AppleがiOSデバイスのGPU内製化に伴い、PowerVRのライセンス契約を終了へ
ITmediaニュースより
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1704/04/news056.html
Appleは今までiOSデバイスのGPUに採用してきたImagination Technologies社の「PowerVR」使用のライセンス契約を終了して、Appleが内製してGPUを作る
事がImagination Technologiesの発表で明らかになりました。
Appleは2007年の初代iPhoneからPowerVRをGPUとして採用しており、
2008年にはImagination Technologiesへ出資をして関係強化とPowerVRの
性能向上を促してきました。
ただ、PowerVRはiOSデバイスだけでなく、SamsungのGalaxyシリーズ、
ソニーのPlayStation Vitaなどにも供給をしており、Appleの要求に100%応える
対応は出来なかったのかもしれません。
完璧を追究するAppleとしては、GPUも内製する事で更に完璧を目指す
という判断に至った。もしくはImagination Technologiesよりも良い条件で
GPUのライセンスをするメーカーが現れたのかもしれません。
※といっても、NVIDIAかQualcommぐらいしかないですが・・・
Appleは15カ月~2年中に発売するiOSデバイスから内製したGPUを
順次採用する予定のようです。
Imagination TechnologiesはAppleの再契約の可能性を探っているようですが、
Appleが新たなGPUを作る計画を覆す事はないと思います。
初代iPhoneから続いたPowerVRの採用が終わるのは10年が経ち、
時代の流れが変化した結果なのかもしれませんが、少し寂しいところですが、
ユーザーとしては今までと同じように使えて高性能であれば問題ない訳で、
Appleから素晴らしい製品が生まれる事を期待したいです。
Apple製品の素晴らしさの一つにアーキテクチャを変えてもユーザー体験が変わらない事
3月28日にiOS 10.3がリリースされました。
iOS 10.3ではAirPodを探す機能やCarPlayの機能改善、Siriの機能追加、カレンダーのスパム報告
といった機能向上が図られましたが、iOSのアーキテクチャとして大きく変わったのは、
ファイルシステムの変更です。
iOS 10.2まではmacOSと同じHFS+というファイルシステムを使っていました。
iOS 10.3からはApple File System(APFS)が新たに採用されました。
HFS+は1998年から使っているファイルシステムでMacで採用が開始され、
元々、macOSをベースに作られたiOSも同じようにHFS+を採用していましたが、
開始当時からのハードウェア構成を見ると全く異なっており、今のハードウェアから見ると、
相当古くて無駄が多いファイルシステムでした。
しかし、ファイルシステムはOSの中でも根幹な部分で気安くファイルシステムを変更すると、
互換性が確保できずにアプリケーションが動かなくなったり、ハードウェアも動作しない
といったリスクが大きい部分です。
過去にMicrosoftはファイルシステムの変更を行おうと努力を続けていましたが失敗し、
今もWindows 10でWindows NTで使っていたファイルシステム「NTFS」とWindows 95で使っていた
ファイルシステム「FAT32」を並行して使っているのはリスクを回避するための理由からです。
そんな難しいファイルシステムの変更をメジャーバージョンアップではなく、
マイナーバージョンアップのアップデートで大きな自信が無ければできないと思います。
我が家で持っているiPhoneとiPod touchの2台をiOS 10.3へアップデートしましたが、
操作感は一切変わらずに全く問題なく使えていますし、ファイルシステムの変更でトラブルになった
ユーザー報告も私の周りレベルでは無いと言って良いでしょう。
Appleは過去にmacOSのカーネル変更やCPUの変更といったアーキテクチャの変更をやってきましたが、
全く違和感なく移行ができたのはAppleの素晴らしい事の一つだと思います。
今度のmacOSのアップデートでファイルシステムを「APFS」へ変更すると思いますが、
iOSでの成功を見ると、すんなりと出来てしまいそうですね。
Macへの採用がとても楽しみです。
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笛吹けども踊らず、Androidのセキュリティパッチをリリースしても約半数は適用されていない
ITmediaエンタープライズより
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1703/24/news059.html
Googleが発表した2016年のAndroidセキュリティに関する年次報告書で、
2016年末の時点で使われていたAndroid端末のうち、同年中にAndroidのセキュリティアップデートを
受け取っていなかった端末は約半数を上回る事を明らかにしました。
この結果はGoogleがセキュリティ向上のために公開したパッチを、
各メーカーが発売した端末に適用せずに放置している事が起因しています。
これはメーカーがAndroid OSのバージョンアップを提供していない事と理由は一緒でしょう。
Android端末を薄利多売しているメーカーにとって、OSのバージョンアップのコストは負担が大きく、
サポートも大変なので見送るという判断は許容できたとしても、セキュリティアップデートを
コスト負担が厳しいという理由でサポートしないのであれば改めるべきだと思います。
ユーザーが端末を安心して使うためにセキュリティを確保する事は重要な事です。
これが放置されてしまったら、大事な情報が漏洩する危険性があり、使う気になれません。
ぜひともセキュリティアップデートはどのメーカーも提供するようにして欲しいですね。
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