午後の紅茶を一年で365本消費する自由人 -19ページ目

分かれ道(1)

今日もまた旦那が家を出た後…彼からの電話が来た。

『今度…合コンみたいのしない?』

思いがけない誘い。お互いの友達呼んで遊ぼうって話になった。

まだまだ…夏。
真っ盛り。

私は少し悩んだ。
誰を誘うか。
友達を連れてくるのだったら彼の事を話さなければならない。
少しでも…張れたら不味い。

でも…彼達の方は決まって来たらしい。

最終的に私はあのカラオケに行った友達に決めた。

彼女は…幼稚園から一緒で…何時も遊んでいた。

きっと大丈夫だと信じて。

彼女に電話した。

『もしもし。今大丈夫?』

『久しぶり。どうしたの?』

『実はね…。』

またまた仕事が…休みで、暇していた。

『そう言えば?彼氏出来た?』

世間話から…一転本題へと、話を持ちかけた。

彼の事を話した。
サイトで知り合った事。
会った事。

もちろん彼女は驚いた。
でも…なんか羨ましそうだった。

彼女は一途なタイプだったが…私みたいな出会いもロマンチックに感じてくれた。

嬉しかった。

『で…暇なら皆で会わない?』

『…付き合うって言うのはまだ解らないが…皆で遊ぶならいいよ』
彼女も…以外にあっさりと返事をくれた。

『じゃ…。月日と時間解ったらメールするね。あっ…。遊ぶなら夜だからね。』

『了解。』

彼女と電話を切り。
直ぐに…彼にメールをした。

蜃気楼(6)

夜中ふと目がさめた。
そっと布団を抜け出しタバコを一本手にとりベランダに出た私。
昔からタバコは吸っていて…妊婦中はツワリで辞めたが母乳を停めてからまた吸いだした。
タバコに火を付け…
空を見上げた。

満天の星が広がっていた。

『綺麗』

久々に時間を忘れる時だった。

ここ一年色々あった。結婚して…出産。
パパに嘘をついて…男と寝て。
気づついて…。
入院して看病した。
また…恋をした。

娘と旦那にこれから…数えられないくらいの嘘をつくと思った。

彼と付き合えるとも解らないのに…

彼の何に心が動くのか。駄目って解ってるのに…彼の声が聴きたくて。
夜中かかって来る事のない…携帯をポケットに忍ばせていた。

今の私。
誰が見たって…間違ってるよね。

娘が可愛そうだよね。旦那が知ったら大変だよね。

解ってる。
自分でも…戻れないの
もう戻れないよ。
娘は…ちゃんと幸せに育てるからね。
沢山の愛情をそそいで
タバコの火がヒィルターに近づく。

口から出る煙が輝く星達を…ぼやかせた。

ゆっくりと綺麗な星が見えてきた。

明るくなるのも…後何時間もない。

この綺麗な星は夜しか見えない。昼間は誰の目にも映らない。

私もこの星の様に生きよう。

昼間は誰にも…見つからない様に彼と連絡をとり。

会える日が来たら…星の様に輝いて…彼に会いに行こうと。


蜃気楼(5)

私は全然知らなかったが。

私と会う二時間前。
彼は…仕事が終わり私服に着替えて。

待ち合わせの場所で二時間。
私が来るのをずっと待ってた見たいよ。




また普段の生活が、待っていた。

電話をしながら家事をこなし。

娘と遊んだり。
娘は何時の間にか掴まり立ちをし…

一人で立って。
一歩一歩足を前にだし歩ける様になっていた。
来月で一歳になる。

その頃には上手に歩いてるかな?

私が知らない間に、一人で大きくなっちゃって。

まだまだ…歩いても直ぐ座ってしまうが…泣きながら私に抱っこを迫る娘が…愛しい。
私の宝物だ。

最近。
旦那と二人目をどうする?
って話が出てきた。

旦那も私も次は男の子が欲しいと考えていた。
まだ確実に作るって言う事は無かったが…出来ればって事で…

娘が一歳になったら…アパートを出て家を建てて住む話も出ていた。
以前から旦那の親からそんな話が出ていて…家を建てるのは決定事項だった。

旦那は家が建ったら庭に木を植えたり。
家の見取り図なんかを紙に書いて…喜んでいた。

洗濯物をたたみながら私は…
鼻で笑った。

男は…結婚してもロマンをおいもとめる。
本当だと思った。