だいぶ暖かくなり過ごしやすい季節ですが花粉が大変…。またインフルも出てきているようなので、皆さんご注意ください!
この時期と言えば、彼らの歌声を聴くのが毎年恒例となっています♪
TOKYO FM少年合唱団
第35回定期演奏会
3ヶ月ぶりの東京。高速バスで日帰りだったのでコンサート以外にはマックしか行ってないですね(^^;
第一生命ホール。いつも東京駅から電車で勝どき駅まで行っていましたが、丸の内からの路線バスの方が安い&速い&バス停からホールまで近いため、すごく便利♪
【プログラム】
第1部"ぼくらのレパートリー"
・おお牧場はみどり
・しあわせになあれ
・心の翼 君が広げたら
・Ave Maria (バッハ/グノー)
・セレナーデ(シューベルト)
・菩提樹
・遠い日の歌 ~パッヘルベルのカノンによる~
・BELIEVE
卒団ミュージックセレモニー
・ありがとう
第2部"おぺら・オペラ・OPERA" Part.6
オテロ、カルメン、アマールと夜の訪問者、トスカ、トゥーランドットの劇中歌
・ありがとう
・気球に乗ってどこまでも
・今日の日はさようなら
コンサート前半は彼らが得意とするレパートリー。卒業シーズンによく歌われる曲だけでなく「Ave Maria」や「菩提樹」など、去年のクリスマスコンサートからの曲も歌ってくれました。
彼らの歌声からはいつも、古き良き時代の日本の風のようなものを感じます。みんなの歌声がしっかりと前を向き、未来を見据えている。決して懐古主義なわけではなく、未来の希望も感じさせる歌声なんですね。
TOKYO FM少年合唱団の歌声は力強さも大きな魅力だと思います。ただ「Ave Maria」や「セレナーデ」は滑らかなメロディの曲。出だしの発声は素晴らしいものの、だんだんと力んだ歌い方になっている気がするので、もう少し優しい歌い方の方が曲に合うかもしれませんね。
第1部で特に良いなと思ったのは「心の翼 君が広げたら」と「遠い日の歌」という曲。この時期、感傷的になっている自分の心に彼らの歌声がそっと語りかけます。
第1部の最後は卒団ミュージックセレモニーでこの3月に卒団する6年生3人へ「ありがとう」という曲を歌いました。この曲は合唱団の指揮をされている佐藤宏先生が作詞・作曲されたんですね。とても心のこもった歌声で、リコーダーも優しく響いていました。
コンサート後半はオペラの曲たち。TOKYO FM少年合唱団と言えば、オペラにも多数出演しています。オペラのチケットは高価でなかなか観に行けないので、こうしてまとめて聴けるのは少年合唱ファンとしてはとてもありがたい♪
衣装も巧みに使い分け、それぞれのオペラの雰囲気を堪能することができました。カルメンやトスカの曲で元気溌剌な歌声を聴かせてくれたかと思えばアマールではとても繊細なソロを披露したり、トゥーランドットの曲ではOBの方々と一緒に大合唱。迫力に圧倒されました。
作品によってさまざまな顔を見せてくれる彼らはやっぱりすごい!
コンサートの最後は毎年恒例の2曲「気球に乗ってどこまでも」と「今日の日はさようなら」を歌ってお別れです。
今回も大変聴き応えのある素晴らしい演奏会でした。合唱団の中に委員長と副委員長という役割があるそうで、上下関係がしっかりしているからこそこれだけまとまりのあるハーモニーを作り出せているように感じます。また、安定したアルトヴォイスを出せる子が何人もいるというのも強みですね。少し前まで予科生で歌っていた子がいつの間にか本科生ですごく上手になっていたので驚きました。
こうした成長が見られるのも、少年合唱団のコンサートの大きな魅力だと思います。
7月に東京文化会館で上演されるオペラ「トゥーランドット」の出演が決まっていますね。今年も彼らは大忙し!
これからのご活躍にも大いに期待しています(^^)