アメブロはサブブログで、FC2がメインブログです(ブログ名は同じ)。インド・チェンナイ関連記事は80%ほどはアメブロにもコピペ投稿していますが(FC2の方がカテゴリ分類が細かく検索しやすい)、乳がん&乳房再建関連の過去記事は主な投稿しかこちらにコピペ投稿していません。(詳しくはこちらを)。コメントはFC2からお願いします。宜しくお願いします。
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東京・恵比寿のあるお店で、店内に置いてあった下記雑誌が目に入った。何となく手に取った。実は「東京カレンダー」という雑誌を知ったのはこの時だった。
下記写真のページで手が止まった。その理由はページ右下のキャッチコピー。
未来の駐妻を探しに
今宵もお食事会
総合商社ブランドは
恵比寿で神通力あり!
「突っ込みどころ満載!」と思ってしまった。
「今どきこんなキャッチコピーを使うんだ.....」「ひょっとして私の感覚がおかしい?最近の若者の動向を把握していない?」といろいろ考えるも、違和感を拭いきれなかった。
私の違和感はさておき、香港・マレーシア・中国/広州・インド/チェンナイでの自身の駐妻経験を基に、「駐妻ってこんな感じだったんだけど.....」といったことを、思いつくままに書いてみたい。
駐妻は「海外駐在員の夫に帯同する妻」なので、まずは、日本企業から派遣された日本人男性の海外(上記東南アジア4ヵ国)での労働環境?を「私の視点で」書いてみたいと思う。
海外で働く夫は?
一言でいえば、「殆ど休みがなく、とにかく忙しい!」だ。企業・業種により多少は異なるが。では、なぜ忙しいか。
●日本本社との調整
日本本社は現地事情を分からず?考慮せず?日本標準で海外現地法人(現法)に要求する。「日本だったら数時間で出来ることも、海外ではそうはいかない」といった事情を理解できない・考慮しない。この歪みを埋め調整するのが日本人駐在員だ。「異文化の現地人のマネージメントも大変だだが、日本本社との調整も大変で.....」という話はよく耳にする。慣れない土地で、異文化現地人のマネージメントと日本本社との板挟み。上手くストレスを発散しないと、精神的に病んでしまったり、自ら命を絶ってしまったり.....。こういうケースは珍しくない。
●出張が多い
駐在国内をはじめ、周辺諸国や日本への出張。もちろん、個人差・企業差はある。
●日本カレンダーと現地カレンダー
日本が祝日の時は現地は平日で動いている。現地が祝日の時は日本は平日で動いている。現地カレンダー通りに休めないことが結構ある。スマホやメールの時代なので余計だ。
●休日や仕事帰りの付き合い・アテンドが多い
日本から出張者が来れば出張者と晩御飯。東南アジア諸国では、晩御飯の後は「ズラッと並んだお姉さんを指名するようなカラオケ屋」に行くのが定番だ(インド・チェンナイはない)。「現地のカラオケ屋に行きたい!」という出張者もそれなりにいる。
因みに、「現地人向け」「日本人向け」「韓国人向け」「西洋人向け」とターゲットを絞ったカラオケ屋が存在している国もある。お姉さんと交渉したらアフターが可能なお店もある(少し前に、アジア大会で日本人バスケットボール選手がやってしまった類)。ついでに、現地人女性との話は現地ではよく耳にする。「勘違いしてしまってハマり.....」「ストレス解消でカラオケ屋に通い詰めて......」「遊びのつもで....文化の違いから相手との別れが....」などなど呆れ果てる話は山ほど耳にした。
社内外の人(特に単身赴任者)から、「今日、飲みに行きませんか?」「今日、カラオケに行きませんか?」といったお誘いもある。そして、土日は接待までとはいかなくても、お付き合いゴルフだ。家族には「接待」と言っている場合も。ストレス発散をしたい気持ちは分かる。が、家族帯同の場合は、家族と過ごす時間とのバランスを考えないと、家族が帰国してしまったり、病んだりしてしまう。
帯同する妻は?
そんな忙しい夫に帯同する妻は、「孤独」「夫との会話がない。夫はご飯を食べたら疲れてすぐ寝てしまう。私は家政婦」「家で子供とずっと一緒。煮詰まってしまう」といったことを誰しもが感じる。個人差はあると思うが、全く感じない人はいないと思う。いるのかな?
学校に通う子供がいる人は、子供の学校関係で日本人ネットワークがすぐに出来るが、その反面、狭い日本人社会でストレスを感じる場面が増える。子供がいなかったり、乳幼児のお子さんの場合は、自分から外に出ていかないと、「一日一歩も家を出ない。一言も話さない」という事態に容易になる(今はネットが発達しているので、回避しやすいが)。帯同家族が多い企業は、奥様会や前任者の奥様からの引継ぎで日本人ネットワークに入りやすいが、そうでない人は自分で積極的に探さなければ、日本人の友達を見つけられない。また、夫は英語でOKだったり、日本語通訳がついて日本語でOKだったりするが、妻は現地の言葉を最低限習得しないと生活に困ることも珍しくない。
今は大分減ったと思うが、企業によっては、現法の社長の奥様の意向に沿った集まりやイベントがある。駐在都市によっては、「出張者の夕食=駐在員の家で妻の手料理」ということもある。夫の仕事関係者を自宅に招いて手料理を振舞う機会は日本より増える。夫の会社のイベントに参加する機会も増える。こういったイベントを、「これぐらい、いいじゃん!」と受け止められる状況の時はいいが、そうでない場合は苦痛になる。個人差も大きい。
兎に角、自分がほっとできる・ストレスを開放できる場を見つけたり、楽しい習い事・趣味を見つけたりして生活基盤を自分で構築しないと海外生活は辛い。その反面、生活基盤を上手く構築できれば、とっても楽しくもなる(と思う)。ただ、生活基盤づくりが、人の入れ替わりが激しいこともあり難しい。一度築いても築き直す必要がある。安定している基盤は、言うまでもなく夫。夫が担う役割は大きい!お互いに。
ある国で、日本人ママ数人が子供を連れてレストランで晩御飯を食べていた。それを見た日本からの出張者(男性)が「優雅でいいな....」みたいな皮肉を言った。説明し反論できる状況でなかったので何も言わなかったが、「海外駐在員の生活を何も知らないでよく言うわ!夫は外食が多いのよ!たまには息抜きしないとやってられないのよ!」心の中で激怒したことを今でも覚えている。
書き忘れていることもあるかとは思うが、ざっと思い当たるのはこんな感じだ。もちろん、4ヵ国の中でも状況は異なる。特にインド・チェンナイは。そして時代によっても変わる。
繰り返しになるが、あくまでも私の体験に基づく私見です!
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