いよいよカタールWCまで2か月、ドイツに遠征し今日23日アメリカ戦と27日にエクアドル戦が行われます。
格上のアメリカは、日本では同グループアジア枠のイラン仮想相手にならず無様な試合やケガはできない程度の調整でしょう。
一方日本は、この遠征で誰を使わないのかが難敵ドイツとスペイン戦でどう攻めるかの戦術ポイントかもしれません。
先発メンバーは、
GK権田DF酒井吉田富安中山MF遠藤守田伊東鎌田久保FW前田
中山の格上げと鎌田と久保での強個性パサーでの攻めシステム構成になりました。前田と合うのかな?。
前半が始まると、日本FWの高さが通用せずアメリカの攻めるスピードが速い。
前半12分には久保のインターセプトからの鎌田の右足シュートはGK右わき下で右手で触れら外れたが惜しかった。
前半24分、日本が先制点。
守田のプレッシャーでのアメリカのパスミスから伊東がフリーで抜け、ドリブルミスっぽい折り返しを守田が左の鎌田へ、鎌田はこれを右足でダイレクトにゴール右に曲げこんだ。
オフサイドのフラッグでしばしVARチェックの後、ゴール認定。
1:0。
再三のチャンスをものにできずにいた今日ほぼTOP役の鎌田と、今一の伊東がブレながらも守田につなげたのと、追い込んだ後も上がって伊東のフォローをした守田の気持ちとの、合算のチーム得点。
スピードと若さのアメリカに、運動量でのプレッシャーで相手ミスを狙う日本。
どちらが主導権をとるかせめぎあいが続く。
そして前半終了。
1:0。
調子のいい鎌田さまさまの、前半でした。
後半は、酒井→伊藤、前田→町野、権田→シュミット。
病み上がりの酒井は今一だが安定プレーはできた、前田はDF陣へのプレッシャー役なら合格、権田は前半の腰からの落下の影響懸念交代かな。
伊藤はラフプレーしないこと、町野は格上げ評価への成果期待。
両チーム疲れなのか、徐々に精度が悪くなってくる。
後半19分、久保がDFパスを奪い鎌田にパス、鎌田はDFと距離を置きGKの位置を見ながら右足巻きシュート、GK弾く。
前半からだが、プレッシャーでの相手のミス待ちからの攻防がどちらにも多い。
後半22分、久保→三苫、伊東→堂安。
久保は上手くなってるし速くなってるし強くなっているが、プレーが雑にもなっている。
伊東はスピードもドリブルもパスも今一。期待が強すぎかも。
日本の予測以上の出来に、アメリカがまとまりや方向感を感じないチームになってきた。
後半41分、鎌田→原口。
鎌田デーだった今日の試合、評価が悪かった時期を思えばWC本戦に合わせて全てを調整していた凄い選手と思わせる変貌。
後半42分には、三苫タイム。
中央からパスを左サイドでもらうと誰もがこれはシュートまでいくなとの期待通りにドリブルし、右足シュート。
これが誰も廻りにいないイメージ練習かのように右サイドに決まった。
2:0。
アメリカも三苫には警戒し、ドリブルすると常にDF2-3枚で対応していたが、若さゆえの体力配分の限界かな。
そして試合終了。
2:0。
試合が始まった時にはアメリカの高さと速さで試合を圧倒するかと思いきや、
鎌田がジワジワと水が浸みるように相手を沈ませ、
後半総運動量で圧倒してからはアメリカの試合目的や意欲を削ぎ落し、
最後は三苫タイムでサポーターを安心させた予想以上の出来の試合でした。