ところで、「恋愛体質か結婚体質か」と同時に「子育て体質かどうか」も気になるのは、お役所に限らない。結婚して子供をもうけたいと思っている独身男女みなの関心事項だろう。
「子育て体質」かどうか、つまり子育てに向く性格かどうかの判断基準を、行動例で見てみよう。
「子育て体質度」の高い人は、「良きパパ」「良きママ」とたたえられるタイプだ。
子供はすぐ欲しい。たくさん欲しい。
子供が大好きで子煩悩。
他人の子供でも、子供はかわいくて仕方ない。
子供の世話をするのは喜び。
子供と遊ぶのが好き。
子供が出来たら、自分だけでは行動しない。自分と子供だけにしろ、夫婦と子供にしろ、どちらにせよ子供は必ず一緒で楽しみたい。
配偶者より子供が大事なのが当たり前。
配偶者には、自分も子供も大事にして欲しい。
子供を置いて夫婦で遊びに行くことなど考えられない。どこかへ行く時は、たとえ自分や配偶者が楽しくなくても、子供にとって楽しい場所、子供にとってためになる場所に行く。
一方、「子育て体質度」の低い人は、そもそも子供は苦手で、本心を言えばあまり欲しくないタイプだろう。
子供とは、面倒を見なければならない、面倒な存在。
子供が出来ても、自分だけで、あるいは夫婦だけで楽しみたい。
子供より配偶者を大事に思う。
配偶者にも、子供より自分を大事にして欲しい。
子供と遊ぶより、子供と関係なく、自分たちは自分たちで遊びたい。
子連れでどこかへ行く時は、子供だけが楽しい・子供にとってためになる場所よりも、自分たちも楽しめるところへ子供を引っ張って行きたい。
こうした行動でチェックすれば、自分や恋人・配偶者の「子育て体質度」が分かる。「子育て体質度」の低い人=「自分勝手度」または「自立度」が高い人、とも言えそうだが。
(元沢賀南子執筆)
(この項続く)