マツダ、新技術対応部品の海外生産と外販を検討
『マツダの山(やまの)内(うち)孝会長兼社長は5日、産経新聞とのインタビューで、次世代環境技術「スカイアクティブ」に対応した変速機やエンジンなどの主要部品の海外生産と、他の自動車メーカーへの販売を検討していることを明らかにした。設備や研究投資の回収を早め、収益改善につなげる。
現在、スカイアクティブ関連技術や部品の生産は国内工場のみで、すべてマツダ車に使っている。山内社長は変速機について、中国政府から河北省唐山市の「曹妃甸(そうひでん)エコシティー」での製造を要請され、「複数の自動車メーカーから採用申し入れがある」ことを認めた。エンジンについても、海外メーカーからの引き合いが多くあるとした。
円高で国内からの海外供給がコスト面で厳しくなっており、「中国、タイやメキシコなども含め、スカイアクティブ関連部品の海外生産を検討する」という。』
結局のところ日本の基盤である『ものづくり』をを衰退させ製造業を衰退させているのは大手企業であると私は思う。何故に価格競争に自ら身を投じなければならないのか?何故、今更中国で生産しなければならないのか?企画、設計はマツダ独自で開発したかもしれないが製品化にするには多くの関連企業がこのスカイアクティブエンジンに関わっているはずである。
そして現在も国内でスカイアクティブエンジンに関わっている部品を作っているのである。
それなのに安易に海外生産などもってのほかだ!
自動車業界はそれでなくても国税を使い助成金の恩恵を受けている。
これは自動車産業に関わっているすべての企業を助成し雇用を助ける意味合いもあると思っている。
そうやって生きながらえているくせに自分だけの手柄と勘違いし生産を海外に移すとはもっての外だ。
確かに技術云々は独自のものかもしれない。しかしそれを製品化するまでに多くの企業が関わっているはずである。マツダ関連といえど全く別法人の企業もあるだろう。
そこで海外に生産拠点を移すと言われればたまったものではない。
義理も人情もあったものじゃあない。現代社会を象徴するようで感じが悪い。
所詮マツダ。
今すぐマツダ車を助成対象から外すべきだ。