京都市少年合唱団・第59回修了演奏会☆ | Boys be ambitious2

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少年よ大志を抱け

 

先日の日曜日、今年に入って初めてのコンサートを聴いてきました!

京都市少年合唱団・第59回修了演奏会。この合唱団の単独コンサートを聴くのは2回目です。

 


会場は日本屈指の音響を誇る京都コンサートホール。内装も独特です。

 

 


 

京都市少年合唱団は昭和33年に公立初の合唱団として創設。少年合唱団という名前ですが、女の子の方が多く在籍しています。ただ2~3割が男子という割合は全国の少年少女合唱団・児童合唱団と比べるとかなり高いかなと!

 

200名以上いる団員は「みやこ光」「都紅葉」「京桜」などのグループに別れて練習しているそうです。

 

去年の12月はちょうどこの場所でパリ木の十字架少年合唱団と共演しましたね。自分は聴きに行けませんでしたがさすがに200名での共演は難しいので選抜メンバーだったようです。

 

 

【プログラム】

 

グループの1つ、「みやこ光」は男子のみ!さらに今回はテナー・バスのステージを分け、みやこ光はボーイソプラノ&アルトのみで歌ってくれました。

それなのに人数は30人以上!これだけでも立派な「みやこ光少年合唱団」なんですね。

ステージの奥から元気な歌声が聴こえるな~と思ったら、団員たちが笑顔で手を振りながら登場。トレブルファンの心を一気にわしづかみです(笑)歌声は実に清らかで溌剌とし、少年ならではの声が活かされていました。

 

今は海外の少年合唱団でもテナー・バスと一緒に歌うことが多く、日本の合唱団で純粋なボーイソプラノ&アルトのみの合唱団というと東京の少年合唱団くらいなのではないでしょうか。

京都で聴けるとは‼嬉しい限りです♪

 

 

「都紅葉」「京桜」は女の子のみのグループ。まろやかでまとまりのある歌声。安室奈美恵の「Hero」は合唱バージョンで聴いたのが初めてで、歌声だけでなく振り付けもとてもかっこよかったです。

 

修了生とテナー・バスのステージは特にレベルが高く、「流浪の民」の複雑なパートも見事に歌いこなしていました。中学生でこれほど安定した低音を歌えるのもすごい!

 

 

最初と最後の全員合唱ではステージいっぱいに200名以上の団員が勢揃いして歌います。

最初の「モルダウ」と「美しく青きドナウ」では声のボリュームを抑えて2つの川のなだらかな流れを表現しているようなハーモニーでしたがラストの「永久二」の組曲はとても壮大で力強い大合唱!圧倒されました。

 

最後の最後には修了生の皆さんがベートーヴェンの第九をモチーフにした「Joyful Joyful」を軽快なダンスとともに歌い、会場中が楽しい雰囲気と修了生に贈る祝福の拍手に包まれました。

 

また、コンサート前や休憩時間にも団員やOBの皆さんがロビーで素敵なハーモニーを披露してくれ、充実したひとときを過ごすことができました。

数年前に聴いた京都市少年合唱団の修了演奏会よりもエンターテイメント性が増していますね♪キャッチーな曲や振り付けが多くなっていて団員たちも心から楽しんで歌っているのが伝わってきました。

団員不足(特に男子)に悩む合唱団が多い中でこれだけの規模を維持できるのは教育委員会の助けだけでなく、こうした魅力あふれるステージだからこそ、一緒に歌いたい少年少女が集まるのではないかと思います。

 

京都市少年合唱団のこれからのご活躍にも大いに期待しています(^^)