先日、元サラリーマンやってた頃の仲間と集まって飲んで語り合った。
ボクが最後にサラリーマンだったのは、某テレビ局系列の制作会社で、一時はバブリーな
くらい業界ではぶいぶい言わせて、それなりに目立った会社だった。
150人程度の社員数の会社ではあったけど、企画ができることが「売り」の会社だったので
企画セクションが充実していて、優秀なプランナーが大勢いたのである。
新卒で入社する場合はむちゃくちゃ高い倍率の難関を突破してくるだけあって、才能とガッツの
両方を兼ね備えた優秀な人材が大勢いた。
中途採用する場合は、スキルの評価はもちろんだけど、見栄えも重視されていたため、美人や
イケメンが社内にたくさんいた、というのも実にバブリーな会社の特徴である。
で、そこでボクは新規事業部の部長をしていたのだが、同期のとても仲の良い企画局の局長である
才女(彼女も美人)とで、昔の部下を集めて時々飲み会をやるのである。
バブリーな会社であったため、バブルがはじけると、優秀な人材はほとんどみんな社外に散って
いった。
もったいない話である。
会社にとっては大切な資産を手放してしまったことになる。
ボクらの元部下は、みな思い思いに新しい職場についたり、独立をしてやっているのだが
こうして時々集まると、もう部下なんて言えないくらいに立派になっていて頼もしい。
もう同等の立派なプランナーであったり経営者であったり。
部下や上司が集まるという意識は、もう、無い。
同窓会のような感じか。
さて、この日集まったのは、6名だったのだが、その中で2人はかなり変わった進路に進んだ。
今回の集まりは、この希少な2名の現在を祝って、それをネタに盛り上がろうという魂胆だったのである。
一人は坊さんになっていて、
由緒正しい宗派の中で、企画を行っている。
禅という教えを広めた道元が開祖した、曹洞宗という宗派である。
地味で固い宗派なのだが、なんとか新しい動きを取り入れたいと、彼が中心になって企画をし
禅 ZEN の心を体験してもらう、イベントを企画した。
禅僧茶房
http://zenshojin.web.fc2.com/index.html
もう一人は、慶應義塾大学大学院で学級の徒となり、なんと日本の政治社会を変革することを
目指して、新しいシステムを考案し、それを実際に実験してしまった男だ。
このシステムを論文にして提出したばかりなのだが、これがまた面白いし、なかなか良く出来ている。
ポリネコ
http://www.polineco.jp/
ポリネコは話が深いので、別日記でさらに紹介したいと思う。
で、この二人のテーマである
宗教
と
政治
について、えんえんと全員で語り尽くした。
もちろん笑いも交えながらのことであるが、かなり大まじめなテーマを社会の前線で突っ走っている男や女が長時間語れるというのは凄いことだと思う。
約6時間。えんえんとノンストップでこのテーマについて語り合うんだから。学生でもないのに。
いやぁ、とても貴重で、いろいろ発見もあった濃い時間でした。