戦力外を受けた選手で野手、特に長打が売りの場合、「セ(リーグ)→パ(リーグ)」 に行けばDHでの起用
も考えられて、活動の場が広がる。
「パ→セ」 に行けば狭い球場でHRが出やすいといったメリットがあるが、どちらの方が効用は高いのか。
セでもナゴヤドーム・甲子園球場はHRが出にくい。
パもDHがあるといっても、戦力外になった選手と新外国人では後者のほうを期待するだろう。それに、セ
でも同様のことが起こるだろうし、若手選手も交えて競わせてチーム力の底上げを図るのだろうか。
「人気のセ、実力のパ」と言われていたが、実力のある選手がセに行って、実力の落ちた選手がパに行く
傾向があった。
セの一部の球団が、お金でしっかり評価するから移籍するのだろうか。近年は、アメリカへ行く選手も増え
てきている。
DeNAから戦力外通告を受けたラミレス選手は守備に難があるものの、DHのあるパに行けば需要はある
と思う。今のところ、獲得を表明する球団がないみたいだ。年俸にこだわらなければ、獲得する球団はあ
るだろう。
個人のバッティングだけでなく、同僚のバッティングにもアドバイスをするみたいだし、選手の育成にもな
る。ブランコ選手もラミレスと同チームになって、キャリアハイの打撃成績を残す要因になった。
また、一定の年数、プロ野球活動をしているため、日本人枠となって、外国人枠から外れている。
外国人の日本人枠といえば、オリックスのファルナンデス選手(ロッテ→西武→楽天→オリックス→西武
→楽天→オリックス)もいるが、これだけ、移籍する選手も珍しい。しかも、パリーグのみの移籍で、2回も
同一球団でプレーしている。パ・リーグぐるみで人気のある外国人選手ではないか。
ラミレス同様、守備に難があるが、打撃は期待できるといったところか。
結論は、どの球団に行こうが、ハングリー精神を持って野球に取り組めばいいと思う。球団・球場が変わ
っても、プロ野球選手である以上、することは変わらないのだから。
万一、巨人の小笠原選手が戦力外を受けて、日本ハムが獲得したら、そのときの背番号は「9」かな。