ハーセプチン以後の薬も、いずれは再発予防として
使えるようになるだろうということでしたが、
いったん治療が終わった人が、
予防薬として承認された後に使用するメリットの目安は
3年だそうです。
一般的にHer2タイプの乳がんは、
3年が再発のわかれ目とされているからだそうで
じゃあ自費でもいいから受けたい場合は?
と、質問したら
「それは可能だけど、その場合受けている治療全部が
自費扱いになります」という事でした。
そ、それは無理~。
現在は抗がん剤との併用が基本ですが、
医師や研究者もいずれは分子標的薬だけで
治療が出来るようになればいいと思っているんだな
ということがわかりました。
もちろん現段階では抗がん剤の効果はハッキリしているので
それを否定する発言はありませんでした。
次に昭和大学病院の薬剤師の奥山裕美さんから
「治療との向きあい方」というお話。
要約すると、乳がんは比較的薬が効きやすく
また薬の種類も多いので、悲観せずに前向きに生活すること、
サプリメントは、どんなものでも服用前に医師に相談すること、
食事療法などはあまり極端にせずにバランスを重視すること、
でした。
次に若年性乳がんの体験者として
テレビ局に勤務する鈴木美穂さんが
自身が告知された時、検査後の医師との会話などを
ビデオで紹介されました。
5年前のことだそうですが、今でも泣けてしまうようで、
会場でもあちこちですすり泣きが......
これは、必要だったかなあ? 微妙?
みんな自分のこと、思い出しちゃうもんね。
最後に事前によせられた質問に対する答えという形で
トークセッションでしたが、時間が足りなくて
会場からのQ&Aが出来なかったのが残念でした。