もう一ヶ月が経つのですね…。なんだかとても懐かしく、愛おしい思い出。
すごく今さらながらリガ大聖堂少年合唱団の奈良&兵庫公演の感想を簡単に書いておきます!
奈良の秋篠音楽堂はショッピングモールの中にある小さなホールで、300席ほどしかありません。神奈川のかなっくホールもそのくらいでしたね。
小さいホールはもちろんステージと席も近く、歌声は集束されて伝わってきます。小ささならではの迫力を味わうことができました。
翌日はうって変わって2000席以上もある兵庫県立芸術文化センターの大ホール!
小ホールとはまた違った、ハーモニーの奥行き・広がりを感じることができました。
曲目は同じで、どちらも少年ソロはドゥブラの「Ave Maria」、アンコール曲は「リガの響き」。
学校公演も含めるとおそらく5日連続公演だというのに、彼らの歌声からは疲れを感じられません。
兵庫県立芸術文化センターではコンサート後にサイン会があったのが非常に珍しいですね!
以前ボニプエリもミニサイン会をしていたことはありますが、最近はリベラやパリ木くらいしか日本公演ではサイン会をしていません。合唱団のご意向なのか分かりませんがとっても嬉しい♪
3人のメンバーがお客さん1人1人、丁寧にサインを書いてくれました。
販売されていた3枚のCDは特に「Ave Maria」がソロ盛りだくさんでコンサートの曲も入っていて素晴らしすぎたので、ぜひア○ゾンなどのネットでも販売すべき!
日本ツアーラスト、兵庫の稲美コスモホールはかなり田舎で、駅からバスに乗っていきました。
夜公演だと帰りはバスもなく、遠方からの自分たちはタクシーを呼ぶしかありません。寒いのになかなかタクシーがつかまらなくて凍えそうでしたがファン友さんのおかげでどうにかタクシーに乗れて、夜行バスにも間に合いました。今となっては良い思い出(笑)
この日は稲美少年少女合唱団と共演なので少しプログラムが違いました。ツアー初日の愛知県一宮公演とほぼ同じプログラムになっていますね。
最後までどの曲も素晴らしい歌声…。
低音もいる合唱団だとソプラノ・アルトの少年たちの声が少し負けてしまったりソロが少ない場合も多いのですが、リガの少年たちはすごいですね。音楽が彼らの心を育てているように、みんなイキイキと歌っている。
わずか10歳の少年のソロでも、ホール全体に響きわたる歌声なのです。ここまで発声の仕方が綺麗なら、きっと普段の話し方も美しいのでしょう。
この日と愛知公演だけは、少年ソロ曲はドゥブラの「Ave Maria」ではなく別の曲で、ソリスト君も違いました。すごく感情表現豊かで心に訴えかけるような歌い方。ボーイソプラノでこういうふうに歌う子は初めて出会ったような気がします。まだ彼も10くらいだと思うのに、ソロコンサートを行えるくらいの実力の持ち主。曲名やお名前だけでも聞いておくべきでした。
リガドムの歌声は際立った特徴があるわけではありません。もちろんソロではそれぞれの個性が発揮されますがソプラノ・アルトのハーモニーは実にスタンダードであり、少年合唱のお手本のような響きだと思います。
だからこそ心にすんなりと入り込んでくる、ずっと聴いていたくなるほど心地の良い歌声。
彼らが帰国してすぐの12月19日、ラトビアでのクリスマスコンサートの様子が少しアップされていました!
ラトビアなのに最初の挨拶は日本語(笑)日本でも歌ってくれた3曲です♪
・ラトビア民謡「ウィンド」
・グリーンスリーブス
・Adeste Fideres
固定カメラなので団員たちのお顔はあまり見えませんが、髪型からだいたいの子は分かりますね^^まさしくこれがリガの響き♪
生で聴いたときの感動がよみがえってきます。
去年はたくさんの少年合唱団が来日してくれましたが、最後の最後にとんでもない合唱団と出会ってしまいました。彼らの歌声は僕の心をつかんで離しません。
毎年は無理だと思うので、せめて2~3年おきにはぜひ来日してほしい!彼らの極上の響きをぜひもっと多くの人々に生で味わってほしいと願うばかりです。