「ラトビアには、1人に1つの歌がある」 | Boys be ambitious2

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少年よ大志を抱け

去年の12月、リガ大聖堂少年合唱団が来日していた時期にちょうどBSでラトビア関連の番組が放送されていました。

「ラトビア100年物語~歌と踊りでつないだ誇り」

5年に1度開催されているラトビア歌と踊りの祭典についてのドキュメンタリーで、歌と躍りによって独立し音楽とともに生きているラトビア人たちの魂を感じる、素晴らしい番組でした。

この番組を見てからリガのコンサートを聴いていたら、さらに感慨深いものになっていたでしょうね。

 

 

先日ツイッターにも載せましたがリガ大聖堂少年合唱団の2010年・ケネディセンターでのコンサート動画がとても豪華なので、こちらでも紹介させていただきます!(55分あるのでお時間のあるときにぜひご覧ください^^)

 

 

選曲やハーモニー、3重唱、そしてソロ。どれを取っても非の打ち所がなく、最高に自分の好み。全体から醸し出すこの天国のような幸せオーラは何なのでしょうね。

 

 

 

このコンサート動画では低音部は歌っていないものの、ソプラノ&アルトの響きは去年の来日コンサートを思い出します。3ヶ月しか経っていないのに、なんだかとても懐かしい…。シューベルトやバッハ/グノーのAve Maria、ニシュカ・バニャのほかには、ラトビア民謡が多いようですね。ラトビア語の響きも耳に心地よく、テンポの速さだったり発声にクセが少ないのもリガドムの特徴。

 

ソロ、みんな上手すぎる…(T-T)よくボーイソプラノは声変わり直前が最も美しいと言われ、多くの少年合唱団ではメインソリストを12歳前後の子が務めているのに対し、リガはこの動画でも去年の来日公演でも10歳くらいの子がソロをたくさん歌っています。

声質は幼いためとても柔らかく優しい音色。ただ技量の高さに衝撃を受けます。

普通はなかなか声量が出にくい10歳前後の子たちにも力量があるからこそ、リガはより心に響くハーモニーを作り出せているのでしょう。

 

 

こちらの動画のソリストも素晴らしい歌声♪

 

 

 

 

前述したドキュメンタリーで「ラトビアには1人に1つの歌がある」と紹介されていました。

この言葉にはいろいろな解釈があると思います。ただ、言葉通りの意味としてとらえることもできる。リガ大聖堂少年合唱団はみんなソロを歌えるほどの技量があり、コンサートでソロの出番が多いのはこの言葉も1つの所以となっているのかもしれませんね。

 

 

国民のほとんどが合唱団に所属していると言われるほどの合唱大国ラトビア。自分にとってまさに理想郷のように思えてなりません。近い将来、行ってみたいものです!