私が英語の発音にはじめて興味を持ったのは、高校生のときだったと思います。
私は中学のときから、ギターを弾き始め、いわゆる日本のフォークソングの弾き語りをしていました。高校になり洋楽に興味を持ち始めました。ビートルズのLet It Beという曲を聴いてこれを自分で歌いたいと思いました。
そこで歌詞カードを入手し、歌おうとするのですが、一向に歌詞が曲に収まらない。中学の志村先生や高校の長友先生(「わたしの英語遍歴」)に習った発音で「レット、イット、ビー」と歌おうとするのですが、どうも歌にならない。私の耳にはそのころ「エルピー(LP)♪〜、エルピー(LP)♪〜」と聴こえていたのです。まるでタモリ さんの『空耳アワー』です。それで、歌詞カードは捨て、耳コピでとにかくメロディーとリズムに合うように歌っていました。
それはまだ私が本格的に英語を学び始める10年ほど前の話です。そのころから、なんとなく学校で学ぶ英語は実際には通じないんだろうなと感じ始めていました。
参考「英語ができる人=英語が喋れる人」、「「話す」こと重視の学習のメリット」、「現代の語学学習は「読む」から「話す」へ」