と深堀とちょっと気になったこと

ドイツ遠征の2試合目はエクアドル戦。

南米予選で別格のブラジル・アルゼンチンですが、エクアドルは3位以下大混戦の中、ギリギリの4位で勝ち抜けたチーム。

本戦では地元カタール同組だし、今、非常に気合の入ったチームでしょう。

 

一方の日本はカタールWC本選出場枠の26人発表前の最終戦。

先日格上アメリカに勝ったメンバー構成以外での戦術最終確認試合です。

 

先発メンバーは、

GKシュミットDF山根谷口伊藤長友MF柴崎田中堂安南野三苫FW古橋

アメリカ戦から先発総換え。長友サイドの守りが心配なのと攻めは柴崎と田中のパス出し次第かな。

あと中継はTBSか・・・。

 

 

前半が始まると、エクアドルの個人技の上手さが目立つ。

 

ほとんどエクアドルのボール回しの時間で、日本はDF以外でパスが回せない。

山根と長友はボールを生かせないし、田中も特に柴崎が後ろ向きにしか回せないし、三苫も堂安も縦に抜けないし、南野や古橋は蚊帳の外でしか動けない。

本戦でこのメンバーだったら圧倒的に失点して負ける試合。

 

エクアドルコーチにイエローが出たり、次第にフラストレーションがどちらにも溜まりだす。

日本はDF時に棒立ちの選手が増えているし、攻めてもあっという間に後ろパスさえ出せずに奪われる。

 

前半39分のゴール前でのプレゼントパスも古橋がもう1つ強く良いコースだが強くシュートできずGKセーブ。

 

前半42分のエクアドルの攻めでは、山根が不調なのを露呈し、田中が戻ってクリーンシュートをさせず長友が前のFWを体で触らせなかったので、そのままポストに当たり救われた。

 

前半46分のエクアドルCKには、その前に場所取りでレフリーに注意させるほどの田中とのマッチアップに勝ったFWのヘディングをシュミットが掻き出し、浮いたボールを長友が頭で精一杯のクリアでどうにか防いだ。

 

そして前半終了。

0:0。

 

エクアドルサポーターを苛立たせる、実力差0:4で日本が負けてた前半でした。

落選レベルは山根、柴崎、南野かな。ほかの選手達にも合格確実は誰もいないけど。

 

 

 

後半は、古橋→上田でスタート。

誰も古橋に良いパスを出さない、久しぶりに強い歯ぎしりの夜になるのでしょう。

 

前半は10%くらいエクアドルのほうがスピードが速かったが、少し日本も上げてきた。

それと上田目掛けたロングパスが増え、どこにもつながらず攻められっぱなし状態はやや改善。

 

しかしエクアドルも慣れてくると、また攻めっぱなしになる。

 

後半21分、柴崎→遠藤、南野→鎌田、三苫→相馬。

柴崎はかつての天才の片鱗は無い。後ろにしか出さない柴崎は見たくない。

南野はドリブルの切り返しが売り物だったが、スピードが無くなり過ぎ。

三苫は先発だと荷が重いのを証明した。

 

ボール回しは上手いエクアドルだが、シュートが下手なので日本は助かっている。

 

後半24分、鎌田が奪って相馬がドリブル上田がヘディングシュートと、多分この試合初めての連携シュート。

 

鎌田と遠藤が入ってキープするようになり、相馬のドリブルが予想外で驚かしている。

 

後半33分には、鎌田のドリブルで上田がトラップし流れて堂安の狙いすましたシュート、GKセーブ。

 

後半35分、エクアドルのセンタリングに先に谷口がクリアしようとしたところをFWが足で先にブロックし、これがPK。

その短い助走のPKを何とシュミットが右に飛んでセーブ。谷口は救われた。

 

後半37分、長友→吉田、堂安→伊東。

長友は懸命に戦う姿を見せ、実際に失点懸念ポイントで守り切ってくれた。

堂安は前半全く通用せず、後半ようやく少し良くなったのは気の合うメンバーと共存しないと力が出せないのか。

 

後半39分にはシュミットがFKからのヘディングシュートを掻き出す。

吉田を出したのは、無失点で終えられるのが期待値。

ゲーム中、GKが調子良いと、他のメンバーもどこか自信につながり、プレーが安定する。

 

後半43分には相馬のクロスを伊東が追い、鎌田に渡ると自らシュートまで持ち込んだ。

 

そして試合終了。

0:0。

 

 

後半21分からは鎌田が1人居るか居ないかでこんなにもチームが違うものかと思える、

攻守交替の速い良いゲームになりました。

本戦では鎌田でも通用しないのを想定し、

シュミットレベルのほかのメンバーの気持ち面で自信につながるファインプレーを出せる選手を、

それが無理なら運動量でカバーしあえる連携面をもう1つ強化してほしいと思う、

実質格上チームに負けなくって良かった試合でした。