ワタシは朝夜ランニングしている。
練習ではないランニング。
もう時計もしてないし、ナイキアプリも作動させてないけど、月間500キロー600キロくらい走ってる。
ストレスというストレスもないので、何の為に走ってるのだろう。
そういや昔は、レースがひっきりなしにあって、なんだかアスリート気分で毎日過ごして、そして必死に走っていた。
アスリート風味の毎日、それは速く走れる、もしくは長距離を走る為に、毎日頑張る。
それが生き甲斐でそれしかなかった。
それがワタシを形作る物と信じて疑わなかったけど、ある大きな転機で、その信じて疑わなかったものが、幻想だと知った。
その紙切れに書かれた数字は、ワタシには何の意味もなさなくなり、また走る時にまとわりつく数字その物にも興味がなくなった。
数字に興味がなくなると、今走ってるスピード、走る距離がもちろんわからない。
わからないと自分の内面を見つめて走る事になる。
スッキリしてる時は、ゆっくりその時を楽しむように。
モヤモヤしてる時は、一生懸命走って雑念を追いやる。
そんな走り方だ。
それはランナーの世界ではマイノリティだろう。
勿論数字が絡む大会なんて、頭からすっぽり抜け落ちた。
しかしラン友はみんな色々な大会に出場して、充実した日を送っている。
人間の潜在能力を図る大会。
限界を超えて自分を信じる大会。
取り残されたような気分になる。
しかしもう別の道を走ってる感覚もあるので、孤独のランナウェイをひた走る。
別に構いやしない。
自分の信じる道を進む。
幸せの道を探して進む。
まずは自分が幸せになる。
そしてその後に大会だなぁと思う。